表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/102

あとは見守るだけ(第8話)

間章 嘆く神々の試み④

 我々にできることはやった。


 今しばらくは我々にも休養が必要である為、今はただ見守る事しかできない。


 我々が管理している世界は他にもある為、それぞれ自分達の世界を見守る為に戻って行った。


 まだ滅びに瀕している世界はいくつも残っているのだ。


 それを滅ぼすわけにはいかない。


 現在、融合した世界を見守る役目を負って居るのは融合の提案者と、元となった四世界の管理者である我々だ。


 提案者は世界融合において最も重き役割を負って居た為に消滅の憂き目に遭い、休眠状態に陥っている。


 我を除いた三人の消耗も大きく、休眠までと行かなくとも、活動に難ありという事で静養中だ。


 我は比較的消耗が少ない方であったが、先述の通り、見守る事しかできない。


 無論、この世界に異常があれば動くつもりではあるが、他の者達も消耗している以上、出せる手は限られる。


 なので、今は提案者の言を信じてしばらくは何事も起きないことを祈る外ない。


 ……否、我々が祈られる側だった。


 もっとも、我が見る限りでも世界は非常に安定しているように見える。


 穏やかな光を湛える世界からは、静かでいて力強い生命の波動を感じる。


 そして、そこに住まう生命達の祈りの力も。


 ……祈られる側とて、やはり祈らずにはいられない。



 どうか、この世界に祝福を。


短い

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