告られました…!?/ 同棲…!?/ 推し…!?
昨日の校外学習の時、推しと私は友達になってしまったみたい。だけど…バックハグはやばいって!
推しは私の手を掴んで教室まで歩いて行った。
「ちょっと、これはえっと…」
周りの女子が騒いでいた。
こ、これは…カップルの行動じゃないかー!!!!!
「佑亜、遅刻しちゃうよ。じゃあ走るしかないよね!」
「まって!昨日足挫いたばっかりだから!」
「うーん…じゃあ。」
推しは私の腰と膝を持って抱っこした。
「お姫様…抱っこ…」
まてまてまて。これは目立つ。恨まれる!憎まれる…!
「嫌だ?」
嫌ってわけじゃないしなんかフローラルのいい匂いするし。ってダメダメ!嫌だって言わなきゃ…
「嫌ってわけじゃ…」
あああああ。心と口が違うことを言っている…!
「そうか。じゃあこのまま教室まで全力疾走していくね。」
と、推しは走った。
「おはようございます!ここ2年2組の教室ですよね!高橋佑亜さんが足を怪我してるので、抱っこしてきました。」
みんなの視線が私に集まる。そっか。私モテモテキラキライケメン君にお姫様抱っこされてたんだもんな。
そして今、華麗に去って行った。
推しが去った後の私はきっとボコボコにされる。
「…ははっ…おはようございます…」
無・反・応っ!
「まーたみんな無視か。キラキラモテモテイケメンくんにお姫様抱っこされた貴重なお姫様やで?そりゃもう仲良くするしかないよな!あ、おはよう!」
「そうだね。私もそう思う。キラキラモテモテイケメンくんに抱っこされたこの顔面国宝がおはようって言ってるんだよ?これはみんな太陽のような笑顔で挨拶したほうがいいと思うなー!あ、おはよう!」
みんながキョロキョロし始めた。
「おはよう。」
そしてみんながおはようと返してくれた。
「奈々、彗、本当ありがとうー…!」
「気にせんでええよ、お・ひ・め・さ・ま!」
「いじってんじゃん!」
そう言いながらバッグの中身を取り出した。
「あれ…?」
その時、気づいた。バッグのキーホルダーがなくなっていた。
「どうしたの?」
「キーホルダーが…あれ…?」
「あ、いつもつけてたあの猫の。朝はあったよね。」
「とりあえず休み時間に探してみる。」
休み時間。
私は来た廊下を隅々まで探した。
だけど無かった。
「あ、佑亜。どうしたの?」
奈々と彗と探していると推しが走ってきたから推しに事情を説明した。
「あの走った時かな…。手伝う。」
と、推しは玄関の方に走って行った。
「なんで無いんだろう…。」
数分後。推しが走ってきた。
「佑亜、佑亜!あった!」
振り返ってみると、推しは泥だらけだった。
「ど、どうしてそんなに泥だらけ…!?」
「そのキーホルダー、最初からあったっけ?って思って外探したらあったんだ!だから、外探してきてこれ。でも洗えばいいし!」
「ありがとう!これ大切なやつだったの…!」
「よかった。あって。」
奈々と彗が走ってきた。
「あった?」
「うん!樹新が探してきてくれて。」
「泥だらけやな…!拭かんと!あ、洗わんとな!ジャージある?今日体育ある?よかったら貸すで!」
「ありがとうありがとう。大丈夫、このセーター脱げばいいから。ワイシャツはそんな汚れてるわけじゃ無いし。」
とセーターを脱いで私に渡してきた。
「帰りまで持ってて。」
と頭をポンっとして走って行った。
その時目が覚めた。
いけない。推しとは距離を取らなきゃなのに…!
