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銀行強盗誘拐殺人事件!

10月序盤、真理絵は、事前に水理銀行から依頼を受け、張り込み捜査を行っていた。

とは言うものの、実際に張り込みをしてるのは、奴隷の亀山かめやま 大輝だいきな訳で・・・。

「クソッ、何で俺があんな女の言うなりにならなくちゃいけねーんだよ!?」

[ドン!]

大輝は壁を叩いた。

コラコラ、本人が聞いてたらどうするんですか?

「大輝、あんな女って、私の事かしら?」

真理絵が突然現れた。

「(ギクッ!?)

嫌だなぁ。真理絵様の事じゃないですよ。」

丸っきり嘘である。

「(ったく、この女、何処から現れたんだ?)」

何処からって、普通に走って来ましたけど?

あ、そうか。最高速度は肉眼では捕える事が出来ないんだ。

通りで、大輝が気付かない訳だ。

[パアン!]

一発の銃声が銀行内に響いた。

強盗か?いや、従業員が一人、殺された様だ。

「今みたいになりたく無かったら、この袋に金を詰めろ。」

覆面男が、カウンター越しで女性従業員に、銃を突き付けながら、大きな袋を渡した。

女性従業員は、黙って袋に、金を詰め込んだ。

[パアン!]

あまりにもモタモタしていたので、イライラした男は、その従業員を銃殺した。

その後、その男は袋を置いたまま逃げて行った。

「キャア!?」

真理絵が外で見張っていると、突然、二人組の覆面男に襲われた。

恐らく、例の強盗の一味だろう。

真理絵は、男らに抱えられ、車に乗せられた。

その時、真理絵は現場にある手掛かりを残した。

その頃、銀行内では。

「おいクソ女!」

大輝が真理絵を呼んだ。

来る筈が無い。

変に思った大輝は、外に出てみた。

しかし、外にも真理絵はいなかった。

「(変だな。)」

大輝は思った。

「ん?」

大輝は何かを発見した。

「(このウサギの絵のサイフ、あの女のだ。

捜して届けた方が良いよな?

待てよ、少しくらい・・・・。)」

何を考えてるかと思えば、金を盗む気ですか。

バレたら命無いよ?私は知らんけど。

大輝は、真理絵のサイフのフタを開けた。

中に手紙が入っていた。

『大輝、私は強盗に捕まった。

私を助けろ。

強盗の車のナンバーは、足立区33、ぁ、50-10だ。』

情報が少なすぎる。これでは動き様が無い。

「馬鹿馬鹿しい。」

大輝は、紙を破って捨ててしまった。

「ん?」

大輝は、もう一枚紙を見付けた。

『破いたな。まあ良い。兎に角助けに来い。』

大輝は辺りを見回した。

「ま、まさかな。」

大輝は呟いた。

が、内心は不安だった。

どこかで見ているかもしれないと。


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