第五話 リクの武器と新たな依頼
リクのステータス
◇リク
◇性別 男
◇種族 人間
◇年齢 22
◇職業 冒険者
◇レベル8
◇体力 D(E→D)
◇魔力E(F→E)
◇固有スキル 《ゴミ拾い》
◇一般スキル
◇HP回復(小)
◇水魔法(小)
◇槍術(小)
◇俊敏(小)
◇棒術(小)
◇身体強化(小)
◇怪力(小)new!
◇重撃(小)new!
◇二つ名
◇ゴミ拾いのリク。
◇エルフの友(???の友)
まず、二人は鍛冶屋に武器を買いに行く。
「どんなのがいいかな? 棍棒はしっくりくるけど、槍も欲しいかな」
「うーん。二つ持っておくのは良いわね。いろんな武器を持っていてもスキル「ゴミ拾い」でもっておけるでしょ?」
アナリスの言葉にそれもそうかと考えるリク。
「そういえば、リクの「ゴミ拾い」のアイテムボックスってどれくらいの容量なの?」
「ん? 言ってなかったね。容量は無限で、時間経過も選べるんだ」
「え? 容量無限に時間経過が選べるってどういうこと⁉」
つまり、好きなアイテムを時間経過無しで運べるし、選んだアイテムを時間経過させることもできる。リクの「ゴミ拾い」はものすごい能力だった。
「リク、商人になればよかったんじゃない?」
「それは考えたけど、商人だと過剰な能力だから僕が狙われる可能性があるって思ってね。やめたんだ」
「それもそうね。でも行商人みたいなことをしてもいいかもしれないわ」
二人は街の外街に向かう。カミスの街は石壁が複数あり、外街、中街、貴族街に分かれていた。鍛冶屋は外街にある。
ついたのは「外れドワーフの槌屋」。
マーシャにおすすめされてこの店に来たのだが……。
店の外には先ほどギルドの外で見かけた「蝶華優閃」がいた。
「むっ、先ほど見かけた「ゴミ拾い」のリクではないか」
「あなたは「蝶華優閃」のリーダーのマキさん!」
「リク、この人誰?」
「知らないの⁉ あのBランクの女性だけのパーティーで有名な「蝶華優閃」だよ!」
「フフフ、そこまで言われると照れるな」
「私はアナリス。よろしくね」
「ああ、よろしく頼む」
「蝶華優閃」のパーティーのメンバーたちもこちらを見る。
「おっ! さっき大男を小さい体で殴り飛ばしたリク君じゃん~」
「ん。まあまあやる」
「ルナ、その言い方は失礼ですわ」
「俺っちとバトろうぜ!」
「お前たち、初対面の相手に失礼だろ。挨拶しろ」
四人がそれぞれ名前を名乗ってくれる。
薄赤色の長髪を後ろに束ねた長身で切れ長の目のスポーティーな見た目のマーレッド。
青髪のボブくらいの髪の少し眠そうなたれ目のルナ。
橙色のロングの髪を腰まで垂らした、クリクリした目の魔法使いのようなローブを着たウララ・アルガーナ。
桃色の短髪に猫耳が可愛らしい猫目の薄着の武闘家らしいクルミ。
そして、リーダーの金髪ブロンドを首のあたりまで伸ばした騎士の様な佇まいのマキ・オルエンターナ。
マーレッドとマキとウララは女性的な胸の膨らみが見られる。
ルミとクルミはすらっとした感じだ。
リクはマキの騎士姿でも隠し切れないふくらみから目をそらし、興味深げにこちらを見る、マキの目を見据える。
「うむ、良い目だ。リクも「外れドワーフの槌屋」に武器を買いに来たのか?」
「は、はい」
「そう、緊張しなくていい。おい! ゴルド! 客だぞ」
「ああ? なんだなんだ、お前はちっこい坊主だな」
店の奥から髭もじゃだが、ガタイのいいドワーフが出てくる。
「ここは一見の武器屋だ。初見のお前さんが来るところじゃないぞ」
「あの、マーシャから紹介されたんですけど」
「ゴルド、私からも頼む。良い武器を見繕ってやってくれ」
その言葉にゴルドは考え込む。
「スカウターのマーシャに「蝶華優閃」のマキからの推薦かあ。まあいいだろ。ちょっとは出来るみたいだからな」
「分かるんですか?」
「意外と力は強そうだからな。筋も悪くなさそうだ」
