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お調子者の私は彼の前だと本音を出せない!

作者: 七瀬



ずっとずっと私には好きな男性がいる、、、!

私は彼の前だと、、、?


おチャラけてしまって、本当の私を見せる事が出来ないでいた...。

彼の事が好きだからこそ! 本当の私を見せた時、嫌われてしまうんじゃない

かと思ってしまって、、、自分を上手く出せない!!!


彼は男女関係なく誰にでも同じ扱いで、こんな私にもとっても優しい!


私はいろいろ彼に、聞きたい事もあるのに、、、。

彼の前だと、違う自分を演じてしまう。


つい、アホなふりをしておどけてしまうの...。


心の中の私は、、、。

【本当の私はこうじゃない! どうして素直に自分を出せないの!!!】




何時も彼と会う時は、たくさんいる友達の中の私...。

たまに、視線が合っても直ぐに目をそらしてしまう、、、!


彼はカッコイイから、他の女の子も狙ってるのを私は知っている、、、!

【どうせ! 私なんか、、、!?】



そんな時、私と仲がイイ女友達が私にこんな事を言ってきた!


『わたしさ~充くんの事が好きなんだよねぇ~ さら、協力してくれない?』

『...えぇ!? でも私も、その、あの、、、。』

『えぇ!? 何言ってんのか? 声が小さいから聞こえないよ~! 本当に

お願いだから! わたしに協力して!!!』

『...ううん、』

『ありがとう!』




...なんで! こうなっちゃったんだろう、、、?

私も充くんの事が好きなのに、、、。


私は仕方がなく、かんなの協力をする事にした、、、!


『あのさ~このタイミングでわたしと充くんが一緒にいるから、、、

盛り上げてくんない、、、!?』

『...ううん。』

『こう言うのさ~ さらにしか頼めないから、、、!』

『...うん、そうだね!』

『わたしは、さらの事は本当に信用してんのよねぇ~ 他の女の子は

ちょっとさ~信用できないって言うか! 男絡むとほら? 人格変わる

子もいるじゃん!』

『あぁ、ううん、そうだね!』

『でも、そういうの! さらはないからさ~』

『...ううん、』



そんな風に、かんなから言われたら、、、?

私、かんなのこと! 裏切れないじゃん!!!


『まあ~女の友情は、男が絡むとあってになんないモノだけどね、、、!』


それでも私は、かんなの協力をしようと決めた!

かんなは、こんな私と仲良くしてくれている唯一の友達だし、、、。


私も充くんの事が好きだけど、、、?

どうせ! 私の事なんか見てくれていないと思ったから、、、。





ある飲み会で、、、。

私は、かんなの為に充くんの前でアホなふりをして楽しませていた...。

かんなと充くんは、そんな私を見てケラケラと笑っていた。


私は、、、?

【心は泣いていたけど、、、? ここはグッと涙をこらえた!】




それからと言うもの、、、。


この事がきっかけで、二人の仲は深まっているようだった、、、。

私も複雑な気持ちだったけど、、、。

二人の関係が上手くいっていて! 良かったと思っていたのだが、、、!?


偶然、二人が話をしているのを聞いてしまった!


『充くんと付き合えたのは、全部さらのお陰なんだよ~!』

『そうだね! さらちゃんって面白い子だよね! 本当にいい子だと思うよ!』

『...そんな事ないよ! 別にわたし、さらの事が好きな訳じゃないし、、、!』

『えぇ!?』

『どうしても、私が充くんと付き合いたから協力して欲しいって言ったら

あの子、素直にわたしの言う事を聞いてくれただけだよ!』

『...ひょっとして、、、かんなちゃん? さらちゃんを利用したの?』

『えーーえええ!? みんな女の子ならそれぐらい普通だよ~!』

『......』

『まあ~わたしは無事に充くんと付き合えたからラッキーだったけどね!』

『...か.かんなちゃん、』




私は凄くショックだった、、、!

私の好きな充くんをかんなの為に二人が付き合えるように頑張ったのに、、、。

そんな風に思われていたなんて、、、!



その後、私は一人で泣きながら家に帰る途中だった、、、!

ふと見上げたら、近くに公園がありベンチで1人で泣いた!



...そこに充くんが現れた!


『...ごめんね! さらちゃん、ひょっとして先の話聞いてた、、、?』

『...ううん、充くんのせいじゃないよ~私がバカだったんだと思う、、、!』

『なんかさ~かんなちゃんって! ボクの想っていた感じの女の子じゃな

かったんだよねぇ~! だから先、別れてきた! こんな時に言うのもおかしい

けど、、、さらちゃん! ボクと付き合ってくれないかな?』

『...えぇ!?』

『ボクの見る目がなかったんだと反省したよ! さらちゃんなら間違いない

とボクは思う!』

『...少し、考えさせてほしい!』

『ううん、もちろんだよ!』




1週間後、、、。

私と充くんは付き合う事になった。

充くんがちゃんと私の事を見てくれているのが凄く分かる! 

充くんと一緒にいるといろいろ感じる事がたくさんあるし、、、!


『私と充くんとの間でいろいろあったけど、今は充くんと付き合えて幸せ!』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 利用して生きると、ロクなことにならないような気がします。
2018/08/28 08:15 退会済み
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