表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺のオカズ開拓日記  作者: 卵伯爵
3/3

まだ負けてないんだからァ!

「はぁー、」

家に帰った俺は早々に大きな溜イキを吐いた。

その吐きっぷりたるやナイアガラ。

何せ俺の手には今_




マグロ物のAVが握られていた。




一体いつだ?レシートを舐め回すように

何度も見たがこの作品について一切書いてない。

しかしパッケージにはベッタリとSOLD OUTの文字が

印字されたテープが貼られている。


「あのおっさん、やりやがった……」

奴に違いない、出会って早々にアブノーマルAVを

袋に仕込む人間性には恐怖すら覚える。

まるでサルミアッキ食ったk○senみたいな顔で

固まっていた俺を他所に時が流れ、

この時間がやってくる。

そう。俺にとってシコーの時間。

しかし今日はそうともイかないようだ。

何せ初対面のおっさんに抜いたことの無いジャンルの

AVを握らされたのだ。

冒険の始まりに呪いの剣を持たされたような

緊張が走る。……しかしこの女優さんもまた

小綺麗な顔立ちにスタイルも上々、そう。

モノは悪くない。むしろ良すぎるまである。

何故マグロ物にしたのか。その一点が俺に

大量のクエスチョンマークをぶっかけてくる。


「とりあえず、開けてみるか、」


誠に不快だが、モノは試しだ。そう自分に

言い聞かせケースを開けると、紙が1枚

ヒラリと床に落ちた。

紙はメモ用紙のサイズで綺麗に折りたたまれている。

どれどれ、


【これを見てる君はきっとマグロを

好きになる。顔や秘部だけではなく。

細かいところを是非見ていただきたい。】


そう書かれていた。


















「ぜってー見ねえ、!!!!!!」

ケースを閉じ、押し入れに投げ込んだその日の夜は

ムシャクシャしたあまりドラゴンカー○ックスで

抜いてしまった。抜き足りないモヤモヤと

あのおっさんの言いなりになりたくない不快感を

シャワーで洗い流し、俺はベットに倒れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