「もう遠くから見守らなくていいの?」
「それだ…てっきり忘れてた…。」
「なになに?なんの話…?俺知らんよ!なんの話!?」
と彗が奈々に必死に聞いていた。
「あー。わかった。教えるね。あのね。樹新は、佑亜の推しなの。好きじゃない。推し。推しは基本的に遠くから見守りたいらしくて。だから、接近したらダメらしい」
「なるほどなー。ようわからんけど、別に避けんくてもええんちゃうか?今みたいに普通の方が、ええよ!」
彗はそのままニコッとして教室に向かった。
「私もそう思うなー。」
「でもさ…」
悩んでいるうちにあっという間にチャイムが鳴った。
「えー、xに対応する…」
授業など頭に入らなかった。
私はどうするべきか、そればっかり考えていた。
「この問題を、高橋。答えて。」
ぼーっとしていると先生にあてられた。
「すみません、わかりません。」
初めて授業で答えることができなかった。
授業の内容が頭に入ってこない。
放課後。
推しから預かっていたセーターを帰りに返しにいく。
「これ、あ、洗って返したほうがいい?」
「いや、それは大丈夫。でも家まで持ってて。」
こやつ…一緒に帰る気だ…。
「いや、今日は一緒には…」
断ろう。そうだ。断るんだ。
「今日の夕ご飯はうどんかなー。」
「そ、そうなんだー。」
断れなかった…。
「佑亜は何人家族?」
「お兄ちゃんが2人、お姉ちゃんが1人、妹が3人。そしてお父さんとお母さん。で、私。9人家族。多いんだよね。家の中は賑やかすぎて勉強ができないんだよね。」
「じゃあ、俺ん家来ない?一人暮らしだし、めっちゃ静かだよ!」
多分、純粋に言ってる。推しの家に行けるわけない。
これ以上の接近はだめだ!でも…推しの観察を…したい…!
「うーん…今日なら…?」
天使と悪魔が戦った末、悪魔が勝った。
「お邪魔します…」
「どうぞ。」
一人暮らしなのにものすごい広かった。
「あ、ごっめーん、ちょっと電話してくるね。」
とりあえず私は奈々と彗でグループ通話することにした。
「え!佑亜が樹新の家に!?やばない!?」
「佑亜、あんた相当ね。」
「下心あったら終わりやで!?」
「大丈夫大丈夫、それがさ、勉強を教えてくれって頼まれてさ。」
「そういうことなら大丈夫だね!」
「そうやな!じゃ!俺はドロンします!」
「私もドロンします!」
「ちょっと!2人とも!」
あっけなく切られてしまった。
この状況を私1人で…。
「ごっめーん。さあ、勉強しよっか!」
数時間後…
いやいや、頭良すぎ。これ教える必要ある?
「頭いいね。教えなくてもよかったんじゃない?」
「いや、学年一位の君に教えてほしくてね!」
「でも樹新も2位だよね?」
「うん。でも佑亜に教えて欲しいの。」
心臓が…爆発しそう…。
「あのさ、」
「ん?」
推しが私の両手を握ってグイッと近づいて言った。
「好き。付き合ってください。」
おいおいおい。これはどういうことだ!!!
ファンサ?ファンサにしてもファンサだな…
冗談だよね。流石に。
「冗談だよね!流石に!」
「本気。」
これは…さすがに…
「えっと、私はあなたのことが好きですよ?でも、それは違くて、えっと…」
言おう、言うんだ…!
「お、お、推し!推しの好きです!樹新のことこっそり推しって呼んだりしてて…!」
「お、推し…?うーんじゃあ…」
推しはもっと近づいて言った
「ゲームしよ。」
「ゲ、ゲーム?」
何を言い出す。何を言っているんだ。
「好きになるゲーム。俺たちの距離を近づけるゲーム。」
「な、なんで?」
「俺の告白を断った、罰ゲーム。推しとの距離を近づけよ?」
「なるほど…って、えええ!むむむむむむ無理無理!
