表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひまわりになりたい  作者: 水瀬花
4/4

もんじゃ

数秒おきに暗くなるスマホの画面を何回もつける。

わかっていたことだけど時刻は7時をすぎている。

わかっていても7時ちょっと前からスマホの着信を気にしてしまうのはもう性格だからしょうがないけど…。



スマホの画面が点く。LINE電話の表示

音を出してるわけでもないのに、すぐに着信に気づいてしまうことがなんかくやしくて、少し時間を空けて電話に出る。


「もしもし?」

「もしもし!今家の前通るとこだけど、でれる?」

「はーい。わかったー」


ダッシュで家を出ると丁度大地と秋の乗った車が家の前を通ろうとしていた。

運転は大地で、助手席に秋を乗せている。


私は後部座席に乗り込んだ。


「悪い悪い!ちょっと遅くなった!」

「いやいや~ぜんぜん~」

「何食べたい?日向の好きなものでいいよ」

大地は気を遣って聞いてくれる。

「え…う~ん?なんでもいいけどな…好きなものはもんじゃ焼きかな」

「いいな。もんじゃ食べたくなってきたわ」

そう秋が言ってもんじゃに決まった。


前の座席でふたりは話してたけれど私は特にふたりと共通の友達がいるわけでもなくて話が分からないし、下手に聞くと会話に水を差して秋にイラつかれたら嫌だなと思って黙っていた。


たまに、大地は私を話に入れようとしていたけれど、秋は機嫌が悪かったのか(疲れてテンション低かっただけかもしれないけど)なんとなく冷たくて怖かったので話しづらかった。


秋は面白いけど、その分相手への笑いの評価も厳しいし、人の好き嫌いもはっきりしてるんだと思う。

秋に気に入られてる親友の大地はよっぽど笑いのセンスが合うんだろう。


もんじゃはおいしかったです。

ごちそうさまでした。(ちゃっかりおごってもらった)





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