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蓮名と想愛

実はこれiPadでやってるんですよね…早くスマホ買いたい…

『精神修復完了、理性のリミッターをかけ直します』

…ふぅ、なんとか冷静になることができた。

今ごろ蓮名と想愛も落ち着きを取り戻している頃だろう。

それにしても…今日は本当にヤバかった。2人の超絶美少女が赤い顔で上目遣いをしてくるんだぜ?これを我慢できる男がいるだろうか、いやいない。(反語)

別に俺は聖人になりたいわけではないから、16歳という性人の時期に美少女達に求められて暴走してもなにもおかしくない。ただ、俺が暴走したせいでもしも2人を悲しませることがあった場合、俺は自分を一生憎み続ける事になるだろう。それは嫌だ。…2人を悲しませてたまるか。


たぶん今頃2人はあの(ゲス)の告白を聞いているんだろうなー。

そう思うと少し胸がモヤモヤするが、それと同時にとても誇らしい気持ちになる。

すべての男子が憧れるような美少女双子と物心がつく前からずっと一緒にいる事、またその双子が俺を慕ってくれているという事。それが自覚できるからだ。

蓮名と想愛、この2人と過ごした時間はたぶん2人の両親よりも長いだろう。

『星鏡の双姫』双子の姉の方、篠宮(しのみや)蓮名(れんな)

元気で甘えん坊、あと少し泣き虫なところがあるツインテールが特徴の14歳の中学3年生だ。

俺のことを「お兄ちゃん」と呼んで甘えてくる。かわいい。想愛と比べてややスキンシップが多い。かわいい。運動神経抜群で頭脳明晰、だけど体を動かす方が好きらしい。すごい。

『星鏡の双姫』双子の妹の方、篠宮(しのみや)想愛(そあ)

おとなしくて献身的、あと少し小悪魔なところがあるツーサイドアップが特徴の14歳の中学3年生だ。

俺のことを「お兄様」と呼んで尽くしてくれる。かわいい。蓮名と比べてやや性的な言動が多い。かわいい。運動神経抜群で頭脳明晰、だけど頭を働かせる方が好きらしい。すごい。

ちなみに想愛が常に敬語なのは、小学生の時に俺とご主人様とメイドごっこをしていた際に気に入ったからだそうだ。

蓮名も想愛も男子にもの凄い人気を誇っているが、俺以外の男とは極力話さないように心がけているらしい。やんでる、けどかわいい。そして嬉しい。

しかしこうして考えてみると…いかに俺が普通かがわかるな。

天陵(てんりょう)銀河(ぎんが)、ただの16歳の高校2年生。特徴をあえていうならば妹分に負けてたまるか!と運動だけは全力で頑張った。そのおかげで2人より少し運動できる。だけど頭は良くない。あと顔は自分でも割と整っている方だと思う、それ以外は普通。

…こんな感じか。うん、普通だ。いや、超絶美少女な幼馴染が2人いる時点で普通じゃないのか?…どうなんだろう?

まぁそんな平凡(?)たる俺と完璧な双子がどうして知りあったかというと、ただ単に家が隣同士だったからだ。

しかも蓮名と想愛の父、篠宮(しのみや)新斎(しんさい)は有名な国会議員の為、家に居ない事が多かった。また、2人の母もそんな夫を支える為によく家を留守にする事が多かった。

そのため、2人はしょっちゅう俺の家に預けられた。それから時が経ち、俺が幼稚園を卒園する頃に俺の両親は共働きになった為、3人で過ごす時間が圧倒的に増え、本当の兄妹のような関係になった。ちなみに今でも2人はよく俺の家に遊びに来ている。…やったぜ。


数分後、蓮名と想愛が帰ってきた。

2人は俺を見つけるやいなやこっちに走ってきて———

「お兄ちゃん♪」

「お兄様♪」

我がお腹めがけて突撃なさいました。

「ぐはぁっ!?」

一瞬息が止まった…!だがお兄ちゃんパワーをなめるなっ!このまま転べば2人がケガをする可能性があると思った瞬間、瞬時に身体の重心を落として踏ん張ったぞ!

「お、お帰り…」

「「ただいまっ♪お兄ちゃん(お兄様)♪」」

これで今日の告白も全部終わったみたいだ。

さぁ、帰ろうか!

なんかヤンデレ感が足りない…次話こそは…!

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