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ラジオ☆みらくるヴァラール復刻放送【リアム・アナスタシスについて】

ユフィーリア「『らぢお♪がやがや冥府』って知ってる? 何か親父どもが愉快にラジオ番組をやってたみたいなんだけど」



エドワード「俺ちゃんたちは聞いたことないねぇ。どんな内容だったのぉ?」



ユフィーリア「何でもヴァラール魔法学院を始めとした様々な王国やそこの情報を明かしていくらしい」



エドワード「へえ、そうなんだぁ。それはさぞ面白いだろうねぇ」



ユフィーリア「そこに何で現世を生きる我々問題児が呼ばれなかったのか」



エドワード「まだ生きていたからではぁ?」



ユフィーリア「はー、クソ。生きていたら冥府に行っちゃダメなのかよ」



エドワード「あそこはあくまで死んでいることが前提だからねぇ」



ユフィーリア「世知辛いなぁ」



エドワード「まあまあ、気を取り直してさぁ。やろうよぉ」



ユフィーリア「まあ、そうだな。今回はアタシらの領分だし」



エドワード「じゃあユーリぃ、前口上をお願いねぇ」



ユフィーリア「任せろ。――さあ不死鳥の如く蘇るぜ。現世の話題がナンボのもんじゃい、こちとら生きていようが死んでいようが話題にしてやるぜ。ラジオ☆みらくるヴァラールのお時間だ!!」



