表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

空の君へ

作者: 陽詩麗



君は空へと旅立った

たくさんの ありがとうを残して

私には それが全く理解できない

この空が私を包もうとしてくれている


君は空へと旅立った

たくさんの 勇気を残して

私には それがちょっとだけ理解できた

この雨が私と涙を流してくれている


何も知らない私だからこそ

何でも知っていた君から 学んだことがたくさんある

せみの鳴き声が噪音に聞こえた


君は空へと旅立った

たくさんの 愛を残して

私には それがすごく理解できた

この日差しが私を引っ張ってくれている


下を向いて歩く私だからこそ

上を向いて歩いた君から 教わったことがたくさんある

せみの鳴き声が楽音に聞こえた

私の無色の心によく響いた


君がこの空のどこかで

躓き、倒れても

私が笑って君を救うよ

それが君との約束だから


君は空へと旅立った

たくさんの 言葉を残して

私には それが十分理解できた

この星が私を生かしてくれている


「さようなら」は言わないんだ

これで終わりじゃないから

いつか会える未来を信じて

「いってらっしゃい」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