あした、死ぬとしたら
祝・総合評価2550突破!!
あけましておめでとうございます
社会人の辛さは投稿頻度に現れてる
翼徳の蛇矛が奉先を真横から振り下ろされる。
俺に集中していた奉先にとって完全に死角からの攻撃。しかし奉先は驚異的な身体能力で翼徳の攻撃を受け止める。しかもその際身体を仰け反らせて俺の攻撃を避ける事も忘れない。
逆に言えば奉先は俺の攻撃を避け、不安定な体勢で翼徳の強烈な一撃を受け止めたのだ。
……なんだこの鬼神。
だけどまだだ。まだ俺達の攻撃は終わってない。
俺達は3人義兄妹。3人で1つ。
あと1つ、あと1人切り札が残っている!
「—————フッ!!」
俺と翼徳とは別方向から、俺達に注意を向けている奉先の背後に雲長が現れ、青龍刀を刺突する。
俺が奉先の攻撃を避けるのではなく迎撃する事で奉先の注意を引き、翼徳がわざと声を上げて攻撃する事で奉先の動きを止める。そして最後に雲長が奉先の背後から不可避の攻撃を放つ。
タイミング、方向、共に完璧。
これを防げる人間はいないと確信できる必殺の連撃。
ただ、誤算があったとすれば—————
「くははははっ!凄いな貴殿達はっ!!」
奉先はやはり人間ではなく鬼神だったという事だ。
殺気か気配を察知したのか、奉先は翼徳の攻撃に押される形でわざと尻餅をつく。そして身体を安定させると次に俺を文字通りの意味で蹴って飛ばすとその空いた空間に転がり込み、雲長の攻撃を避けた。
「———かはッ…!?」
「お義兄様っ!!」
「お義兄ちゃんっ!!」
雲長と翼徳の注意が俺に向く。
狙ったわけではないだろうが、2人の気をそらすには俺への攻撃が一番だ。
その隙に奉先は距離を取り、体勢を立て直していた。
「くははっ!さすがは華雄を倒しただけはある!今のは本当に危なかった!生まれて初めて死ぬかと思ったぞ!!」
そして俺達は僅かな勝機を失った。
状況は変わらず3対1……でもないな、咄嗟にガードした腕がたぶんだけど折れてる。それも不安定な体勢からの蹴り一発で。これで俺は戦闘不能だ。
それでも2対1で有利なはずなのに、こいつには2人がかりでも勝てないと思わせられる程重圧がえげつない。
「………殺す」
「こいつ……よくもお義兄ちゃんを……!!」
その証拠に雲長も翼徳も激昂しながらも奉先に襲いかかろうとはしなかった。
下手な特攻は命に関わると感じ取ったのだろう。2人に絶対的な信頼を持つ俺ですらそう思う。
それ程までに奉先の強さは異次元だった。
中華一の武将に相応しい鬼神だ。
つまり……人である俺達では、勝てない。
「なんだ来ないのか?」
「…………ッ!!」
「………ぐっ…!」
2人とも動かない、動けない。
折れた腕がズキズキ痛む。
そして目の前には鬼神。
まさに絶望。
俺達3人がかりでも勝てない……。
3人がかりでも勝てないなら———
「来ないなら……こちらから行かせてもらうぞ!」
—————仲間を頼ればいい!!
