観光シーズン MT車の方 クラッチの踏みすぎ注意
10月に入り秋の観光シーズンに入ります。
運転マナーやルールをとにかく言う前に、安全に走るとはなんぞやについて語ります。
元東京=大阪梅田間を走っていた、高速バス運転手だったモーニングあんこの授業です。
現在ニートの元高速バス運転をしていたゆっくりあんこです。
お願いがあります。観光に浮かれて飛ばしすぎて単独事故をする人が毎年いますが、邪魔なので法定速度でお走りになってください。邪魔です。本当に邪魔。
紅葉はまだもう少し先になりそうですが、北海道の一部では紅葉が始まってると聞きます。
北海道の場合は、そこからすぐに冬になり紅葉を楽しむ間もない忙しさがありますが、本州以南であれば紅葉を楽しめるいい季節になってきました。
お願いがあります。観光に浮かれて法定速度の倍くらいで走る人がいますが、あなたは事故を起こさなくても周りの人が怖い目に遭います。観光シーズン。景色を楽しむくらいの余裕がないなら運転しないでください。邪魔です。まぢで
とある動画のコメントに、観光シーズンはクラッチやられる。というのを見つけてしまいました。
元高速バス運転をしていたと伝えましたが、練習でいろは坂ほどではないですが峠道で練習しました。高速バスと同じ12mの大型バス。対面通行なので焦って内輪差ごっとんを何度かやらかしてますが、無事かすり傷なしで走れました。頑丈なんですね。
タイヤにわずかな石の白い粉が見られましたが、パンクまでには至らず。
渋滞でクラッチで足が熱くなる。という経験談はある一定の年齢の人に聞くと腐る程聞きます。中年以下の比較的若い人だと足は熱くならないけど、左足が大活躍する話は聞かれます。免許取り立ての20代にはクラッチの意味が通じないことが増えました。むしろ、MTを蔑む人が増えつつあります。
お願いがあります。観光と関係なくたくさん人がいるところに自家用車で突入して無意味にタイヤ鳴らしたりお尻振りながら走る人がいますが、邪魔です。今すぐ消えてなくなれ。交差点でタイヤを鳴らせて走るオレカッコイイと思ってるあなた。安いタイヤだとバレますよ。1本5000円くらいですか?共感性羞恥心で顔真っ赤になるので今すぐおやめください。
どんな渋滞でもどんな峠道であろうと、クラッチの多用は大変危険です。今すぐあらためてください。
若いうちは、クラッチが楽しくてガンガン踏んでましたし、なんだったらクラッチ無しでギア入れたりしてました。そして、クルマはクラッチ板がすり減って動けなくなる。そんな痛い子時代を経て、今はクラッチを踏む機会があれば、クラッチを極力使わずに走るようにシフトチェンジしています。
まずは、渋滞から。
観光シーズンに限らず道路はどこでも渋滞しがちですね。運転の基本に、安全で心落ち着き法定速度内で走る。ものなのですが、事故らなければ安全だと勘違いしてる人がいますね。周りのクルマや隙間を縫って走る2輪車への配慮も含んだのが安全です。一般道なら歩行者への配慮も含まれるので、安全の履き違えをしている人は今すぐ免許返納して公共交通機関での移動をお願いします。
渋滞では、極力ブレーキを踏まずに走るようにお願いします。ブレーキをかける頻度が高くなればなるほど渋滞の距離が伸びます。前方にクルマ1台分空いたからとアクセル踏んでブレーキ。それが渋滞の原因なんですよ。ATならD固定でゆっくり進めばブレーキをかける回数が減らせますね。前方に2台分くらい空けながらゆっくりと転がせばブレーキを踏むことが減ります。
割り込まれると思う人もいるでしょうが、割り込む人は隣のレーンに隙間ができれば勝手にいなくなります。本人は縫うように走るオレカッケエエと思ってますが、1時間後少し前にいるくらいですから安心して割り込まれましょう。割り込んだクルマのナンバーを覚えておくと「おやおや?あんなに左右に移動していながらまだそこにいるんですか?」と自己満足に浸れますよ。渋滞での割り込みはさせとけばいいんです。後ろのクルマもイライラして追い抜くと思いますが、1時間後似たような位置にいるので思ったほど早く走れるものではありません。常に2台分空けてDレンジでゆっくり観光を楽しんでほしいですね。
