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シリアス短編

血塗れブラッドレディ

作者: 玉白美琴

断罪から始まった


公爵令嬢である私が


知らない冤罪に


見せしめに王子の剣で殺された


床を転がる私の身体は


激しく痙攣して



最期に私の瞳が映したのは



王子と微笑む知らない女



終わった終わった



私の人生



非情に呆気なくて



流れ出る血が



一つの魔法陣を形成した



赤く魔法陣が光ると



召喚されたのは



血の魔王ブラッドレイン



鮮血の雨と呼ばれし古代の魔王



魔王は躊躇いなく



私を吸血鬼として甦らせる



魔王は私をずっと見ていたらしい



いらないなら私が貰う



そう言った魔王は冷たく微笑んだ



だから私は魔王のお陰で



やっとやっと復讐出来る



あの日、あの場所で



ずっと我慢して殺された



この私の怒りを



お前達にも味合わせてやるよ



さあ、始まり始まり



阿鼻叫喚地獄絵図



逃げ惑う貴族や王族を狩り尽くして



さあさあ目に浮かぶのは



私を嵌めて殺した二人



二人は泣き叫び



許しを乞うが知らないよ



二人は赤い血を



真っ赤に咲かせて死んだ



もう様なんてないからね



私は魔王の手を握ると



血に紛れた私達



お似合いの夫婦になったね

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