第2章:秋
今の所、事件の臭いがしません。
秋になって、夏休みも終わり、新学期が始まった。
秋と言えば、色々な秋がある。
食欲の秋、スポーツの秋、勉強の秋などなど。
やけど、ウチは秋が一番嫌いや。
何故って、休みが少ないからや。
ゴチャゴチャ言うてる場合やあれへん、要は秋休みがあらへんと言う事や。
「奥村さーん!」
サッカーをやっていた、クラスメイトの、2枚目の顔の男の子が、ウチに声を掛けた。
彼の名は、佐藤 太一。
大のサッカー好きなサッカー少年だ。
「佐藤はん、どないしたん!?」
ウチは離れた所にいる佐藤に大きな声で問掛けた。
「こっち負けそうなんだあ!だから、助っ人として入ってよお!」
「O.K.今行くでえ!」
ウチは助っ人して、佐藤のいるチームに入った。
言うとくが、ウチが入ったチームは、絶対に負ける事が出来なくなってまうんや。
「真理絵ちゃん、例のあれを見せてやってよ。」
「O.K.」
ウチは例のシュートを放つ事にした。
「行っけー、ストップシューット!」
説明しよう。
ストップシュートとは、相手のチームが守備をするゴールに、目にも留まらぬスピード(秒速30万km)でシュートを決めるサイボーグの真理絵にしか出来ない超必殺技である。
この技で放たれたボールは、通常の肉眼では捕える事が出来ない。
因みに、前回犯人を捕まえる時に放ったシュートは、フレイムシュート、と言うシュートで、ボールが時速300kmで、摩擦熱の影響で燃えながら吹っ飛ぶ必殺技だ。
また、この技で放たれたボールは、表面の温度が太陽と同じ温度になる為、吹っ飛ばすものが金属なら、一瞬で溶かして形状を変える事が出来る。
以上、作者からでした。
ウチが放ったシュートは、目にも留まらぬスピードで相手キーパーのいるゴールに入った。
「すっげー!真理絵ちゃんのシュート、いつ見てもすげえ!あんなの、絶対に止められないよ!」
相手チームの一人が言った。
「お、奥村師匠!今度、俺にそのシュート伝授して下さい!」
「修行は厳しいで?今までウチのシュートを会得しようとして死んだもんが仰山おるで?」
ウチはマジっぽい冗談を言った。
「や、やっぱやめとく。」
「ハハハハ。」
ウチが笑うと、全員が釣られて笑った。
「ほな、ウチは抜けさせて貰うさかい、後は頑張りや。」
そい言うと、ウチはチームを抜けた。
さて、何しようか?
って、やることあらへんし、教室行こか。
ウチは教室へ戻った。