私にとって推しと言うのは尊い存在。推しは遠くから見守りたいの!」
「それを無くすゲーム。もし断るなら、俺と付き合ってよ。」
あー。これ断れねぇ。
「仮。」
「仮?」
「一応、俺にとって彼女。仮の彼女。」
「そ、そしたら推しとファンという関係が崩れて…」
「君にとっては俺は推し。でも、俺にとっては一応彼女。」
「わかりました…。」
承諾してしまった…。
次の日の朝
「おはよう。佑亜。」
私の家に迎えにきた。
「おはよう。」
「あらー!佑亜の彼氏だったのね…!」
お母さんが飛び出してきた。
「ち、違う!」
「違います、お母さん。ちょっと色々あって迎えに来ました」
「色々?まあいいわ!行ってらっしゃい!」
「行ってきます。」
お母さんが窓から覗いてきた。
私はそれを気にしないように意識して歩いていた。
「お母さん、綺麗だし、面白いね。」
「そうでしょ。家の中が賑やかなの。」
「手貸して。ファンサしてあげる。」
推しはそう言って私の手の中に猫のふわふわのキーホルダーを渡してきた。
「え、可愛い…!」
「昨日学校で猫のあのキーホルダー見てさ、もしかして猫好きなのかなーって。」
「私、お母さん面白いけど、9人家族だからお金ないし
妹たちに色々買うから高校生になったら自分で買えって。
買いたかったけど、この前バイト代使い切っちゃって。
キーホルダーさえ買えなかったんだよね。やばいよね。」
そういうと推しは、私の頭をポンとして
「やばくないよ。俺、知ってる。佑亜がバイト掛け持ちしてるの。だから昨日誘ったんだよ?」
「え、なんで知ってるの。」
「ごめんね、昨日奈々とかと話してるの盗み聞きしちゃって。」
昨日の2時間目終了後のこと。
私と奈々と彗は廊下で話していた。
「あ、あのさ俺と奈々さ、明後日出かけるんやけど、一緒に行かん?」
「ごめんね、昨日寝ちゃってバイト休んだから、明日と明後日は深夜までバイトなんだよね。」
「えー。大丈夫?確か火曜日以外全部バイトだよね。
しかも夢叶えるためにって勉強もめっちゃ頑張ってるし。」
「大丈夫。一人暮らし、お母さんが認めてくれたら、バイトもそんなしなくていいんだ。」
「とりあえず説得からか…」
と話しているのを聞いてしまったらしい。
「ああ…。でも本当ありがとう。」
「あと、最大のファンサしていい?」
「なに?」
「俺の家、すげぇたくさん部屋あって一つ一つの部屋が広くて、空いてる部屋たくさんあるんだよね。」
「うん。」
「住んでみたら?一旦。」
多分、今回も純粋に言ってる。
「でも…」
「勉強、頑張るんでしょ?勉強がひと段落つくまでの間。家賃は俺が払ってるし、別にお金なんて気にしなくていい。あ、でもバイト一つやらないと、買いたい物は買えないかもだけど。誰かいるならお母さんもOKするんじゃない?」
勉強がひと段落つくまでの間…考えてみよう。
「お母さんに…相談してみます…」
部屋にこもってれば!うん!
放課後。
「佑亜、バイトでしょ?頑張ってね。」
推しのおかげで今日はめっちゃ頑張れそうだ。
バイト終了後(0時30分)
バイトが終わって、帰った。
いつも通り、お母さんが笑顔で「おかえり、お疲れ様」と迎えてくれる。
このムードは壊したくないが…言おう。
私はお母さんの目の前で土下座した。
「どうしたの佑亜!」
「お母さん、将来の夢のため、私は勉強を頑張ってきました。でも、バイトと勉強の両立というのは正直辛く、好きなものを買ったりするため、バイトをたくさん入れてきましたが、今日、その事情をあのキラキラ爽やかイケメン君の高山樹新様にお話しした結果、部屋が大量に余っているので、その部屋に住んだらどうだ。と言われました。勉強がひと段落つくまででいいと。なので、勉強がひと段落つくまでの間、高山樹新様宅に移住させてください!」
無理だ…お母さん無言だし…
そう思いながら顔を上げると、お母さんはびっくりしていた。
「それもう付き合いたてのカップルじゃないの…!
いいわよ!勉強がひと段落つくまでの間ね!勉強頑張ってきなさい!」
まさかのOK…!?
