OK、どこからこの物語を話そうか・・・・。
OK、どこからこの物語を話そうか・・・・。俺の始まりは飛んだところからだけど、そんなところから話してもつまらない。
どうせ、400年、同じことの繰り返しだったからな。
だけど、少しくらい話しておかないと意味が分からないだろうから、一応軽く触れておこう。
1話 俺の転生 一回目
俺たちは普段何一つ不自由なことなく暮らしているというが、そんなことはない。油断していると何時俺たちは大変な思いをすることになるのかわからない。80年前くらいにそんなことはあったし、世界中でいまだに戦時下にある人間はいる。俺はそんな単純なことも知らずに阿保ズラ下げて生きていたのかもしれない。
ある日、俺は転生したんだ。
死因?どうでもいいだろう。俺だってよくわかってない。突然連れてこられたんだ。
神はこういった。
古来より、魔物があふれてくる魔界という場所がある。そこの魔物をできるだけ多く倒してほしい・・と。
俺に拒否権はなかった。どうあれ、連れていくということだったのだ。
俺には・・・安い言い方をすればチート能力というやつも与えられた。
これはどうやら俺にもともと備わっている才能のようなものを強化した力らしいのだ。
そのうち力は発現するからと言われ、俺は魔界へ送られた。
武器もなしに・・・・。
この時点で、俺は見捨てられていたのかもしれない。だって、あの環境で生き残れたのは俺の能力のおかげで会って、大抵の奴は降りた瞬間死ぬから。
俺の落ちたところは魔界の中でも、魔物たちが噴き出る魔力黙りと呼ばれる谷だった。
そこから絶えず、あふれ出る魔物たち。
最初は戸惑ったさ。
すぐに殺されたからってのもあるけど、すぐに生き返ったからってのが一番の理由だ。
鎧を着た骸骨たちに刺されて一度は死んだはずの俺の肉体は次の瞬間、元通りに再生したんだ。
全く驚いたね。何度も殺されているうちに段々、怖くなくなってきたんだ。
それで、鎧骸骨とかと戦い始めて、1ヵ月後には余裕で倒してたよね。
ゲームみたいで驚いたけど、ステータスってのまであるんだよな。
それを使って、自分の成長を確かめるのは最初は楽しかったさ。
でも、殺されるたびに気が狂っていくんだ。
気持ちがいいんだ。刺されるのが。
ずぶずぶ刺されるたびに抑えきれない快感が湧いてくるようになって、最後は自分からオークのやりに刺されに行っていた。
300年くらいたったころかな。
俺は完全にくるっていて、魔物を殺していたのは殺してもらうためだったし、抵抗したのは直したくないからだった。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あ、失礼、突発的に叫びたくなる当時の気持ちを思い出してな。
だけど、俺の人生は変わった。あの刀を見つけてから