ネットから生まれた世界(仮冒頭)
20XX年、新たなゲームが話題を呼んだ。
その名は『リアル・ワールド』
これは、ルールや操作の説明が一切なく、現実を模したオープンワールドで構成されたものとなっている。
さらに、基本無料であり、専用デバイスをつけるだけで転送される仕組みになっている。
これが現実と一緒のようだ、まるで別世界に来たようだとの好評であり、今や数億人のユーザが利用しているといわれている。
「おーい、〇〇ー」
「おうどうした、今日は講義休みなのか」
「そうなんだよなー急に休みになって。なぁ知ってるか?リアルワールドてゲーム」
「あぁ知ってる。最近テレビでも話題に出し始めたな。数か月前に流行り始めたというのに」
「じゃあそのゲームの企業名わかるか?」
「えーと確か『ニュー』だっけ?それがどうかしたのか」
「そうそう。その企業調べてみたんだがサイトも見つからないんだよなぁ」
「なんだそりゃ。世界中流行ってんのに会社を公表しないのどうなんだ」
「あぁ。ゲームから問い合わせようにも現実とほぼ同じだからやりようがない。一体何考えてんだか……そうだ、今から行ってみないかリアルワールドに」
「もうゲームをするより別世界に行くような言い方になってるじゃないか。まぁ確かにリアルワールドに行ったほうが制作会社がありましたーの落ちがあるかもしれないし、行ってみるか」
そして、二人は専用デバイスを装着し、リアルワールドに転移した。
*
「着いたな」
「あぁ。相変わらず完成度がたけぇ……デバイスつけてる感覚もない」
「ステータスとか設定の表示もないからよけい現実と変わらないなぁ」
「ところで、企業はどこにあると思う」
と一人が見回すと一本の木とただ草原に広がる景気。空は群青の快晴が広がっており、空中庭園や鳥もいない不思議な光景。企業のような建物が何一つなかった。
「うーん……とりあえず北を目指すか?」
「何の根拠があって言ってるのかわからんが。あてもないし乗った」
二人は太陽の位置から北を推測し、とりあえず北へと向かった。
未完ですが、とりあえず前置きだけ
展開が思いつけば続き書く