わお…。
「頑張ってきます…!」
私は自分の部屋に行って、推しに連絡した。
「部屋、借りてもいいですか。っと。って、寝てるか。」
私は、机に向かってシャープペンシルを持ち、ノートを開いた。その時、推しから連絡が来た。
「まじ!じゃあ来週の火曜日、こっちきて!」
「え、今電話できる?」
と来た。
「全然いいよ!っと。」
送信した瞬間に電話がかかってきた。
「もしもし。」
「もしもし!俺、めっちゃ掃除しておくわ!あ、佑亜が好きなもの何?あと、部屋になんかあったら嫌な人?」
「…え?えっと…犬と猫と食べ物。あと星。部屋になんかあっても大丈夫な人。実際、部屋の中大好きな推しのポスターとかぬいぐるみだらけ。」
「了解!じゃあまた明日!勉強頑張って!」
次の日
「え!樹新の家に移住!?」
「しっ!声大きい!」
「それって、カップルやん!!」
早速、奈々と彗に話した。
「勉強がひと段落つくまでの間。静かに勉強できる部屋用意するって朝言ってた。」
「推しの家に移住とか、幸せ者やな!」
「ロマンティック…。」
「違うってば!」
「何話してるのー。」
「噂をすれば…」
推しが隣の教室から笑顔でやってきた。
「移住の話。奈々と彗には言っておきたくて。」
「だね!あ、次テストだった。用意してくる!またね!」
とすぐに去っていった。
そこから木、金、土、日、月と何もなく迎えた火曜日。
あ、でも、金曜日のみのバイトにしたのと、
火曜日の手伝いを奈々と彗がしてくれることになった。
放課後。
「あ!奈々!彗!佑亜!行こ!」
久しぶりに4人で帰る。
「なんか、久しぶりやな!4人で帰るの!」
彗が代弁してくれた。
「そうだね、あ、お母さんが荷物まとめてくれてるよ!」
家の前に勉強机などがあった。
「あ、佑亜!まとめておいたよ!あ、推しのポスターとかは触ってないよ!」
「ありがとう、じゃあポスターとかは後で取りにくるね。」
お母さんは大型トラックの免許をとっている。
だから、トラックに荷物を詰めて、推しの家まで向かった。
4人とも制服だったので、動きづらいから着替えた。
「お待たせー、じゃあ私はこのタンス運ぶね!」
「え、ちょ、奈々1人で!?」
「ナメてもらっちゃ困るね!大工の娘だよ!筋トレも毎日してる!ほら!この力瘤!いける!」
「俺も手伝うで!1人で運んで傷つけたら困るしな!」
「ちぇ。まあありがとう。」
部屋に到着した2人は「すげー!」と大きい声を出していた。
「ん?なになに、?」
私も部屋に向かった。
「なにこれ…可愛い…!」
とにかく部屋は広く、部屋の電気は少し丸く、電球の色も自由に変えられる可愛い電気と、多分親に事前に聞いていたのか、机とタンスとベッドの分のスペースを確保して、犬と猫のクッションとぬいぐるみ、ハンバーガーのクッションが部屋に置いてあった。クッションの上には、A4サイズの紙に
「自由に飾っていいし、まあとりあえずあげる!」
と書いてあった。
その中には、私の大好きなキャラクターのクッションもあった。多分、あのキーホルダーを見てわかったのだろう。
「樹新ー!ありがとうー!」
私は、下の階にいる推しに大きい声でお礼をした。
ずっとこういう部屋を夢見てた。だから嬉しかった。
「よし!こうなったら早く運ばんとな!」
私たちは張り切って運び始めた。
5時間後、推しのポスターも貼り終わり、
しっかりとした部屋になった。
お疲れ様会として、今日は泊まることになった。
彗と奈々が駄々を捏ねたからだ。
「今日は、私も佑亜も樹新も彗もお疲れ様!乾杯!」
「「「「乾杯ー!」」」」
「でも、明日が夏休みの始まりでよかったな!!