ではMTだとどうなのか。大体が5速か6速なので、2速は一般道で使えます。信号などの渋滞ですので2車線くらいだと思ったほど進まないため2速に入れたら多少のガックンガックンがありますがクラッチ板を減らさず走ることが出来ます。左足を自由にさせてあげれますね。
高速道路では、3速に入れてもう少しスピード出せるようにして走らせると安定した走りができます。軽自動車みたいにトルクが細い車だと前後に揺れやすくガックンガックンしますが、小型車以上なら多少の上り坂でも安定して走ってくれますよ。あとは、アクセルを軽く踏んで勢いを付け前方との差が縮まればアクセルを離す。いきなり踏み込むいきなり離すというような極端な走りさえしなければ、同乗しているお友達や家族。酔いやすい人にも配慮ができます。車内でリバースは大惨事ですから。大惨事にならないように注意して人にもクルマにも周りの人達にもお優しい走りをすることで、クラッチ板を無駄に損傷しなくてすみます。MT乗りは愛車の度が過ぎるので、ならば余計に大事にしてほしいですね。消耗品だと思わず次の車検まで交換しなくてもいいように。
これは、高速バスで走らせていたときにも多用していました。
バスの車種や排気量・ギア数にもよりますが。
私が好きで走らせやすかったのが、初心者向けの日野・いすゞ系のジェイバスという。横から見ると窓から出入り口まで繋ぐJの文字のデザインのバス。小回りキュンキュンで心地よいバスですね。
これの7速で排気量小さめに乗ってたんですが、浦安付近のなぞ渋滞。(理由はわかるけど)ああいう渋滞では、3速に入れて走らせるんです。多少ガクガクしそうだったらアクセルで揺れさせないように調整しつつ左足は遊ばせます。時速20kmでコロコロゆっくり走ってくれます。時速30kmが欲しい時は4速に入れてコロコロ微調整。ここでもブレーキは極力踏みません。クラッチも時と場合くらいで。
バスなので危ない割り込みもまた多いので、右足はちょっとだけ忙しいですが、慣れてくると割り込みたいクルマを一目でわかるのでそれを予測しながら走るので、ブレーキもクラッチも踏まずに走行できます。アクセルで調整すればよいだけなので。
お願いがあります。またかと言わないで。
雨の日の橋のつなぎ目の鉄板でスピンさせ単独事故を起こす人。あなた普通にヘタです。センスがありません。なので、自主返納して公共交通機関をご利用ください。今すぐ返納だ!
大型の場合、クラッチ板というよりエアで繋ぐので、無駄にプシューと言わせたいのが好きな人以外は、ゆっくり安全に走行することでお客様の生命を守れます。トラックも同じ。
エアは溜まりやすいけど故障して抜けちゃったらなにもできなくなるから大事に使いたいですよね。走行不能になりますからね。ギアもブレーキもなにもかもエアですよ。ドアの開閉もエアですよ。無駄にプシューと言わせずに走りたいものです。
上り坂は楽でいいですね。ここでもギアは替えずに走りたいですね。峠道などでは特に。一方通行のいろは坂なんて楽で楽しいですよ。対向車が居ないのとバスだと少し背が高いのとフロントガラスが非常に大きいので次の次のカーブが見えます。ミラーを見るついでに次のカーブを見てどうなっているのかを見ながら走りますからね。まぁバスの運転席の位置は、2tトラックやハイエースと同じ高さではありますけどね。大型トラックより低いですし。
下り坂もエンジン音が唸って悪くない。法定速度以下で走りフットブレーキは極力使わず、ヘアピンカーブが近づいたら、直線の車体が真っ直ぐの状態で減速をしてギアを低速の3速くらいまで落とし、ヘアピンカーブに備えたい。それが出来なかったのが。
レーサーではないので、カーブで何かをするというより直前で事前準備が出来るかどうかですから。もっともレーサーもカーブの途中でなにかをする人はいませんけどね。
一昨年くらい前にバス横転事故がありましたね。富士山から下る途中で。
クラッチを多用する人の典型的な事故。乗用車感覚でも酷いバージョンの方ですね。
