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真理絵危うし!?

[ZZZZzzzz......]

真理絵が授業中に居眠りをしていると、先生が起こしに来た。

「起きろー。」

先生はそう言ったが、真理絵は起きなかった。

「甘いな。」

派手な服装の亀山が言った。

「何?」

先生は振り向いた。

「そいつはこうやって起こすんだ。」

亀山は立ち上がると、真理絵の下へ来て、真理絵が寝そべっている机を蹴り飛ばした。いや、蹴り場そうとした。が、危機を察知した真理絵が、起きて亀山を一瞬でのして気絶させ、また眠った。

皆は何が起こったのか分からない。何故なら、真理絵が動いたのが、0.001秒間と言う1秒間の1/1,000の間だからだ。

簡単に言うと、速すぎて肉眼では捕えられなかった、と言う事だ。

「おい、どうした?」

倒れた先生は亀山に声を掛けた。

が、返事は無い。それは、そうである。亀山は、気絶しているのだ。

「机を蹴ろうとした罰よ。」

真理絵は寝ながら呟いた。

[キーンコーンカーンコーン]

そんな事をしている合間に、授業は終りを告げた。

「あ、それじゃ、あれ、宿題な。」

先生はそう言って、黒板を差した後、亀山を担いで保険室まで行った。

真理絵は、

「ふわあぁあぁ、良く寝た。」

と、起き上がり様に伸びをしながら言った。

ちょっと待った。

此処で、一つの疑問が生まれる。サイボーグは、寝るのか?

その通り、寝るのである。

サイボーグと言っても、所詮は人間だ。眠って体力を回復しなくては、死んでしまうのだ。

「真理絵、帰ろうぜ。」

帰り支度を終えた新一が、真理絵を誘った。

真理絵は振り向き様に

「うん。」

と、笑顔で答えた。

真理絵は、直ぐに支度をすると、新一と二人で下駄箱まで歩きだした。

「真理絵。」

新一が声を掛けた。

真理絵は、何、と答える。

「こ、これからさ、ど、どこか遊びに行かない?」

新一は赤面しながら言った。

「うん、行く!」

真理絵は餓鬼っぽく喜びながら言ったのも束の間、亀山が二人の前に現れた。

「「お前か、何の用だ?」」

真理絵と新一がそろって言う。

二人は顔を合わせると、クスクス、と笑った。

「何が可笑しい!?」

亀山は激怒した。

「「何の事?」」

再び揃う声。

「とぼけるな!今笑っただろ!?」

「「はぁ!?

誰もお前の事なんて笑って無いぞ。」」

「まあ良い。

それより、さっきは良くもやってくれたな?」

亀山は真理絵に向かって言った・・・ん?

こいつ、あの動きを肉眼で捕えたのか?

「何?私が何かした?」

真理絵は歩み寄る亀山に言った。

「この俺様の腹にパンチをした。

ちょっと来い!」

真理絵は、亀山に屋上へ連れて行かれてしまった。

「私をこんな所へ連れてきて、どうするつもり?」

「殺してやる。」

亀山はそう口にした。


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