特別編:エリックこれまでの軌跡 ~神が見たその歩み~
『おしえて!エリックさん』
特別編:エリックこれまでの軌跡 ~神が見たその歩み~
第一幕:天空界インタビュー
エリック
「みなさんおはようございます、エリックです!
今回は特別編――『エリックこれまでの軌跡』をお届けします!
天空界での修行から黄泉の国の地獄行き、そして惑星ガイアでの放浪まで……
波乱万丈の放送人生を、いまこそ振り返りましょうにゃ!」
ぽん吉
「ちょ、ちょい待ち! 今、にゃ! て言わんかった?」
エリック
「ん?……気のせいじゃないか」
(観客SE:クスクス笑い)
――映像が切り替わり、エリックが天空界で岩の上に座禅する姿。
その様子を、老師が見守っている。
揚老師
「ほっほっほ、エリックよ。ルシフィス様に失礼を働いた罰じゃ。
視聴率は己の力でなんとかせい」
エリック
「……結果、なんともなりませんでした」
(画面に視聴率グラフ:0.2% → 一瞬だけ0.3%に跳ねて即落下)
智天使
「エリックはダメ」
エリック
「実は当時、ケルビム様の牡牛や獅子のお顔にかじられてました。魂の裁判所では床が抜け、三途の川へ一直線!……天空界の床、ほんと強度足りてない!」
第二幕:魔空界時代(黄泉の国編)
エリック
「気がつけば三途の川で弄られ悟りを開き、魔空界へ。
番組は打ち切り寸前、スポンサーは全員逃亡!」
ゴブリンA
「エリックをおでんの具にしようぜー!」
エリック
「最初に会ったのがコイツでした。
以後、餓鬼、オーガ五朗、泣き鬼ホタル、デカイ鬼ばばあ……
もはやキャスティングが地獄絵図!」
ぽん吉
「地獄バラエティの真骨頂やんけ!」
(観客SE:ドカーン爆笑)
第三幕:惑星ガイア取材記
エリック
「その後、スライディング土下座して無間地獄まで堕ち、
ガブリール様の使い・フランとダースが来るも辛辣な対応をされ、鬼たちが同情してお別れ会を開催。
その後、視聴者様からいただいた☆ポイントを使って、なんとか惑星イオに帰れると思いきや……転移事故で異世界・惑星ガイアへ。
剣や魔法を失い、代わりに――カップラーメンとWi-Fi知識を得ました!」
ぽん吉
「そん時の名言が『Wi-Fiは魔力より偉大』やったな」
エリック
「通信が切れたら、魔力も絶望もゼロだよ……!」
(画面に、Wi-Fi接続が不安定ですの表示/観客爆笑)
第四幕:学びとコラボの時代
エリック
「その後は、スマホ画面から鬼の手が出てきて、スマホへ引きずり込まれ、ガイアから黄泉の国へ物理的に回収され、『注意表記講座』を開いたり、『沈黙の臨界』シリーズとコラボしたり――
沈黙なのにトレンド入りするという奇跡を起こしました!」
ぽん吉
「宇宙で放屁して、ガス惑星エリックシードを作った番組、あれ伝説やったな!」
(映像:無音でドヤ顔するエリックにスポットライト)
第五幕:視聴者コメント紹介コーナー
ナレーション
「ここで、視聴者の皆さまからの温かいコメントを紹介!」
『番組、いつも楽しく拝見してます!』
『エリックさんの解説、わかりやすい!』
『サーティーン編をぜひやってほしい!』
エリック
「おお、嬉しいコメントの数々……サーティーン編、か……」
ぽん吉(小声)
「……ここだけの話、あれ本編並みに長いらしいで。今はまだ紹介できへんって」
エリック
「えっ? てことは、このままだと本編再開はまだ数ヶ月先……って! それ言っちゃダメ!!」
(観客爆笑SE)
第六幕:批判コメントと神の降臨
『エリックの番組、現代も異世界もごちゃまぜで、ルシフィス関係ないだろ!』
(場内ざわざわ、照明が落ちる)
天の声
「――静まりたまえ。語ろう、エリック番組の意義を」
(光が差し込み、雷鳴が響く)
エリック
「こ、この声は……!」
創造神の神・作者様(声のみ)
「エリックの番組は、中立都市建設における報道と創作の架け橋。
惑星イオにおけるマスメディア的対話の象徴として、エリックは地道に地位を築いているのです」
エリック
「……ありがとうございます、作者様! この使命、胸に刻みます!」
(間)
エリック
「じゃあ、私の存在は無下にできないですよね? では、ガブリール様の水着ポスターを――」
(雷ズドーン!!)
エリック
「にゃーっ!? 作者様にゃん、優しくしてにゃん!」
ぽん吉
「エリックの頭に猫耳、そして語尾に、にゃん! エリックの人物設定が改変されとるぅ!」
(観客SE:爆笑&悲鳴)
第七幕:エンディング ~そして伝説は続く~
エリック(にゃん語尾固定)
「それでは、これからも番組をよろしくにゃん♪
次回、サーティーン編はまだ語れないにゃん!」
ぽん吉
「いや次回よりも、作者様~語尾設定戻してくれぇぇぇっ! きしょいわ!」
ナレーション
「こうしてエリックはにゃん語尾版として再デビュー。
ガブリール様の水着ポスターを要求した結果、エリックの歴史全てが書き換えられ――
天界も地獄も人間界も、もう誰も元のエリックを覚えてはいなかったのだった」
ぽん吉
「作者様が一番えげつない……にゃ!?」
プロデューサー鬼
「『エリックこれまでの軌跡』をご覧いただき誠にありがとうございました。
エリックやぽん吉、黄泉の国の仲間たち共々、これからも番組制作を頑張ってまいります。
次回『おしえて!エリックさん』は――ドラマ『黄泉の国から2025秋』がスタートします!」
次回予告
『黄泉の国から2025秋・番宣』
(BGM:荘厳+熱血の融合)
ナレーション
「舞台は、死者と鬼が共に暮らす黄泉の国。
文明が芽吹き、物語が流行し、人々が書くことに魅せられた時代――」
(効果音:カタカタカタ……Enterキー、ピッ)
ナレーション
「その中に、一人の青年がいた。
名は――エリック。文頭の空白に泣き、変換候補に苦しみ、句読点に迷い……
それでも彼は、書き続けた」
プロデューサー鬼
「これぞ地獄の修正道! だが……そこに文の魂が宿る!」
泣き鬼ホタル
「にぃ、頑張って……! 全角も半角も、心で感じるんだよっ!」
ぽん吉
「感じる問題ちゃうねん! まずキーボードの設定画面開けぇ!」
ナレーション
「文頭を制する者は、文章を制す!
全角か半角か――その一文字が運命を分ける!」
プロデューサー鬼
「書くとは、地獄であるッ!!」
(ズガーン!!)
ナレーション
「『黄泉の国から2025秋 見習い小説家エリック』――始まります」
提供
黄泉文芸振興会
半角排除運動連盟
全角守護騎士団
黄泉の国から2025制作委員会
天空界クリエイター共栄会
ガイア流通カップ麺協会
泣き鬼ホタルの涙水販売所
そして、あなたの心のスペースキー
エリック
「次回も……チャンネルはそのままにゃん♪」
ぽん吉
「最後まで治らんのかい、その語尾!!」




