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4SEASONS

作者: 春馬令

 季節の流れは一瞬で、それは誰にも止められない。

 一生この4つを廻る。私の人生は4つで決まる。


 生まれたときは春の桜。病室で初めてあったサクラさん、こんにちは。

 初めての夏は病院で。空調の効いた部屋での夏はなってことない。次の夏は日夜問わずで泣き叫ぶ。

 秋は秋。何も感じない。早く年とって食べたい秋の味覚。

 冬。寒さを肌で感じた。こんなにも苦しい季節があるなんてって、恨みも感じた。こどもながらに、嬉しさも。


 少し後。また春がくる。もう14回目。いい加減慣れた、4つの世界。でも、春は特別、プレゼント。

 夏。学校でのお話。部活で汗を流した。笑う。この季節は笑って過ごす。

 秋になれば嬉しいのは味覚だけじゃない。新しい趣味も見つけた。私だけの趣味ではないけれど、その分つながる。

 冬になれば雪が降る。少ししか振らないけれど、気にしない。今を愉しまないと。


 社会にでれば季節は分からなくなる。

 いつのまにか春になって、1つの優越感を得る。でも、何か不安。

 夏が一番苦手。外を歩けばアスファルトがこげて消える。汗が垂れる。

 秋になったら出会いがあった。愉しい日が続く。

 いつの間にか、何回か冬を経て、彼は消えた。雪の中で。


 年老いた。もう春はこなくて良いって思うときがくる。また1つ。死が近づく。孫の顔は今の内に見ておかないと。

 夏になるのが一番億劫。この季節になると同年代がいっぱい倒れる。クワバラクワバラ。

 秋になれば栗を向く。あの人が大好きな栗は私も好き。1つ向いて半分個。時間はまだある。

 冬になって気がつく嬉しさ。布団にずっと入っていられる。でも残念。朝刊が届けば目がさめる。あら、隣のこの人も同じみたい。


 たくさんの年月を見てきた。この世は4つ。考えれば愉しい。この世には、季節が2つしかない国もある。しかも、朝と夜で季節が変わる。

 私は分かった。やっぱり、今は愉しむべきだ。 若い頃、愉しまないと。苦しくても、笑顔、笑顔。ねぇ、アナタ。

 《4SEASONS》

初めての詩でした。それに加え、少しながら女性目線での感覚。うん、難しいです。僕自身もはじめての経験だったので、感想も気になります。感想待ってます。では、ここまで読んでくださり、

  『ありがとうです』

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