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魔法で世界を救います!  作者: しゃのん
5章 : 魔法使いの運命
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93 : リース VS ナタリア

 目の前に巨大な龍が現れる。ナタリアから変わった姿。


(あの姿は第3覚醒?もしかして…あれが…)


 姿が変わったことでの強くなったことは確かであろう。リースは風魔法を使い加速し、ナタリアへと接近する。

 リースの動きを見たナタリアは迎撃するように腕を振るったが、リースはそれを交わし、リースの拳がナタリアの胴体に当たる。


百花繚乱(ひゃっかりょうらん)


 リースは体の中で魔力を爆発させるようにして、拳から放出する。放出した魔力は相手に当たった瞬間に熱を持ち、爆発し、近くの魔力を巻き込まみながら連鎖して爆発を起こしていく。

 爆発がナタリアを飲み込みながら吹き飛ばして行った。ナタリアが吹き飛びながらも魔力の残滓が更に爆発していき彼方まで吹き飛ばしていく。

 リースの魔法は第2覚醒時では使えない強力な攻撃。敵が大きければ大きい程誘爆していき、塵へと変える。普通であれば致命傷。塵すら残らないほどの爆発。


(様子見なんてしない。先手必勝)


 爆発によって海水は巻き上がり、水蒸気となる。辺りは爆発による白い煙と海からの水蒸気に覆われて視界が悪くなる。


 煙が晴れていくと遠くまで吹き飛んだナタリアが見えてくる。強力な威力の魔法であったが、ナタリアはこれだけでは倒れなかった。

 倒れてはいないが、ナタリアには先程まで生えていた翼が見えない。


(翼をやれたから充分かな…)


 翼があれば空からの攻撃をされる可能性が高かった。もし、空中に逃げられたらリースの魔法の威力だけでは倒しきれなかった。


 リースは倒せていないことに焦ってはいなかったが、次の手を考えていた。その瞬間にナタリアの口が開く。

 何かが来る。直感でそれが分かる。リースは足を大きく開き、左手をつきだした。


浮花浪蕊(ふかろうずい)


 ナタリアの口から光の束が放出されるが、リースは突き出した手から風魔法を使い、光を受け止め、爆発魔法で光が身体に直撃しないように上空へと逸らす。後ろにいるはずのアリスにも当たらないように多めの魔力を使い、守っている。


 ナタリアから放出された光は空へと消えていき、覆っている結界に当たると轟音を立てながら揺らした。


(壊れないか………)


 人間の魔法を使えなくする特殊な結界。リースはそれを知っており、体験もしていたが、ここまでの強度ではなかった。


(この攻撃で壊れていたらアリスさんの魔法が使えたのに)


 リースは気持ちを入れ直す。今のナタリアが本気を出せばアリスも他の魔法使い達も多くの人間が殺されてしまう。

  今の攻撃も普通の人間であれば一瞬で消し炭になるほどの威力だった。


「お姉さま……………?」


 アリスの心配そうな顔にリースは笑顔を向ける。


「大丈夫。ウチがなんとかするから」


 リースはいつも通りに声をかけているがアリスの様子は変わらない。顔を青くさせ、身体が震えている。


「今の耐えるんだ。充分に魔力を込めたはずだったけど」


 2人に近づいてくるナタリアは完全に羽が消し飛んでおり、鱗もボロボロになっている。

 リースの魔法のダメージは通ってるみたいだった。


「わざわざ近づいてくるなんてね、近づく手間が省けたよ」


 リースの魔法もナタリアの魔法もどちらも近距離向きだった。だが、今の姿になったことで遠距離でも必殺の威力を撃てるナタリアは遠距離から攻撃してくるだけでリースに有利だ。ナタリアが近付いてくるメリットは無い。


「だって、リース。もう魔法満足に使えないんじゃないの?」


 ナタリアの瞳が動き、リースの左腕を見る。リースの腕は肩から先が無くなっている。左腕はナタリアの攻撃の威力に耐えられずに消し飛んでしまっていた。無くなった部分を魔法で止血しているおり、リースには痛み以外の影響はない。意識をしないようにしながらリースはナタリアを見た。


「ウチを舐めないで。あなたの好きにはさせない!」


「そう来なくっちゃ」


 利き腕を失った今の状況では魔法を万全には使えない。

 リースは空気を蹴るように、ナタリアへと向かっていくが、相手もそれを予測していた。



 ___________




 ナタリアが尻尾を使い、砂を巻き上げると砂が爆発する。目線でとらえたものを爆発させるリースの魔法を防ぎつつ、口から衝撃波を発生させて巻き上がった砂をリースへ音速に近い速度で発射した。

 リースは魔法を使いながら防御と回避をしていたが、リースの身体に砂が当たり、皮膚から血が流れていく。

 腕も消し飛び、更に身体からは血が流れており、いつ失血によって動けなくなるのかは分からない。

 このまま戦えばナタリアの勝利は揺るがない。


「諦めるつもりはないのね?」


 見るからに満身創痍に見えるリースにナタリアは問いかける。


「……………」


 リースはその言葉に反応はせず、目を瞑り、何かをしようとしている様子であった。

 ナタリアはその姿に笑みを浮かべ、魔力を貯める。


 何かが起こる。

 それが何かは分からないが、リース最大の一撃であることは分かる。


「あんたを越えて正しさを証明する」


 ナタリアは貯めきった魔力を放出するようにビームを放つ。光が氾濫したかのような、全てを消し去る光の光線がリースに迫った。

とてつもなくお久しぶりです。

2話程ストックしておりますので適度に放出しながら完結まで頑張ります。

まだまだ終わりそうにはないけど今年中には完結したいな

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