エドワード「ひゅー」



ユフィーリア「今回も例外に漏れず、特別ゲストをお招きしてあんなことやこんなことを聞いていっちゃうぞ!!」



エドワード「わー」



ユフィーリア「さてさて、記念すべき復刻第1回目の放送で最初のゲスト様はこちらだ」



リアム「何だかテンションが高いね」



ユフィーリア「テンション上げてけ。ノリ悪いな」



エドワード「ハルちゃんと同じ見た目をしてるのに、何でこんなローテンションなのぉ?」



リアム「よく分からない」



ユフィーリア「という訳で、今回のゲスト様は我らが暴走機関車野郎の元となった人物にして神々に愛された英雄と名高いリアム・アナスタシスさんです!!」



エドワード「まさかの英雄様がゲストとして登場だよぉ。珍しいよねぇ」



リアム「そうかな。最近まで、ぼくもラジオをやってたからね」



エドワード「あ、さっきのらぢお♪がやがや冥府ってあれぇ?」



リアム「そうだよ」



ユフィーリア「どんな感じなんだ?」



リアム「現世にある王国とか施設の紹介みたいな感じ。オルトさんが出しゃばってた」



ユフィーリア「出しゃばってた」



エドワード「ユーリの親父さんならやりそうだねぇ」



ユフィーリア「それはあれか? アタシも出しゃばりだって言いたいのか?」



エドワード「説明したがりではあるよねぇ」



ユフィーリア「説明の何が悪いんだ。悔しかったらお前がその役目を負えよ」



エドワード「嫌ですぅ」



リアム「仲良しだね」



ユフィーリア「まあ、付き合いは長いしな」



エドワード「確かにねぇ」



ユフィーリア「さて、長々とやってきたけどタイトルコールやっとくぜ。題してこちらだ、ドドン」





復刻放送【リアム・アナスタシスについて】





ユフィーリア「さて、タイトルコールも終わったところで英雄様の秘密を丸裸にしていくぞ」



リアム「脱いだ方がいいの?」



ユフィーリア「お前は何でハルと同じ反応をするんだよ」



エドワード「逆だよぉ、ユーリ。リアムさんがこんなだからハルちゃんもあんなになっちゃったんでしょぉ」



ユフィーリア「なるほどな。この親にしてあの子ありって訳」



リアム「酷いことをズバズバ言うね」



ユフィーリア「言うよ、ここではそういう役柄だから」



エドワード「遠慮もクソもないよぉ」



リアム「オルトさんやアッシュさんはまだ大人だったってことだね」



ユフィーリア「お前も言うじゃねえか」



エドワード「俺ちゃんたちが大人じゃないってことぉ?」



リアム「何だか精神的にクソガキ的な」



エドワード「これ殴っていい奴ぅ?」



ユフィーリア「止めとけ。英雄様にやり返されるぞ」



エドワード「それもそうかぁ」



ユフィーリア「さてと、まずは基本情報からだな。大公開」





リアム・アナスタシス

年齢:享年23歳

職業:冥府総督府、獄卒課 深淵刑場担当

趣味:ツーリング、絵を描くこと、お昼寝

特技:剣術、槍術、武術全般、大道芸

特記事項:問題児の暴走機関車野郎の元になった人物。あらゆる神造兵器に完全適合を果たした、神々に愛された英雄





ユフィーリア「享年23歳?」



エドワード「若いねぇ」



リアム「それほどでも」



ユフィーリア「褒めてると思われてる?」



エドワード「違うからねぇ?」



リアム「そうなんだ」



ユフィーリア「こいつやりにくいな」



エドワード「リアクションが平坦だもんねぇ」



ユフィーリア「えーと、趣味のツーリングって何だ?」



エドワード「これ本当にお前さんが書いたのぉ?」



リアム「キクガさんに書いてもらった。ぼく、文字の読み書きが出来ないんだ。やる必要がなかったからね」



ユフィーリア「絵本でも語られてるけど、田舎町出身だったっけ」



リアム「うん」



エドワード「リリアちゃん先生みたいな農村?」



リアム「リリア。あ、知ってる。リリアンティア・ブリッツオール?」



ユフィーリア「第六席【世界治癒】だからな。知ってるだろ」



エドワード「エリオット教の教祖様だもんねぇ」



リアム「近所の女の子だったから」



ユフィーリア「え?」



エドワード「何だってぇ?」



リアム「近所に住んでたよ、リリア。よく働くいい子だったね。ぼくはリリアのお兄さんと一緒に騎士見習いとして教会で働いていたんだけれど、リリアはお父さんのお仕事を手伝っていたりしたよ」



ユフィーリア「リリアと同郷かよ」



エドワード「うわぁ、偶然だねぇ」



リアム「当時と変わらないね。礼儀正しくて真面目で、純粋無垢な女の子って感じ」



ユフィーリア「今の話題はお前なんだよな、リアムさんや」



エドワード「お前さんの話題なのに何でリリアちゃん先生の話題になっちゃうのぉ」



リアム「何か悪かったかな」



ユフィーリア「お前のことを語れって」



リアム「語ることなんてないと思うけど」



エドワード「ハルちゃんはお前さんの遺伝子から作られたいわゆる息子だけどぉ、そこどう思ってるのぉ?」



リアム「可愛い息子だね。一緒に遊ぶの楽しい」



ユフィーリア「仲はいいよな。親子ってか兄弟みたい」



リアム「この前も、ヴァラール魔法学院の近くをシュヴァルツレディで駆け回ったよ。楽しかった」



ユフィーリア「なんか知らんけどずぶ濡れになって帰ってきた奴な」



エドワード「湖に落ちたでしょぉ」



リアム「そうだよ、落ちた」



エドワード「さも当然とばかりに言わないのよぉ」



ユフィーリア「まあでも、顔似てるよな。さすが遺伝子を使われて作られた人造人間だよ。表情筋の動かなさも昔のハルに似てる」



リアム「そうかな、これでも笑ってるつもりなんだけど」



ユフィーリア「笑ってねえんだよなぁ」



エドワード「誕生秘話もないしねぇ。ハルちゃんの元になった人物を作ろうってことで名前だけは検索したって放送作家のメモにあるよぉ」



ユフィーリア「天使とかそんな言葉だっけ」



リアム「いや、強い戦士って意味」



エドワード「だから神々に愛された英雄様って言われてるのぉ?」



ユフィーリア「名前負けしてねえ」



リアム「それほどでも」



エドワード「やりにくいなぁ、表情が変わらないもん」



ユフィーリア「話し口調も淡々としてるしな。でもエッジの効いた言葉のナイフはハルと似てる」



エドワード「確かにぃ。たまにズバッと言うもんねぇ」



ユフィーリア「やっぱり親子だよな」



リアム「えへへ」



ユフィーリア「笑ってると思っただろ? 真顔だからな」



エドワード「照れてもいないよぉ」



ユフィーリア「さてまあ、追加情報でも開示しようかな。こちらだ」





好きな食べ物:黒パン、ポタージュ、ドーナツ

嫌いな食べ物:特になし

性癖:年上のお姉さん

行ってみたい場所:ハルアがお勧めしてくれる場所ならどこでも(強いて言うならアーリフ連合国と龍帝国)