『ウオォォォオオオオ!!!』
「———何事だッ!?」
突如戦場に轟いた雄叫びに奉先が驚く。
……ちゃんと人間らしい感情持ってたんだな、コイツ。ちょっと意外。
「何があった!誰か報告を………って誰も居ない!?」
奉先が状況確認の為に周りを見る。
そして気付く。奉先の周囲に奉先の部下が1人も居ない事に。
今、敵陣の中に1人で居る事に。
「痛ってて……今頃気づいたのか?」
「貴殿等……何をした!」
「俺達は何もしてねぇよ。お前が部下を置いて1人で突っ込んで来ただけだろうが」
「そんな事はない!我等は勇敢に貴殿目掛けて突撃を———!」
「勇敢過ぎて誰も付いて来れなかったみたいだがな」
「———ッ!!」
敵陣目掛けて突撃!と言えば聞こえは良い。なんかカッコイイ。
が、少数で敵陣中央目掛けて突撃!となればただの自殺行為だ。
奉先程の鬼神じみた戦闘力があれば出来る———というか実際にここに無傷で来ているのだが、普通の人間であるその部下達は速やかに、確実に包囲殲滅させてもらった。
前回の戦の囮部隊と違い、ちゃんと鍛錬した兵達にかかれば無茶な進軍で疲れ果てた敵軍を潰すなんて容易いものよ。
まぁそれはさておき。
「味方がいない事に気づけた褒美に遠くで何が起きたか教えてやるよ」
「……なんだと?」
「確認できないから信じるか信じないかはお前次第だが……あの歓声はこちらがそちらさんの門を破った歓声だよ」
「何……ッ!?」
「だーかーら……虎牢関がもうじき陥ちるって事だ。お前、こんな所に居ていいのか?」
「………そんな嘘で我を惑わせると思うなよ」
「だから信じるかどうかはお前次第だ。だかな、いくら虎牢関が難攻不落だとしてもこの兵力差で、しかもお前が居ない状態で陥とせないと思うか?」
「………ぐむ…ぅ…」
奉先が押し黙る。
どうやら一理あると考えたようだ。
そうだ信じろ。
信じて自分が今どれだけ危険な状態なのかを理解してこの場から疾く去れ!
「………いいだろう、ここは退いてやる。命拾いしたな」
「俺達が逃がすと思っているのか?」
「お義兄様に危害を加えておいて生きて帰れると思わないことですね」
「まずは両手足を切り落とした後で生まれた事を後悔させてあげる」
「いいや、早急に撤収させていただく……さ!!」
———ビュオッ!!
そう言って奉先はそこらの石を俺に向かって豪速球で投げてきた。
おかしい、石を投げただけで普通こんな音は出ないってひたすらおかしい。
ガキィィイイイン……
凄い勢いで飛来した礫を雲長と翼徳が叩き落とす。
凄い、あんな速くて小さい礫を全て叩き落すなんてひたすら凄い。
っていうか今のもし当たってたら完全に致命傷だったな。殺す気か!……殺す気か。
そしてその隙に奉先はそこらの騎兵から馬を強奪して逃走していた。
早いな!ってか騎乗スキル高いな!やっぱ人間じゃねぇわアイツ。
「玄徳様!奴を追いかけますか!?」
「いや、いい…。放っておけ」
「ですが……!!」
「やめとけ、お前達が……俺達が勝てる相手じゃない」
奉先が逃げてくれたおかげで俺達もやっと奴から逃げられたんだ。下手に追撃して反撃でもされたら今度こそ壊滅してしまうじゃないか。
そう、俺達はあの戦況で、奉先1人を全軍で包囲している状態にも関わらず圧倒的に不利だった。
奉先の居ない虎牢関に強襲した味方部隊———子竜からその情報を得た太守様率いる幽州軍のおかげでなんとか助かったのだ。
……まぁ、太守様に見捨てられたのか信頼されての行動だったのかはわからないが。
どちらにせよおかげで助かったのだから何も文句は言えないし。だからもうどっちでもいい。どうでもいい。
そう、どうでもいい。
折れた腕も、奉先にやられた被害も、何もかも今はどうでも……。
今思う事はただ一つ。
「……疲れた………」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ワハハハハハハハ………!!
