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1日目の予定

祝・総合評価1150突破!ぱんぱかぱーん!!


とうとうミリシタも配信されたし最近良いことばっかりだぜ!

データ容量ないからミリシタできないけど!

皆さんは16GBなんてバカげた容量にしない方が良いですよ。後で後悔しかしませんから。


投稿間に合わなかったぁぁぁああ!!!

あと1分!あと1分だけ早ければぁぁぁああ!!!



「どこかに出かけましょう!!」


烈と鈴子ちゃんの荷物を運び入れ、一息ついた後、昼食をどうしようかと話していたら鈴子ちゃんが急にこんなことを言いだした。

確かに外食も悪くはないんだけど……。


「え?嫌だよ」

「え?嫌です」


反射的にそう言い返す妹達。

蓮名も想愛も、そして俺も外出するのは好きじゃないからなぁ。

……というかこの付近にはマジで何もないからどこか街に行こうとしたら電車に長時間揺られないといけない。

お金も時間もかかるしそこまでして出かけようとは思わないや。

だけど、一旦街に行けばそこには映画館や水族館、博物館やプラネタリウム等なんでもある。

さらに、少し裏路地に入れば大人向けの店が多く連なってあるし、少し離れたところには動物園や大きな遊園地もある。

周囲に何もないからこそ、そこの付近一帯だけが異常なまでに娯楽施設が多いのだろう。

それに、すぐ近くに星鏡学園という日本屈指の在籍数を誇るマンモス校があるのもこの街が異様に発展した理由だろう。

学園が近いから学生向けの施設とかもたくさんあり、あまり外出しない俺達でも何回か行ったことがある。

ただやっぱり遠いんだよなぁ……。どれだけ娯楽施設が豊富で楽しい場所であっても行けなかったら意味がない。

まぁたとえ家から近くにあったとしてもあまり行かないと思うけど。外出がキライなのは変わりないし。



と、いつもならそういった理由で絶対に反対するんだけど今日は違う。今日はそのいつもじゃない。

だからまぁ、たまには良いかな。


「いいね、たまには外食してみようか」

「ほんとですか!?なら今すぐ出かける準備をしましょう!」

「蓮名と想愛もそれでいいよな?」

「お兄ちゃんがいいのならそれでいいよー」

「私も、お兄様に従うまでです」


よし決まり。

1人、賛成も反対もしてないどころか何も話してないやつがいるけど烈の意見など最初から求めていないので気にしない。

蓮名も想愛も本当はそこまで家に居たかったわけではないはずだ、今日に限っては。

だけどつい反射的に外出を拒否してしまった。

そう言ってしまった直後に意見を変える事はしづらかったため、『俺の言うことだから従う』というスタンスをとったのだろう。

不器用な中学生感が出ててものすごく可愛かったんですけど。超萌えたんですけど。

2人とも俺の前じゃ完璧な妹、完全な妻としてふるまっているから、久々に普通の女子中学生っぽい反応を見られてもう満足しかない。きっかけとなった鈴子ちゃんには感謝しかない。

完璧な妹も良いけどさ、ちょっと抜けた妹ってのも兄として萌えるものなんだよ。

兄より優れた妹が2人もいると……ねぇ。

誇らしいけど少し悲しくなったりするもんなんだよ。




さて、出かけると決まったからには急いで支度をしなければ。

ただ今の時刻は午後12時30分、街に行くまでおよそ1時間ぐらいかかるから早めに家を出た方がいいだろう。

それと久々に出かけるんだから長い時間遊んでいたいし。



よし、出かける準備をしよう。

財布、OK。スマホ、OK。それらをバッグに詰め込んで〜。


準備完了!



はやいわ。



けど男の外出準備なんてだいたいこのぐらいだろう。現に烈もすでに準備万端だし。

それにはやく準備を終えて駅に行かないとヤバイことになってしまうからな。

もしも電車に乗り遅れたら次の電車が来るまで1時間も待たないといけない。そのロスタイムは俺達にとって大きすぎる。

田舎民の悲しい電車事情だよ……。



そんな悲しい田舎の交通事情をよく知ってる蓮名と想愛の支度も早く終わった。

鈴子ちゃんの支度も普通の女子と比べてかなり早い方だと思う。普通の女子の支度時間の長さなんて知らんけど。

メイクとかなんとかやっていると時間が長くかかるんだろう。

でも3人とも14歳というメイクなんか必要ない年齢だし、蓮名も想愛も、さらに鈴子ちゃんもメイクなんて小手先技術を使わなくてもいいぐらい顔が整っている。

つまり3人ともとんでもない美少女ってことだ。さっきの支度もたぶん日焼け止めを塗るぐらいしかやってないだろう。恐るべし、篠宮の血筋……。




急いで家を出て、駅に着き、電車に乗り込む。

良かった…間に合った……。時間的には余裕だったけど、もしも途中でなんらかの事件が起きて電車に乗り遅れたらと思うと笑えないから困る。

昔からこの地域に住んでた父さんと新斎義父さんいわく、ここが星鏡学園の通学区域に入る前、市町村合併する前はかなり酷く、もしも電車に乗り遅れたら2時間以上待たなければならなかったそうだ。

