七人目 登美永雄姿Ⅰ Start
カロンの骨 七人目篇!
カロンの骨完結させるためにがんばってます。
「おれな、もうすぐアレ、完成するんだぜ!」
あいつからそれを聞いたときはすごくうれしかった。
俺たちで作り上げていたものが、やがて完成するとわかったからだ。
「俺ら二人で 」
そのときあいつがなんていったのか、わからない。もう忘れた。覚えていてはいけないことだからだ。
わかっているのは二つ。
俺とあいつは友達だったこと。
俺は、この手で自分の親友を・・・。
親友の名前は登美永雄姿。研究ネームはカロン。
俺の名前は火向居謙太。研究ネームはカロン。
カロンと俺は中学校の機会部所属だった。
親友だった。彼女がくるまでは。野郎二人で持っていた部活。そこに女生徒が入ってきた。
「俺はお前が許せない・・。」
このときの俺は怒っていた。
彼女が告白してきたというのに、彼は、セロンは断った。いつものごとくマイペースで。
俺と二人のときのようにあのふざけた仮面をつけたまま。
あんなふざけた死者の面をつけながら・・・。
彼女は弱みは見せなかった。
けどセロンのせいでへこんでしまった。俺は彼女のそんな子よりも笑っている顔のほうが好きだ。
だから、その償いを、セロンにはしてもらう。
それは、俺たち親友の中の終わりを告げるものであり、俺たちの存在自身を終わらせることだった。
「セロォォン!」
カロンが大きく跳躍し、セロンの右ほほを打つ。
「カロン・・・!」
セロンも負けじと地面をすべるように移動し、カロンの左ほほを打った。
「やめってっ!」
メリアの涙も何のその。男二人は殴り合っていた。
そのうちにカロンは剣を、セロンは銃を取り出した。
パロを撃ち殺した銃で、カロンを撃つ。
カロンは剣の峰で銃弾を弾き、銃身を切断する。
「お前に二度は殺されない」
そういったカロンの目は赤く光、血走っていた。それから剣の峰でセロンをたたき倒す。
「俺はお前に二度も殺されてたまるか」
剣の峰と刃を入れ替え、セロンに向けるとカロンは叫ぶ。
「俺はあのときのように簡単には死なない。俺は人間を知った。あのころのように無知で無邪気な俺ではいられない。俺はお前を今度こそ殺るきでいる。」
セロンはカロンに抑えられたまま、カロンはセロンを押さえつけたままにらみ合っている。
「あの時の様に、手加減はしてやんねぇー。思いっきり、斬る」
セロンはそれを最後まで聞くとカロンを押しのけ、懐からサバイバルナイフを取り出す。
「いいたいことは、それだけか?なら、今度こそ逝けよ。この死人が」
感情なく、セロンは床を蹴り飛ばす。
「いいたいことはこれだけだ。今度はお前が逝って来い♪この裏切り者が」
にこやかな笑顔でカロンは壁を殴りセロンに剣で切りかかる。
「俺は、お前を生かしておかない!」
セロンは叫んでナイフでカロンを裂く。
右頬を裂かれたカロンは痛みに耐えながら、剣でカロンの脇腹を斬る。
「俺はカロン。すべての上に立つ、生者を生かし、死者を殺す力を得た、メカニカル、カロンだ」
メリアが遠く、あの時の様になる二人を見ていた。
あの時も二人は、こうやって屋上で・・・。
ひとつの剣とひとつのナイフが空中で交差し、火花を散らした。
廊下は赤く光、生者を招いている。
最近某歴史漫画を買ったんです。
そしたらとっても良い所でしばらく休みます。のあとがきが。
めちゃくちゃ面白い漫画だったんで悲しくなりました。
そしたら近日再開予定で日付はすでに再開しているそうです。
秋には最新刊が数年ぶりに出る模様。めちゃくちゃうれしくなりました。
なにいってるのかというと、こんなくだらない物語でも、読んでくれる方はいらっしゃるわけです。あなた様のような。そんなお方にも、私のような凹む思いをさせていたのですね。どうも申し訳ございませんでした。
それから、この漫画が何かわかった人はお知らせください。ちょこっと、私と一緒に語り合いませんか?
ヒントは某新撰組漫画です!
次回のカロンの骨も首を短くしてお待ちいただけると幸いです。どうか、よろしくお願いします。
もう、ゴールラインは見えているのですから。