最初は、「なんやこれ、終業式なのに5時間か!しかも水曜日から夏休みて、中途半端やなー!」て思てたのに!」
「ねー!まあ楽しい夏休みになりそう!ていうか、樹新さ、佑亜にすごいプレゼントしてたのにさ、佑亜の部屋見てないよね。」
奈々は不思議そうに言った。
「流石に女の子の部屋を覗くなんてできないよ。」
「うわー言うこともイケメン。彗はズカズカ入っていったのに。」
「ちゃうねん!あれはな、あれはな…」
「言い逃れだぞ!」
奈々は隣にいる彗にデコピンした。
「彗と奈々って距離近いよね、カップル?みたいな。」
「えー!そんな樹新と佑亜の方がね!こっちはただの幼馴染ってだけ!」
「そやで!こいつの悪口なんて何十万個も出てくるわ!」
「まーたそんなこと言って!こちょこちょの刑に処す!」
「やめろやー!やばいて!くすぐったい!」
推しは私の耳元で「やっぱり仲良いよね。」と笑っていた。
「だよね。」
と私も笑い返した。
その晩は本当に楽しかった。
就寝時、奈々は私にこう聞いてきた。
「推し、推しってさ、本当なの?」
「どうしたの急に。」
「本心で遠ざかろうとしてるようには見えないな。言い聞かせてるみたい。「推しだから避けないと。」って。」
「正直、頭ポンポンされたりするのは嬉しいよ。ドキドキする。最高のファンサ。でも相手はキラキラモテモテイケメン君。私は、ただVIP席に座ってるファン。ファンと推しっていう関係は崩したらダメなんだよね。」
「好きだと思うけどな。」
「私も、よくわからないんだよね。自分が。」
本当、よくわからない。
気持ちが曖昧なまま、同棲生活は始まった。
なんだかんだで始まった同棲生活。
とりあえず一日目。夏休みの始め。
「バイバイ!」
昨日泊まった奈々と彗をお見送りした後に、朝ごはんを食べた。
「え、食パンだけ?」
「うん、料理とか作れないし。」
「俺作るついでに作るよ、!」
「いいよ、申し訳ない」
「いや作る。」
「じゃあお願いします。」
慣れた手つきで料理をする。
「はい。ただの卵料理だけど。」
「え、美味そう…!」
「はい。せーの、いただきま…」
いただきますと言おうとした時にインターホンが鳴った。
「彗達かな?俺見てくるね。」
と、インターホンを見に行った。
「あれ、こーくん!?」
「こーくん?」
「俺の幼馴染!学校離れちゃったけど。」
「そうなんだ!全然気にせず出て!」
「うん!」
推しがダッシュして玄関に向かった。
「こーくん!どうしたの急に!」
「いや、同棲する子いるんでしょ?今度俺が遊びにきた時さ急に来たらびっくりするじゃん、だから謎かもだけど挨拶。」
あれ、聞いたことある声…
「お邪魔しまーす。…あれ。なんか見たことある子だな…」
え。こ、こーくんって…
「こ、こーくんって、love littlesの光助様!?」
「知ってるの?嬉しい!」
「知ってるも何も…推しです…。部屋に貼ってあるポスター、あれ光助様の!」
「えー!推し!?」
そう、私がファンサをもらったあの推しだ。
「覚えてませんか!大きくハートのポーズをして大きく愛情表現したおかしなあのファンです!」
「…あー!「光助くんは宝石」って書いてたうちわの!」
「お、覚えてくれてるんですか…!やばい…死ぬ…」
「ファンサあげた子が幼馴染の同棲相手なんて!奇跡すぎ」
推し(樹新)は推し(光助くん)を私の隣に座らせた。
「いやーすごい奇跡。」
光助くんは私の手を握って「これ最高のファンサでしょ。」
と言った。
私は数分、固まって石になった。
「ちょっとまってこーくん!佑亜は俺が好きな人なの!」
と言って手を握ってきた。
「…NO!!!!!!!!!!!」
こ、これは…やばい…!
推し2人に…!手を握られている…!?




