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神導の世界で  作者: 吹詩緋影
2/2

王都は騒がしいものらしい

連載頻度ひっっっくううううう!!!

大会があったんで許してほしいものです。

そんな僕の第二話!よろしくおねがいします!

      ◆◆◆

 ヒイナが校長室にて話を聞いていた頃、スアルは王都に着いた。

「ふぅ…15分かかったか〜まあ、前に魔法以外で来たのは5年も前だし しょうがないな。」

前は…父の馬車だったな。なんて思いながら、王都の正門に近づく。

門を通り抜けようとしたその時、衛兵に呼び止められた。

「おい、通行許可証を出すんだ」そう冷たく言い放った。

「すみません、不慣れなもので」と許可証を出すと”気をつけろ”と半ギレで言ってきた。


王都の住民が平民や下民のことをよく思ってないのは知っているが、あそこまでだとは思いもしなかった。

とはいえ、通れたのでよしとしよう。

そして王都内に足を踏み入れた。


王都の様子は一言に言ってしまえば、西洋の城下町である。洋風の建物が立ち並び、奥には旅人を待ち構えるように王城がそびえ立っている。果物屋、花屋、酒場などとスアルのいた村では存在しないものまでわんさかと溢れかえっている。


寮への入室の時間まではあと半日ほどある、だからそれまでは王都を観光することにした。

果物屋に入り「リンゴを一つ頂けますか?」と聞くと「ええ、銅貨2枚です。」と快く答えてくれた。

先程の衛兵たちがアレなだけで本当は良い人たちなのかもしれない。

まあ、そう思ったのも束の間なんだけどね。

「あんちゃん、見ない顔だなぁ魔法学院の生徒か?先輩が魔法教えてやるから路地裏に来いよ…」

大柄の男が言い寄ってきた。見るからにそんな雰囲気ではない、シメられるやつだなこれは。

「わかりました、お会計だけして向かいます」本当はこんなのはめんどくさいが今片付けることにした。

行かなくて今日中追いかけ回されても困るし。


路地裏は昼間とは思えないほどに暗くて、嫌なものを感じた。

着いてみれば大柄の男の仲間と見られる人が大勢いた。と言っても8人くらいだが。

「俺はなぁ魔法学院の制服を見るとムカつくんだよぉ!!ボンボン共が入りやがって!!町民や平民じゃ入れないってかっ!?」そう言い喉笛に突っかかってきた。僕は平民ですよ、と言いたいところだが言葉を飲み込んだ。

「つまり、恨みがあると…」僕が言い切る前に

「そうだ!!あんちゃんには無いが魔法学院の生徒な以上見逃すわけには行かねぇ…」これは…倒すしか無いようだな。

僕は大柄な男に蹴りを入れ、距離を取った。


      ◆◆◆

「てめえっ!!チッ!やってしまえお前ら!」蹴りを入れられた男は指示を出し、8人が同時に来る。

僕は身体強化の魔法の詠唱を始める。

”無垢なる精霊よ、我に力の片鱗を授け給え”

そう言い切り、足を一歩前へ出す。ナイフやドス、ハンマーなど多種多様な武器を持った男たちが距離を詰めてくる。1人の男がハンマーを振りかざすその瞬間、姿勢を低くし奥の男に向かう。

蹴りを入れられ怯んでいた男の腹部へと強烈なパンチを入れる。ゴフッ!と血反吐を吐いたがお構いなし、僕はそのまま顔面へもう一発入れた。男は気絶したようだ。その有様を見て、仲間の男たちはぞろぞろと帰っていった。

正直、単純すぎてびっくりしてる。リーダー格を倒せばビビるかと思い、攻撃したが。こんなにあっさりと引くとは思わなかった。だが結果オーライってやつだ!

そうして僕は、王都の散策へ戻った。


 何も起きなければ素晴らしい風の国。王都には風車が設置されてあり、風神の加護を受けているようだった。

そんな王都を散策しているとまたもやちょっとした事件が起きた。

「はあ、困ったな〜」そんな男の人の声が聞こえてきた。格好から察するに商人の男のようだ。

僕も商人の息子なのでこういったところを放っておくことなんて出来はしない。

「すみません、何か手伝えることはありませんか?」商人の男にそう尋ねた。

「実はね、いつも使っている道が盗賊団によって封鎖されているんだ。だからこの商品を売出しに行けなくてね…情けない話だろ?」このままではこの人の商人人生に関わるので僕は手伝うことに決めた。

なんて言ったって商人には信頼がないと成り立たないからね。

「その強盗団、やっつけます」


 王都から少し離れた森林道に強盗団は居座っていた。

「君、本当にやっつけれるのかい?相手はずいぶん強そうだけど…」商人の男は心配そうに聞いてきた。

「問題ありません、これでも魔法学院の生徒なので」そう言って強盗団に近づいた。

見るからにイカツそうな強盗団は5〜8人ほどいると見えた。僕は広範囲攻撃の呪文を唱える。

え、不意打ちじゃあないか!って?不意打ちでも良いでしょ。だって相手は悪いことしてるんだし。

”広域魔法:テンペスト”

その瞬間、勢いよく風が吹き荒れた。大柄な強盗団達は吹っ飛んでしまい、地面に叩きつけられた。

これでしばらくは動けないだろう。

「やっつけましたよ、これで通れます」そういって商人の男に笑いかけた。

「ハハ..凄いね、コレ少しばかりのお礼だよ」そう言って銀貨3枚を僕に渡し、去っていった。

銀貨は大陸東のヒノクニのエンで表すと3000エンくらいだ。あれだけでこんなにもくれるとは

「時間もお昼どき、そろそろ寮に入る手続きをしないとなー」なんて独り言をこぼし王都に戻る。

      

      ◆◆◆

 王都に戻り、寮へ向かう。

寮の入り口ではおそらく教師であろう人たちが寮に入る手続きを手助けしていた。

そこには多くの生徒達が並んでおり、教師たちは忙しそうにしていた。

その列に僕も並び、順番を待っていると同い年くらいの女子に声をかけられた。

「ねえ、貴方スアル・レヴィスよね?」

「そ、そうですけど…」

その声の先にはまるで小麦のような金色の髪に、緋色の美しい目を持った少女がいた。

一言で言ってしまえば神話上の女神のような美貌を持っている。

あまりの美しさに怯んでしまったが、要件を聞かなくては

「僕に何か?」

「いいえ、平民が試験で3位なんてとるものだから、どんな人か確認に来ただけよ、気にしないで」

ううむ、要件は無かったようだが興味なさそうな態度がちょっと悲しい。

そういえば名前を聞いていなかったな

「あの、貴方の名前は…」

「ヒイナ」

「え?」我ながらとんでもないまぬけ声が出てしまった。

「ヒイナ・ノア・ヒストリアよ」

ヒストリア…魔法都市国家のうちの一つヒストリア王国の王族の持つ名だ。

めっちゃ凄い人やんけ

「それじゃあ」そう言ってヒイナは去っていった。

なんだか色んな事に対してさっぱりしていて寂しいなぁ、僕悪いことしちゃったのかなぁ


内容や文もお粗末かもしれません。いや、お粗末か

構想がまとまってはいるけどタイピングの下手さが連載頻度を下げてしまってます。

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