さらにタクシーはほとんど通らないし、バスも停留所が村に少しあるだけ……という徹底したド田舎っぷり。

そんな時代と比べたら今の方が随分便利なんだろうけどそれでも不便だと感じてしまうな。




さて、とりあえず街に向かっているけどどこに行こうか。もう電車に乗ってるから今さら引き返す事もできないし。

特に行き先を決めずに家を出たけどどうしよう。昼飯食べるついでにどこかに行く、ぐらいしか考えてなかった。

とりあえず聞いてみるか。


「蓮名、想愛、鈴子ちゃん、3人はどこか行きたい場所とかある?」

「どうしても行きたいって場所はないかなー」

「お兄様と一緒にいられるのならどこでもOKです」

「この地域は銀河お兄さん達の方が詳しいと思うので銀河お兄さんにおまかせします!」


鈴子ちゃんごめん、俺もそんなにこの地域に詳しいわけじゃないんだ。

確かに学園からすぐ近くに街があるけど、学校終わったらすぐに蓮名と想愛と合流して寄り道せずにさっさと帰ってるからあんまり行ってないんだよ。

烈の意見?そんなの誰も求めてない。

それに、俺も含めて男なんてカラオケかゲーセンぐらいしか行きたい場所なんてないし。

オシャレな服や高級料理なんてたいして興味ない。

だから烈の意見は必要ない。

すなわち、同じく男である俺の意見も必要ない。そもそも目的である外食に関しても特にこだわりなんてないし。美味しいものをたくさん食べれればそれでいい。それはたぶん烈も同じ考えだろう。

だから女性陣に希望を聞いたんだけど……予想通りというかなんというか、結局俺が行き先を決めることになってしまった。



う〜ん……どこに行こうか………。俺が行きたいのはゲーセンとカラオケだけど、ゲーセンは女性にとっては行きにくいだろうし、わざわざ街にまで来てカラオケに行くってのはなんかもったいない気がする。

やはり女性陣でも楽しめる場所にしないと……。

蓮名と想愛の趣味嗜好は完全に把握してるけど、鈴子ちゃんが何が好きなのかがわからない。……困ったな。



う〜〜〜ん…。………あ、そうだ、あそこにしよう。



「ねぇ鈴子ちゃん。鈴子の好きな動物って何?」

「動物ですか?そーですねー。……あっ!イルカが好きです!あとマンボウも!」


よし!これで行き先が決まった!

……っていうかマンボウて……なかなかマニアックな感性をお持ちで。


「……そういえばスズは昔から家族で水族館行くときには真っ先にマンボウ見に行ってたな」

「っ!?『マンボウ>イルカ』なのか……!?」

「だって可愛いじゃん、マンボウ。れんちゃんとそーちゃんはわかる?マンボウの魅力」

「あ〜……ちょっとわかるかも」

「独特な形態をしていますからね」

「「えっ」」


烈と声が重なってしまった。

っていうか、え?マンボウってそこまで人気なの?

今度マンボウを詳しく観察してみるか……。そしたら俺もマンボウの魅力とやらがわかるかもしれない。


「可愛いのに、マンボウ……。ちなみに銀河お兄さんの好きな動物ってなんですか?」

「『私の一番好きな動物は……カバさんだ……』」

「えっ?」

「『知ってるかい?鈴子ちゃん……カバさんは………カバさんの牙には小鳥がとまるんだぜ』」

「……?」

「おまっ、その言葉、いやその名言!フォルゴレじゃねーか!!」

「おおっ!烈、わかったか!お前でも名言だと感じるってやっぱ雷句先生ってスゴイんだな!!」

「俺『でも』ってなんだ!?」

「馬鹿にしてるんだが?」

「OK、お前がロデュウのようにボロ雑巾になりたいのがよくわかった。歯ァ食い縛れゴラァ!!」

「上等だァ!滅べオラァ!!」

「兄ちゃん、銀河お兄さん、電車の中では静かに」

「「ごめんなさい」」





そんなアホな会話をしている間にも電車はどんどん街へと近いていく。

行きたい場所はもう決まった。

俺達が向かうのは—————




—————水族館だ!


先日、私の目の前で車同士が衝突事故を起こしたので、車のドアこじ開けて運転手を助けました

警察やら消防やら救急やら大変だったので皆さんは事故起こさないよーに気をつけてください。マジで

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