夢の感覚
ぼくシリーズ第四弾
200文字小説に初挑戦
誰かのために頑張ると、その人と一緒にいるような感覚にひたれるんだよね。
そんなことないのにね。
それでも、頑張りたいんだ。
続いている限り、ぼくも周りも幸せにするからね。
でも、そのうち気づくんだ。
単なる押しつけだってことに。
そのたびに、泣けてくる。
本当に泣いてしまったりする。
だから、奮い立たしてみるんだよ。
確かな幸せが得られることを信じてね。
それまでは、いいんだ。
錯覚でも、嘘でも、ぼくも周りも幸せなら。