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七人目 登美永雄姿Ⅵ FINALSTART

これで終わりです。

めちゃくちゃへんな話しだなぁ・・・。

こんなのしかかけないのがなんか悲しくなるな・・・。

誰か一緒に作ってくれる火といませんかねぇ・・。

世界は回っている。回り続けている。

彼女とアレを取り残して。俺もやがて、置き去りにされてしまう。

思えば出会いも分かれも単純なものだったと思う。

ただ、思っているだけなので実際には、とっても不思議なことだったのかもしれないが。


カロン。

俺が自ら名づけたその名前は、俺が何かとあると使っていたペンネームでも、ミドルネームでもある。俺が何かと使っていた名前。

そしてそれにあやかり名づけたここは、カロンの骨。

俺ことカロンを支える場所。人体を支える骨をもしてなずけられた場所。

俺の始まりであり、終わりであるところ。

カロン。

それが俺だった。


「なんか・・・・こぇ~ぇ・・よ」

一度死んだ俺は、死人の癖に死を怖がっているようだ。

あの時は怖くはなかったのに。というか、その前にイッちゃったからかもしれないけれど。



変わり続ける世界を睨み、俺は天を仰ぎ倒れる。

俺はすでに死人だから、アッチのことはすべて知っているつもりだ。

たった一年いただけだけど。

右目の端に映るは俺が作り、俺が作った死者蘇生装置。

俺が作り上げ、俺が生き返らされた装置。

「皮肉である。我輩が作ったもので我輩はこうも同じ目にあうものかと。」

作らなきゃよかったのかもしれないと思いつつ、俺は目を閉じる。

好めは二度とあかないかもしれない、空を見ることがないかもしれない。

いや、見ることなどないだろう。

俺は手を空へと伸ばす。

「~~~~~~~♪」

俺が生きていたときにはやった歌を口ずさむ。

あたりに響くは俺の歌。

やがて。

その音すらも。

宙に吸い込まれ溶け込んで。

静寂を生んだ。

その静寂は永遠のもの?半永久的なもの?


俺、登美永雄姿ことカロンと、由香利ことメリアと俺の親友パロ。

そしてアレことカロンは同じ日の同じ場所、ほぼ同じ時間でこの世をはなれた。

次は誰がこの機械を使う?

大切な人を失った誰か?

会ってみたい憧れの誰か?

それとも・・・・。












世界を壊してくれるような、誰か?












俺にはわからない。

作った製作者にそれを見届けるだけの月日は残されていなかった。










































死者の面は、遠くと奥深いところから来た何かが持ち去った。

「これはわれにこそふさわしいもの。貴様らにはもてあましてしまうだろう。この惨劇もこれがもたらすものなり。この我、マリーネが責任もってこれを有効活用してしんぜよう。」

マリーネというやつが死者の面を持ち去った。

元のところに戻ろうとしたやつは、首を回転させてあるものを見つけた。

「これはこれは。死者の面とついになる仮面、これもこの世にあるとはしらなんだ。ほぉ・・・。死者の面だけでここまで逝かぬと思っていたが、これもあるのであれば、それもありうるか。」

セロンがつけていたその面を拾うとマリーネは空へ投げる。

その面は光を反射して地面に落ちるために落下してくる。

マリーネがしゃべっていた音と、面の動く音以外なかったその場所に面だけの音になり、地面に面が落ちて・・・。




再び、あたりは静寂による支配に戻る。



















「さぁ。これですべてが終わり、始まった。」




「これにて哀れな少年少女は死んでしまい、世界は動き続けるのであろう。」




「滑稽。真に滑稽也」







カロンの骨これで完結です。

こんな意味不明な作品に最後まで付き合ってくださった読者の皆々様方。本当に、本当にありがとうございました。

そしてこんなものしかお送りできない私の文才のなさを堪忍してくだはい。

それではまた次回作で。

カロンの骨っていったいなんだったんでしょうか。

一応、主人公の秘密基地みたいな意味でしたが・・・。

わっかりづらいですなぁ・・・。

でも一応、骨は人間の体の一部を支える重要な一部じゃないですか。

カロンもこの場所があったから支えてこられたんだよー、見たいな風に思って思えればそれで滑稽、いや結構です。

ありがとうございました。

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