家族構成:父、母(現在では息子のハルア)

誕生日:3月20日

幸せなこと:ハルアの話を聞いてること

尊敬してる人:オルトさん





ユフィーリア「あれ、親父のことを尊敬してるの?」



リアム「あの人、何だかんだと言ってぼくのことを気にかけてくれるし。何より強いんだ。ぼく、勝てたことないよ」



エドワード「てっきりキクガさんのことを尊敬してるって言うかと思ったけどぉ」



リアム「あの人は尊敬って言うか、怖い。怒らせたら両足を砕かれそう」



ユフィーリア「親父さんは怒らせると怖いよな」



エドワード「説教された時は生きた心地がしないよぉ」



リアム「滅多に怒らない人ほどって言うからね。これもオルトさんに教えてもらったんだけど」



ユフィーリア「出しゃばりがここでもか」



リアム「ぶつくさ言いながらも色々と教えてくれるし、美味しいご飯もくれるから感謝してるよ」



エドワード「あと誕生日がハルちゃんと同じなんだけどぉ」



リアム「それが悪い?」



ユフィーリア「普通は誕生日が同じになるなんてあまりねえからよ」



エドワード「珍しいなって思っただけだよぉ」



リアム「そうなんだ」



ユフィーリア「それで? へえ、性癖が年上のお姉さんと来たか。年上のお姉さんはたくさんいるからなぁ」



エドワード「うちの女性陣だと誰がいい? やっぱりアイゼ?」



リアム「ルージュさん」



ユフィーリア「趣味」



エドワード「え、あの人ぉ? あの必殺料理人?」



リアム「面白い料理を作ってくれるよね。美味しくはないけど」



ユフィーリア「おい死ぬぞ、何食ってんだ」



リアム「安心して、もう死んでる」



エドワード「それもそうかぁ」



ユフィーリア「いやだからと言ってあんなクソ不味いものをよく食べようと思ったな」



リアム「美味しくはないけど、ぼくは好きだよ。面白い味がするから」



エドワード「この子の味覚は大丈夫ぅ?」



ユフィーリア「え、あんなの食べたいのか?」



リアム「食べたくないよ? まあでも出されたら食べるけど」



ユフィーリア「そして好みの美人だからか」



リアム「あんな強気の女の人、好きなんだよね。ぼくがこんなだから引っ張ってくれると嬉しい」



ユフィーリア「そうかぁ」



エドワード「おっとぉ、ここでお写真の公開だぁ。副学院長が撮影したのぉ?」



ユフィーリア「そうだよ。あれこれ注文をつけてた」



リアム「面倒くさかった」



ユフィーリア「そんなことを言ってやるなよ」



エドワード「それじゃあ、早速公開しようかねぇ」





挿絵(By みてみん)





ユフィーリア「本当にハルとそっくりだな。笑わないところ以外は」



ハルア「そうかな」



エドワード「格好よく撮れてるじゃんねぇ」



ハルア「えへへ」



エドワード「ちょっと笑ったぁ」



ユフィーリア「笑ったな」



エドワード「表情筋が完全に死んでるって訳じゃなさそうだねぇ」



ユフィーリア「それな」



リアム「揶揄ってるなら怒るよ」



ユフィーリア「具体的には?」



リアム「シュヴァルツレディで引き摺る」



エドワード「呵責なのよぉ、それはぁ」



ユフィーリア「馬鹿にはしてねえのよ」



エドワード「ノリが悪い」



ユフィーリア「さて、名残惜しいがラジオ☆みらくるヴァラールもここで終わりだ。次で早いけれど最終回だぞ」



エドワード「次回もお楽しみにぃ」



リアム「順番的に言うと」



ユフィーリア「言わせねえよ」



エドワード「企業秘密」



リアム「そっかぁ」



ユフィーリア「ほら『ばいばーい』って言ってやれ」



リアム「ばいばーい」

ユフィーリア「相変わらず笑わねえのな」


エドワード「にこって出来ないのぉ?」


リアム「やってるよ?」


ユフィーリア「変わってねえんだよ無表情が」

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