海の龍と土の蛇
巡る十二の年月のうちの
この年この日に一度ずつ
うみのりゅうが
つちのへびに
語りかける儀式があります
四海の底より
一年守護してまいったが
これよりは大地に鎮座まします
智を司りし神々に
我らが任をお預けします
どうか大地の陰日向より
小さくか弱い命と思いを
その御力で守り給いますよう
何卒よろしくお願い申し上げます
それに応えて
つちのへび
母なる大地の樹の上より
四海の底を覗くように這い
うみのりゅうに
語ります
大地の樹の根より
星の命の護る任
四海の底の偉大な友より
しかと預かり賜わりました
われらが友はこれよりしばし
ゆるりと休まれよ
そしてりゅうとへびの遣いは
星がぐるりと一巡するまで
互いの友好を確かめた後
互いの守護する世界へ還り
星を見守り続けるのです