表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/11

「空の青に足りない。」を書くにあたって




こちらはネタバレを含む後書きです。

本文未読の方でも読んでいただいて構いません。

むしろこれを読んでから、本文を読んでいただく方が良いかもしれません。

そしてたくさんの好評をいただいたこの「空の青に足りない。」ですが、圧倒的フィクションであることをここで暴露して参りますので、本文を読まれた方で夢を壊したくない方はお読みになられないことを推奨いたします。




ということで、ずっと皆さまを欺きまくって来たこの作品について懺悔と告解をして参ります。




まず始めに、申し訳ありませんでした(額づき土下座)




タグにてお知らせしています通り、わたしは「インドいったことない」です。




その上で、コヒマやナガ族についても、ほとんど書きながら調べ、調べながら書き、という風にできた作品が「空の青に足りない。」です。




どうしてこの舞台になったか?

主人公が(しのぐ)……「のぐ」だったからです。




この名前にした理由は単に前から好きだったからです。

インド人とウニ企画の前に伊賀海栗さんの活動報告にわたしが書いたインウニ作品(わたしの手元にはないので、ご覧になりたければ伊賀海栗さんの活動報告をさかのぼってみてください)でも凌とつけていました。


この名前ですね、昔わたしが面倒見てた女の子が小説を書いていたんですが、「わたしも子どもの時みんなで書いてたんだよー」というところから、その子に見せるためにその時の作品を思い出してテキストに起こしたことがあったんです。

それが思いのほかその子から好評受けまして。

でも未完作だし設定ぐぶぐぶなんで、なんなら新しい話でも書いて読ませようかーとか思ってですね、設定作ったんです。

その時のキャラクターのひとりが凌でした。


で、結局そのお話は日の目を見ませんでした。

ぶっちゃけ忙しくて書けなかった。

そうこうして月日は流れ、女の子も引っ越しちゃったので書く必要もなく。


びっくりしたことがあったんですよ。

2011/03/11

もちろんみなさんご記憶でしょう。


凌の出てくるお話の設定、原発事故に関する内容だったんです。

場所はH原発(一応伏字)

一応断っておきますが、わたしは偏見と勘違いでできた人間ですが、過激な思想は一切持っていませんので、そういうお話は余所様でお願いいたします。

ニュースで流れてくる映像、映像、映像……。

すべてがわたしが作った設定の通りではないとしても、わたしが書こうとしていたのはこういうことなんだ、ととてもショックを受けました。

なので、もちろん今も書く気はありません。


ただキャラクターたちに思い入れはあったんですよねー。

だからそのままではなくとも、今こうしてここで書いてるわけだし、名前だけでも使うか―、の感じでインウニで使いました。

それしかとっさに出てこなかったともいう。



よって、主人公の名前は凌。

そこから書き始めたのが「空の青に足りない。」です。



なので、ここで声を大にして言いますね。






他の設定はすべて後付けですッッッ!!!!!






はい、まず「インド のぐ」でぐーぐるおししょうにお訊ねしました。

そしたらですねー、その時にはでてきた資料があったんですが、今は検索で引っかからなくなってしまいました。



「ノグ=人間、戦士」という、ナガ族の名前の由来に関するサンスクリット系の言葉。



……これ、いけんじゃね?




はい、そうして出来上がったのが「空の青に足りない。」でございます。




ナガ族は16の部族からなる民族です。

そのうちのどの部族が用いているのか、もしくは現在は用いていないのか、正直わかりません。

けれどナガ族を描写することが目的なのではなく、あくまでのぐが「空の青に足りない。」ことを描きたかったので、わからないことを逆手にとってそこはほどよい距離感で書いたつもりです。

なので、本当にナガランド、そしてナガ族をご存じの方がこの作品を読まれたら、絶句する内容だと自覚しています。

……ということを考えていたらこの作品を公開していていいのかちょっと不安になってきていたりします。



ちなみに雰囲気出したくてサブタイにつかってる数字はチベット数字です。

あのですね!!!きいてください、これすごいんですよ!!!

PVとユニークを見てますとね、とりあえず皆さんタイトルリンクは踏んでくださるんですけど、ほぼ9割の方が、『1話も読まずに』離脱されてるんですよ!!!(大興奮)

書きたいけど読まれたくないそこのあなた!!!朗報です!!!サブタイにチベット数字を入れましょう!!!



そんななかでも全話読んでくださった方、ほんと、たぶん200人にひとりとかだと思う。

ありがとう。

それしか言えません。




さて、なんかとりとめなく書きました。


ご理解いただきたいのは、「この作品は徹頭徹尾フィクションです」ということです。



最後に参考にさせていただいたサイトの内、穏当なものを載せておきます。




本当に、読んでくださりありがとうございました。







日々の食卓@インド

家庭料理&外食の記録 2011~2013

ローカルフード探検@豚肉たっぷりナガ料理

https://museindia.typepad.jp/restaurant/2011/11/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89%E6%8E%A2%E6%A4%9C%E8%B1%9A%E8%82%89%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%B7%E3%82%8A%E3%83%8A%E3%82%AC%E6%96%99%E7%90%86.html


nezumiippiki

アジア再発見Blog

インド東北旅行 ナガランド編

https://ameblo.jp/nezumiippiki/entry-12117048752.html


ナガ族との暮らし

ナガ料理の魅力を語る

http://nagachanland.com/archives/14600639.html




ちなみに、今はこんな活動がなされているみたいですよ。



【インド・ナガランド州コヒマ 日本兵の遺骨収集活動(インパール平和資料館・続報)】

https://www.facebook.com/NipponZaidan/posts/2576221115723850/


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
[良い点]  こんにちは。今回賞に出されるという、ステキブンゲイ版の感想を主として書かせて頂きますね。  凌とダーシャの物語は美しく閉じていて、物語最終盤まで明らかにならないダーシャの正体について、ミ…
[良い点] ウラ話はためになりますね。
[良い点] インドに行った事もないのに、インドの雰囲気をリアルに描写しているところ。 [一言] つこさん。さんの作品はこれで二つ目を読むことになったのですが、本当、人間の内面書くのうまいですね。 切な…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