「そうよ! リクはオークを一人で倒しちゃうくらいだから」
「ほう。リク、冒険者ランクはいくつだ?」
「ランクはFです」
「それでFか。ギルドも見る目が落ちたな」
「いや、つい最近、パーティーを追放されて、それで二人でパーティーを組んでるんです」
「ふーん? リクを追放するなんてよっぽど馬鹿なパーティーだな。まあいい、リクは何の武器を使うんだ?」
「棍棒と槍も使いたくて、でもまだ所持金がそこまでないので困ってます」
その言葉に考えこむゴルド。
「うーむ、ならハルバードなんてどうだ? 値段はまあ初回価格で10000エネルでいい」
「ええ? そんな安くていいんですか?」
「言ったろ、マーシャは強くなる冒険者を見抜く目があるし、マキの推薦もある。こっちに来い」
リクに差し出されたのは先端に槍と斧がついた鉄製に魔法装飾が組み込まれたハルバードだった。
「こいつは魔法装飾の効果で「切れ味◎」に「耐久性向上」を付けてある。まあ鉄製だから普段なら35000エネルは下らねえが、リクにならいい」
「やったね、リク! めちゃくちゃ強そうだよ!」
「ゴルドさん、10000エネルで本当に良いんですか?」
「良いんだよ、ハルバードはあまり使われねえから、売れ残ってたんだ」
「そういう事なら、使わさせてもらいます」
リクは裏の試し切りができるスペースでハルバードを振り下ろす。
体に魔力を循環させ、身体強化(小)を発動し、斧の部分で鉄製の鎧めがけて刃を立てながら振り下ろす。
――空気がひしゃげる音がした。
スキル重撃(小)も発動し、鉄製の鎧は木っ端みじんに砕ける。
斬撃の痕も残っていた。
「蝶華優閃」のパーティーたちもそれを見てどよめく。
リーダーのマキは興奮した様子で、リクにボディタッチする。
リクは超絶美人のマキに触られて嬉しそうにしている。
「……リク、何デレデレしてるの?」
「いや、デレデレしてないよ⁉」
アナリスのジト目にツッコミを入れる。だけどなんかこれ、良いかも!
新たな扉を開こうとしているリク。
マキとゴルドはそれを気にした様子もなく褒めてくれる。
「すごい、すごいぞ! リク、斬撃もさることながら、威力がすさまじい」
「驚いたな、ここまでの力が作用するとは」
ルミも眠そうな目を見開いて驚いている。
「ん! リクやる!」
「ハルバードが当たる瞬間、何かのスキルが発動した気がしましたわ。あれは重撃?」
「リク君、すご~い! お姉さんもほめちゃうぞ~」
「俺っちが当たったらひとたまりもねえな……」
ひとしきり話した後、ゴルドに10000エネルを支払う、リク。
リクとアナリスは礼を言った後、去ろうとする。
「リク、私たちと魔物の討伐依頼をしないか?」
マキがリクの目を見つめながら合同依頼を持ち掛けてきた。
「え? でもまだ僕達、ランクFですよ?」
「ランクがB以上の者なら、ランクを二段階までなら上げても受けれる。つまりランクDの依頼なら可能だ」
「そうそう~。私たち、今はちょっとだけ暇なんだ~」
「ん。リクとアナリスの力見てみたい」
「大丈夫ですわ。私たちなら余裕です」
「俺っちもついてるぜ」
どの依頼を受けるのか聞いてみると……。
カミスの街から2時間歩いたところにある、ランクDダンジョンの魔物討伐依頼だ。
地上の魔物はアイテムに消えるのだが、ダンジョンは不思議なことに体全体が残る。
解体をしなければ、すぐに消えるのだが、解体をしているうちは素材を残してくれるのだ。そのため、魔物の全体の素材が欲しい場合はダンジョンで狩るのが通説だった。
「なるほど、ダンジョンなら役立てるかもしれません」
「そうだろう? アナリスはどうだ?」
「私もいいですよ」
アナリスも首を縦に振って頷く。
こうして、リクとアナリスはBランクパーティー「蝶華優閃」と合同依頼を受けることになった。
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