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予想外のハプニング

前話の追加改稿を8日に行いました。

今になって気付いたんだけど体育祭編って約1年間ぐらいやってたんだなぁ……


「「ただいまー♪そしてお帰りなさい、お兄ちゃん/お兄様 ♡」」


「ただいま……」



家に帰る。その瞬間に美少女双子に出迎えられる。最高かよ。

まぁ一緒に帰ったんだから家に入った瞬間に出迎えられるのは当然といえば当然なんだけれど。


でも……こんな最高のシチュエーションなのに悲しきことにあまりテンションが上がらなかった。

見慣れた光景だから?

違う。

見慣れた光景だろうが見飽きたりはしない。毎回最高に感動するし、毎回最強にエモい。

ついでになんとなくエロい。

これが若妻……いや、2人とも中学生だから幼妻ってもんか………。


ではなぜ気分がノらないのか。

それは、俺のカバンの中にあるゲーム……『真†双姫夢想』が原因だ。




『真†双姫夢想』—————古代中国を舞台とした恋愛ゲーム。



ジャンルは本格(笑)三国志恋愛アドベンチャー。

もしくは()愛双子恋愛アドベンチャー。


たぶん下のルビ有りの方が正しいと思う。まだやったことないけど。

ただ、閬は烈やキクゴローほどの昔からの付き合いじゃないにもかかわらず俺の友達になれるような奴なんだ。そんな奴が『銀河向け』とオススメしたゲームなら間違いなくジャンルは狂愛双子恋愛AVGなんだろう。

まぁまだやったことないんだけどさ!


だから今からプレイする……ハメになってしまった。

それも、妹達の目の前で。ギャルゲーを。



もう一度言う。ギャルゲーを、女の子の目の前で。



これなんてプレイ?


プレイするのはこのゲームなんだけど。



「それじゃあお兄ちゃん、ご飯にする?」

「それではお兄様、お風呂にします?」


「「そ・れ・と・も……♡」」


「お腹空いたからご飯にしようかな!うん!!」


「そんな……まだ夕方なのに私達を食べたいだなんて……きゃー♡」

「『デザートに私を』なんて言いませんよ?だってメインですから!」

「いや違うから!?」



メイン2つは重いっす。ついでに愛も重いっす。

でもその重さが心地好いと感じている俺もいるっす。

これぞ狂愛。

じゃなかった、兄妹愛。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




夕食前だから軽めにおにぎりを食べた後、俺達3人は例のゲームを持って俺の部屋へと向かった。

ゲーム機を用意して、っと……。

(場の流れで)借りてしまったゲームのパッケージを開ける。


……そして瞬時に閉じる!



「……どうしたの?」

「どうしたのですか?」


「……あぁ、いや〜、なんでもない…ヨ?うん」



そう言い、今度は()()()が見れるように角度に気をつけて慎重に開ける。

そして確信した。


これ……エロゲーじゃね?


だってディスクにDVD-ROMって書いてあるし……そもそもR18マークあるし……。

閬がイタズラで入れた?……いや、あいつはこれを学校に持ってきてたんだ。もし急な持ち込み検査で先生にバレたらタダじゃ済まない。

閬はそんなバカなことはしない……はずだ。


つまり単純にディスクを入れ間違えただけか。

……バカか!?

人に貸そうとしてた物を間違える奴があるか!((未成年)がなぜR18を持っているのかは追求しない)

しかもよりによって俺の時かよ…!

しかもしかもよりによって気づいたのがこのタイミングかよ……!!


どうする!?どうしよ!!ディスクが入ってなかった事にするか!?

……いやダメだ!蓮名と想愛にウソは通じない!

速攻でバレるうえに絶対になんやかんや言われる!そして言われるだけじゃ済まない!何かしらのお仕置きがくる!!


正直に言うのが正解だって事はわかってる。

でもなぁ……『入ってたのはエロゲーでした★』なんて言えるか!?無理だろう!めちゃくちゃ恥ずかしいだろう!!

あと気恥ずかしい以外にもちゃんと理由はある。

昔、俺は友達から借りたエロ本を2人に八つ裂きにされた事があるのだ。

だから今回も……もしかしたら言った瞬間にディスクを割られるかもしれないと思ったのだ。

まぁあの時よりは精神的に成長したから大丈夫だとは思うが……。


……未成年がなぜR18を貸し借りしてたかについては追求するな。

あれだ、若さ故の過ちというものだ。




結局—————






—————全部素直に話した。




だってこの双子に隠し事するのは怖す……げふんげふん!!罪悪感があるからなぁ…。


で、その反応なんだが……



「さっき攻略サイトで調べたんだけど、このゲームの選択肢って『膣内(ナカ)に出す』か『外に出す』かだけしかないんだって!」

「つまり双子義妹√しかないわけですか。一般人受けを完全に無視したその熱意には素直に感心しますね……」


「「と、いうわけで許可します!!」」



許可された。

もしこのゲームがこんなスーパーニッチ向けの内容じゃなかったらほぼ確実にディスク割られてたなぁ……弁償しなくて済んで良かった…。


……じゃねぇよ。余計やりにくくなったじゃねぇかよ。

双子の妹?の目の前で双子の義妹とヤっちゃうエロゲーをプレイするってなんなんだよ。よほど特徴的な性癖の持ち主じゃねぇと楽しめねぇよ。


でもここまできたらもうやるしかないよな。

覚悟決めろ、俺!

パソコンを起動して……DVDドライブにディスクを入れて……ゲームをインストールして……準備完了!!



さぁ……ゲーム(エロゲー)を始めよう…!!


双姫夢想の話を今話で終わらせようとしましたが、長くなりそうなのであともうちょっとだけ続きます

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