遠くから宴の笑い声が聞こえてくる。
無論、勝ち戦による俺達の宴だ。
結局奉先が戻る前に連合軍が虎牢関を陥落し、奉先はそのままどこぞへと去っていったらしい。
……よかった。奉先が戻ってたらこんな簡単に落とせなかったに違いないから。
というわけで俺達は(偶々だけど)奉先を引きつけたとしてまたもや大きな功績を挙げた。
……のだが、今俺はこうして勝利の宴には参加せず離れた場所に居る。
折れた腕の治療もあるが、それ以上に宴に参加する気分にはなれなかった。
まぁ俺からすればあの戦は奉先に好き勝手やられただけだからな。太守様も子龍も気を使ってか呼びに来るような事はしない。
それに—————
「……………」
「……………」
———いつも通り3人で居るにも関わらず少し離れて無言で座っている雲長と翼徳を放っておく事は出来ない。
「……………」
「「…………………」」
俺達3人が一緒に居て無言でいるなんてありえない……こともないが、こんな気不味くて居心地の悪い無言は初めてだ。
だがこのままではいけない。
2人には言いたい事が、話したい事がある。
「なぁ———」
「「ごめんなさい!!」」
「——ッ!?」
急に2人同時に謝られた!?
え、なんで?……本当になんでだ!?
「えっ、ちょっ、まてまて待て!」
「ごめんなさい……ごめんなさいぃぃ……!!」
「……えぐっ……ひっく……!」
泣き出したー!?
「待って!?泣くな!泣かないで!?とりあえず落ち着いて2人ともどうして泣いて謝ってるのか教えて!?」
「うぅ……だって……だって私達……」
「お義兄ちゃんを……守れなかった……!!」
「いや守るって……」
「——ッ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!決して上から目線とかではないんです!!」
「あぁうん大丈夫わかるから」
「私は——私達は自分自身よりもお義兄ちゃんの方が大事なのに、それなのに、守れ、なくて……!」
「大丈夫わかるから泣かないで。………よく、わかるから」
あぁ、俺達は義理とはいえやっぱり兄妹なんだなって心から思う。
だって俺も同じ気持ちだもの。例え戦闘力は2人の方が圧倒的に上だってわかってても守護りたいって思うから。
義妹を想う義兄としての気持ちだけでなく、好きな女の子を守りたいただの男としてそう思えるから。
だからこそ2人の気持ちが本当に理解できる。
自分の命よりも大切な者を守れなかった、その悔しさが。
ここは戦場だ、油断は全くしていなかったと断言できる。
……が、慢心はしていた。
注意を怠らなかった。しかしこの2人なら、俺達3人なら、雲長と翼徳が側に居てくれるならばもし何が起きてもきっと何とかなると信じていた。
結果的に奇跡的に撃退できて戦としては辛勝なのだが、なんとか無事に勝ったから良かったねとは言えない。実際に俺は無事じゃない。
奉先はこの戦で何度も即死級の攻撃を仕掛けてきた。俺達はもっと無事じゃない……つまり誰かを喪う可能性があった。
……雲長や翼徳を喪う可能性が、あった。
戦場の、しかも最前線にいるんだから当たり前と言えば当たり前だけど、そんな事考えたこともなかった。
そもそもこれ以上大切なモノを失いたくなくて伯珪ちゃんの誘いを断ってまで3人で旅しているんだ。失う可能性、喪う覚悟、そんなのあるわけない。
だから今日、初めて何よりも大切な2人が居なくなるかもしれないと考えた時は怖かった。怖くて辛くて苦しくて……俺という存在が崩壊するかもしれないと本気でそう思った。
そして……今でも怖い。
今回死にそうな目にあって、明日にでもまた誰か死ぬかもしれない可能性があると知って、怖くてどうしようもなくて、失わないようにこの手でこの腕で抱き締めていたい。ずっと繋がっていたい。
だから2人を抱きしめた。
「……え?……おおおお義兄様!?」
