第三弾 天使の階級調べちゃいましょう!
『おしえて!エリックさん』
~天空門の謎、今日も大調査!~
「調査大好きエリックが、本日は天空界にてお送りいたします」
「前回、やってしまいました。……フラグ回収解説で、自分が回収されてしまうなんて……あっでも幽体離脱する時、ちょっと気持ち良いんですよ……」
「さぁ本日は、せっかくまた天空界に来たのですから、“神の御使いたち”、天使様の事にそっと足を踏み入れてみませんか?え?怖くないかって? 大丈夫、彼らは基本フレンドリーなはずです。たぶん。」
「そして天使様と言えばなんと言っても天界!皆さまの憧れ、そう天国ですよ。早速向かって見ましょう……」
天空城中央、天界転移魔法陣に到着
「ここが天界への入口ですね。……脇に立っておられるのは、あれは智天使様です。人間、獅子、牡牛、鷲とお顔が四つあり迫力満点です。獅子と牡牛は怖いので人間のお顔に、取材申し込みしましょう。」
「あの〜私エリックと申します。今回天界で天使様の事を取材したいのですが…………あっダメ……エリックはダメ?……あははそうですか、すみませんでした。」
しつこいと獅子と牡牛にかじられそうそうなので、智天使様から速やかに離れたエリックとカメラマン
「ダメだって……エリックのせい?いやいや、でも私が天界行き無理と突きつけられた気が……」
やむなく天空城の裁判所の玄関の隅で解説する事に……
「それでは気を取り直して天使様の階級行きましょう!」
『天使の階級』
第一階層 ― 父の階層:ガチで神のそばにいる組
『熾天使』
トップの熾天使様。6枚の羽をバッサバッサさせて、ひたすら“聖なるかな”を連呼してる、熱量1000%の天使たち。
いわば“神のファンクラブ会長”。しかも永久任期ですね。ルシフィス様やミカイル様も熾天使様ですね〜うっかり女神様への不満を言ったらどうなるか……想像もきません」
『智天使』
「先ほどおりましたね。顔が四つあったり、大目玉がギョロギョロしたり、初見だとギョッとするかもしれませんが、
実は超インテリ。エデンの門番も担当してました。セキュリティ能力は天界トップクラス。」
『座天使』
名前の通り“椅子”のような役割を果たす天使。神の玉座を支えるとか、どれだけ重いんだ…。
見た目は目玉いっぱいのホイール型の炎とかで、もはやSF。運転免許はたぶん必要ないです。」
第二階層 ― 子の階層:天界の中間管理職たち
『主天使』
「このあたりから、“現場監督”感が出てきます。上からの命令を下に伝える、天界の“お偉いさん”。忙しいけど、コーヒーはブラック派らしい。」
『力天使』
「奇跡を起こしたり、英雄にパワー送ったりする、まるで“天の配電盤”。
RPGで言えばバフ役、地味に見えて超重要。」
『能天使 』
「なんかもう名前からして強そう。
宇宙の秩序を守りつつ、筋肉モリモリで悪とバトルする戦闘班。天使界のアベンジャーズです。」
第三階層 ― 聖霊の階層:人間に最も近い仲間たち
「さて、我々人間にとって一番なじみ深いのがこの階層」
『権天使』
「国や町を守る自治体職員…じゃなかった、守護天使。
人間社会を裏からサポートしてます。残業多め。」
『大天使』
「といえば、あのミカイル様、ガブリール様、ラファイル様の下界のお姿
天界のスター、もしくは特命エージェント。
出動回数多めで、きっとエンジェル界でも超多忙。」
『天使』
「私たち人間に一番身近な存在で、いわゆる“守護天使”はこのポジション。
毎日そばで見守ってくれてます。…って、こっちの独り言とか聞かれてないよね?(ドキドキ)」
「というわけで、天使様にもいろんな仕事と役職があるんです。
まるで会社組織のようですね。……いや、こっちよりちゃんと機能してるかも。それでは次回、またお会いしましょう〜」
「次の方〜どうぞ〜」
「え?私……」
「エリックですね……え〜と、魂の裁定結果は…………」
「えっなに、これ怖い」
「地獄行きとなります〜それではさよなら〜」
エリックが立っていた床に穴が開き、エリックは……地獄へ落ちて行くのだった。
堕ちながらエリックは叫ぶ
「なんで? あ〜〜」
次回「エリック賽の河原で石拾うかも?」でお会いしましょう〜
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