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愛情に飢えたつぼみ  作者: レモン
はじまり
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きよ子30歳

私の事をバカにするな。


今、睨まれた?


私の事を皆でダメなやつだっていってる…ような気がする。



いつからこんな思考回路になってしまったのか、被害妄想が襲ってくる。

気付けば小学校に入学した時から、おとなしく自分を絶対に否定しなさそうな子を好んで友達になっていた。少し距離感が近いと違和感を与える程に懐いた。


しかし、意思表示をはっきりする子には、緊張して萎縮してしまう。言葉を発する事すらままならない。否定される事を恐れていたのだ。

二重人格のような子供だった。

この頃から、被害的な思考は私に植え付き歳と共に成長していってのだろう。


きよ子は現在30歳。


女友達は一時期ゼロだった。

今は1人だけ交友関係が復活した友人がいる。

人付き合いをことごとく避けてきたが、男性からは何もしなくてもモテた。

男性に対しては初対面から本来の自分がだせるのだ。ぶりっ子するわけでもなく、自然体な自分をだせる。楽だった。

彼氏は常に絶やした事がない。


きよ子には独特な透明感と儚げな今にも消えてしまいそうな、そんな魅力があった。

そして執着心がなく、手に入りそうで手に入らない…それを男は必死に手に入れようとするのだろう。

俺が守らねばとでも言わんばかりに。


空虚感、寂しい。1人でいるのは楽だが、本当は寂しいんだ!



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