「お、おに、お義兄ちゃん…!?」
驚く義妹達の声。
あんな極限状態に居たんだ、きっと2人も俺と同じ気持ちだっただろう。その証拠に嫌がる素振りも離れる素振りもない。
でも俺を奉先から守りきれなかった負い目からか、妙に自重していた。それにより気まずい空気になっていた。
気持ちは分かる。凄い分かる。俺だって雲長や翼徳を守れずに大怪我させてしまったら後悔と反省と自己嫌悪でどう接すればいいか躊躇すると思うから。
明日にもこの温もりが無くなるかもしれないと考えてしまったから。
だからこそ自分から2人を抱きしめた。
2人の為に、自分の為に。
この空気を改善する為に—————
「なぁ雲長、翼徳」
「な、なんでしょう……」
「な、なに……?」
「俺………雲長と翼徳のことが好きだ」
「—————はい……ッ!?」
「—————ひゃいッ!?」
———この関係を進展する為に。
「な…なな……!?きゅ、急になにを!?義兄妹としてですか!?」
「……………———はッ…!?そ、そうだよ!それはどっちの意味なの!?」
「どっちって……もちろん異性として、雲長と翼徳が俺に向けるのと同じ意味の『好き』だよ」
「はわっ……!?」
「ひょわっ……!?」
俺の一世一代の渾身の告白だってのに勘違いされたらさすがに凹むぞ。
「わ、私達の想いに気付いて……!?いえ全然隠してませんでしたしむしろずっと伝え続けてましたけど!今まで頑なにのらりくらりと受け流してましたのに……こんな急にどうして…!?」
「いや、まぁ、その……奉先と戦った時にな、これは本気で俺等3人のうち誰か死ぬなって思ったんだよ。居なくなると思ったんだよ。だから『義兄妹』だけじゃなく『恋人』の関係も追加して繋がりを強化して居なくなれないようにしようとな」
「関係の繋がりで物理的に繋ぎ止めようなんて考えるのはお義兄ちゃんぐらいだよ……。まぁ気持ちはわかるけどさ」
ちなみに今まで2人の気持ちを……想いを知りながら避けてきたのは義兄妹という『家族』の関係を崩すのが怖かったからなのだが、義兄妹という関係から恋人に変化するのではなく、義兄妹に恋人という関係を追加すれば良いのではと気付いた以上、もう黙って避けて躱して逃げる必要はなくなった。
……それに、あした、死ぬとしたらと考えると後悔はしたくなかったからな。
ようやく2人の気持ちと……自分の気持ちに向き合う事が出来た。あぁスッキリ!
「———ってなに『もう話は終わり』みたいな感じになってるんですかぁ!!」
「えだって返事は聞かなくてもわかってるし。……あぁちゃんと返事したいって感じか」
「そうだけど!だけど違うのー!だから違うのー!私達が言いたいのは………」
そう言って一旦俺から離れる雲長と翼徳。
そして一回大きく深呼吸すると……
「お義兄様」
「お義兄ちゃん」
「「大好きです!!」」
再び抱きついてくる双子の姉妹。2人の義妹。
「あぁ……俺もだよ!」
2人の………恋人。
「ほんと、順番が違うんですよ。返事をする順番が」
「私達は今まで何度も気持ちを伝え続けてたんだから、お義兄ちゃんが先に返事をするべきなんだから」
「言われてみればその通りだったわ、すまん!」
「本当なら毎晩褥を共にする事を条件に許すところですが……気分が良いので今回は特別に無条件で許してあげます」
「だってこれからは条件とか罰とか建前必要ないもんね♪恋人なんだもん!」
恋人……義兄妹ではなく恋人……かぁ。
「恋人……嬉しいんだけれどやっぱりまだなんかしっくりこないな…。義兄妹の関係に慣れてたから、っていうか義兄妹の関係は続いてるしこれからもずっと義兄妹なんだけどさ」
「まぁ関係ってそんなすぐに変わるものじゃないですしね」
「だからここは一つ義兄妹ではできなくて恋人ならできる事をやってみようよ!」
「例えばどんな?」
「そうですねぇ……例えば———」
「———こんな事とかッ!」
———がばっ!!
