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忙しき放課後

この作品はもともと短編にするつもりだったので…これから精一杯頑張って話を大きくしていきたいと思います

「———と、いうわけだから別に彼女にはなんの感情も抱いてないから!」

『朝廊下で話した女の子は迷ってたから助けてあげてただけ』

要約するとたったそれだけのことなのにどうして俺は妻に浮気を疑われた夫みたいになっているのだろう?

不思議だ…別にやましい気持ちなどちっとも…あ、そういえばこの人胸大きいなーって思った。そのせいかな?

「ならいいんだけど…」

「そうですね…」

けど俺はあの人の巨乳よりも蓮名と想愛の美乳のほうが好きだから…浮気ではないな、うん。

別に俺は巨乳が嫌いというわけではない、むしろ大好きだ。ただ蓮名と想愛の胸が美しすぎるだけなのだ。これほどまでの美乳はグラビアアイドルにもなかなかいないだろう。

ちなみに想愛より蓮名のほうが胸が1cmほど大きいらしい。姉としての意地なのだろうか。


誤解も解けたしいざ帰ろうと思ったとき、俺はあることに気づいた。

「そういえば2人とも今日は早く来てたんだな。今日は告白が無かったのか?」

そう、2人とも美少女なうえに運動神経等のすべてがハイスペックな為、ここ数日は春だからという理由も含めて告白三昧だったのである。まぁ本人達曰く

『お兄ちゃん以外に告白されても全然嬉しくない』

『むしろ時間の無駄で迷惑です』

とのこと。嬉しい。

それでも伝説の桜の木の下(花はもう散ってる)や屋上などに呼び出されては連日告白されているらしい。

まぁ全員丁重にお断りしたみたいだが。

それが終わればこの校舎裏にやってくる。以前俺が「どうしてここ(校舎裏)なんだ?」と聞いたら

『そんなのやっとお兄ちゃんに逢えるんだから他の人はいない方がいいに決まってるじゃん』

『私達の本当の笑顔を見ていいのはお兄様だけですから♪』

と、返ってきた。超嬉しい。

それはさておき、さっきから蓮名も想愛も黙ったままだな、…まさか

「…あるの?今日も…告白が」

「「…うん(はい)」」

うわーぉ、やっぱりすげー。

「ならなんで今ここにいるんだ…」

ほったらかしてきたのか?さすがに相手が可哀想に思えてくる。

「いや…それがね?」

「ラブレターが靴箱に入っていたのですが…呼び出す時間が違うだけで全く同じ内容の物が蓮名の所にも入っておりまして…」

「…あぁ、なるほど」

つまりラブレターを出した男は1日に2回告白しようとしていたということか、下衆いな。それも蓮名がダメなら想愛、もしくはその逆、みたいな考え方をしているのか、クズいな。

まさにゲスの極み少年だ。だが———

「それでも今からでも呼び出された場所に行くべきだ」

「えぇっ!?」

「なぜです!?」

俺の言った言葉に驚愕する双子姉妹。まぁ当然の反応だろう。

俺は少し真剣な顔をして言葉を続ける。

「相手がいかにゲスであろうが、それが誠意を欠かしていい理由にはならない。それに相手はラブレターを出す勇気ぐらいは持ち合わせているみたいだ。少しぐらいは話を聞いてやれ」

そう言って微笑みながら2人の頭をゆっくりと撫でた。

「それくらいやってくれると俺はお前達を信じている。」

今語ったのは完全に俺の自論だ。だから他の人には関係ないのだが…蓮名と想愛の2人には知っていてほしかった。

さて、俺の考えは伝わったかな?と思って2人を見てみると

「お、お兄ちゃん♡」

「カ、カッコよすぎますぅ♡」

と、いって顔を真っ赤に染めてとても熱っぽい視線を向けてきた。

それを見た瞬間

『銀河の精神にダイレクトアタック!!精神の被害甚大!理性のリミッターを解除します!』

そんな声が聞こえてきた。

『突撃準備完了!いつでも行けます!』

…そうか、ならば突g———

「「ちょ、ちょっと頭を冷やしてくる(きます)ー!!」」

といって2人は逃げ出した。

「………」

…さぁ、俺も頭を冷やすとしようか。


「うぅ…まだ顔が熱いよう…」

「さすがはお兄様です…」

「あぁもうお兄ちゃんったら最高!大好き!!えへへっ♪」

「お兄様以上の男などこの世にいないでしょうね♪うふふっ♪」

「もうこのままずっとここで悶えてたい!…けど…」

「えぇ…」

「行かないといけなくなったね…あのゲスのとこに」

「まぁ…仕方ありません。さっさと終わらせましょう」

「そうだね!早く終わらせて後で思いっきりお兄ちゃんに甘えよう♪」

「そうしましょう♪うふふふふっ♪」

次回はキャラ紹介をする予定です

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