言うなりいきなり雲長と翼徳が俺を押し倒す。
そして俺の身動きを完全に封じると—————2人は服を脱ぎ始めた。
「………は?え?はァ!?何してんの!?」
「ご覧の通り服を脱いでいますが?」
「そりゃ見りゃわかる!俺が聞きたいのはなんでこんな事を!?何がしたいの!?」
「ナニがシたいって……恋人の関係か夫婦の関係でしか出来ない事だよ♪」
———ッ!?それって……!!
「いやいやいや!そんないきなり…!!」
「観念してくださいお義兄様、私達は今昼間の奉先との闘いで氣が昂ぶっているんです。精神がおかしいんです」
「お義兄ちゃんだってわかるでしょ?この離れたくなくて繋がりたくてどうしようもないこの気持ち……」
「ものすっっっごくわかる。……けど!いくらなんでも急過ぎるというか……!!」
「ええいまだるっこしいですね。翼徳、強引に押し倒してくんずほぐれつねっとりしっぽり夜の大乱闘といきましょう」
「合点承知!」
「ちょっ……待っ…!?」
「大丈夫ですよお義兄様」
「大丈夫だよお義兄ちゃん」
「なにが!?」
「「私達は繋がる事で強くなれる。絆も、心も。だから身を委ねて3人だけの王国に国民を—————
—————バァン!!!
「「—————きゃっ!?」」
今のは俺が、天陵銀河がノートPCを全力で閉じた音だ。
「ちょっといきなり何するのお義兄——お兄ちゃん!」
「そうですよお義兄——お兄様!これからって時に!」
「うっさいわ!蓮名!想愛!お前達の年齢は!?」
「「ピッチピチの14歳♪」」
「はいアウトォ!こっから先は4年後に!!」
俺もあと約2年待たないとこっから先はプレイ出来ないがな!
はぁ〜……危なかった。本当に危なかった。
雲長と翼徳が玄徳を押し倒した所でCG入るわBGMがなんかゆったりしたムーディーな感じになるわ物語もR18な感じになっていくわでこれ以上は青少年健全育成の観点から(強制的に)プレイを中断させた。
「一旦落ち着いて……ってもうこんな時間!?」
ふと時計を見たら普段ならもう夕食を食べてる時間帯だった。
そしてスマホを見たら父さんと母さんから『今日帰るの遅くなる』とのメッセージが。
なんで今日に限って父さんも母さんも帰るの遅いんだよ!そのせいで俺は途中で中断する事なく18禁シーン直前までプレイしちゃったよ!
……いや途中で父さんか母さんが帰って来てたらめっちゃ気不味い雰囲気になりそうだったけど!
「とにかく!2人とももう帰った方がいい!じゃないと新斎義父さんに怒られる!俺が!!」
「え〜、あと少し……」
「せめてこのシーンが終わるまで……」
「却下!拒否!NO!!さぁ帰るぞ!」
パソコンからディスクを抜いてパッケージに戻してカバンに突っ込む。
今日はもうやらせない。今後もやらせない。さぁ帰った帰った!
「も〜、わかったよー。ま、得られるものもあったしね♪」
「お兄様はやはり迫られる方が好きとわかっただけで良しとします」
「………は?」
2人とも何を言って……そこで蓮名と想愛の視線の先を見る。
そこは俺の股間部分だった。
そこではマイsonがSONに成りかけてた。
「———なッ…!?」
「ばいばい、お義兄ちゃん♡」
「また明日、お義兄様♡」
「—————あっ、ちょっ……」
『ちょっと待って!』と言う前に蓮名と想愛は部屋を飛び出し、帰っていった。
「…………………」
……………。
………。
若干思考停止した状態で閉じたノートPCを開ける。
「………あっ…」
パソコンは例のCGの所でフリーズしてた。
俺……何してんだろ……。
とりあえず、『真†双姫夢想』は明日閬に返そう。
そして……何か有事の際には玄徳のように命をかけて妹達を守り抜こう。そう決めた。
恋姫好きですし大学は歴史学科だったので双姫夢想の話考えるのは結構楽しかったです