どんな道路でもクラッチの多用は無駄ですし無意味ですしなにより事故を起こしやすい。
大型車を運転したことのある人やマニアさんなら分かると思いますが、日本車の乗用車のワイパーの位置に排気ブレーキというレバーがあるんですが、排気を使いながら減速するレバー。2tクラスくらいから実装されてますね。大体が3段階はあると思うんですが、2段階のもあるので注意ですね。古いふそうだと2段階が普通でしたが、今は3段階あるとか。
お年寄りのドライバーさんは、ブレーキを踏むまでに時間がかかるから走行中にも1段階は入れていると聞きます。反応速度のわるい人は入れたままが目立ちます。入れたまま走行すると、アクセルを戻したら排気ブレーキが効くので減速します。2段階となると乗客の頭が前に動いてしまいますね。3段階は、ブレーキランプが光るので、前のトラックやバスがやたらとブレーキランプ光らせてると思った人は、「なんだリターダ入れたまま走らせてんのか下手くそだな」と思っていただいて結構です。3段階はよほどの急勾配な下り坂くらいでしか使いません。例えば、バスタ新宿の下り坂とか。結構な急勾配なので。降る前から入れておくと揺れが少なくて済みます。
バスタ新宿みたいに元から低速で走る場合は、3速でゆっくり下りリターダを使って下ります。私はね。ここでもクラッチは信号待ちや他のバスへの配慮で踏むくらい。
逆に上り坂ではクラッチを有効利用するくらいでしょうか。時間調整してバスタに入ったのに前のバスが難儀してると中腹で止まります。登坂用のスイッチがありますが、音がうるさいので大体切ります。ブレーキを踏み、クラッチを深~く踏み込んでゆっくりと離すと一時的に車体は下がらず停車のまま。その間に、ギアを入れていたのをゆっくり繋ぐと昇ると登坂用のスイッチと同じ役割を果たしてくれます。エアのチカラをまざまざと感じれる瞬間でちょっと好き。エア様素敵。
クラッチは、必要なときだけ入れると思うと違いますよ。
MTは操作している感覚があって楽しいですね。バス運転手になろうと思ったのもMTに乗りたいからでしたし、免許も持ってるしちょうどいいな。くらいな感覚で乗り始めたので、つくづくMTは楽しくて大好きですね。クラッチのことを大事に大事に扱いたい。4年ごとにクラッチの交換くらいで走りたいですね。ちなみに、ブレーキは6年に1回ペースで交換してます。今の車になってからは。
私の後ろを走る人は、穏健派の人でないと苦痛に感じやすいみたいで。よく追い抜きざまに大きな口を開けてこちらになにか言ってることがほとんど。こちらは、法定速度ぴったりで走っているのになぜか怒られる。怖い人ばかりです。泣きたい。私が何したっていうんだ。首都高でも怒られがち。時速40キロ制限を守ったら怒られます。
最後にお願いがあります。法定速度は必ず守ってください。私は、雨の日や夜は1割減で走ります。法定速度100のところでは、90で走ります。誰かの命を奪うのは懲り懲りなので。首都高は高速って言うんだだから100出しても良いだろ!な思想の人は今すぐ自主返納してください。標識も見れないくらい視野狭窄になっているんですよ。そのコーナー曲がれませんよ。40キロだと書いてあるでしょ。バンクも付いてるでしょ?どうしてかわかる?
異論反論はお待ちしてますが、「法定速度でちんたら走ってんじゃねえよ」というようなのは受け付けてません。活字好きなあなた方ならわかりますよね。文字の意味を。法で定められた速度で走りなさいと言われてる道路を遅いというのは、日本語能力がとても低い人だと言わざるを得ません。活字好きも疑わしいく見えてきます。
安全に走ると乗り物酔いしやすい人も酔わなくなるんです。もちろん、走行中スマホやマンガを見てたら酔いますが。
ヘタな都市間バスに乗ってしまうと景色を見てるだけなのに酔います。私、運転しますが他人の運転では酔いやすいんです。ゆっくりやさしく走ってくれると酔わないのですが。なので、大阪便は2人一組なので酔いやすくて最悪でした。そりゃ、お客さん戻すわう●こするわチビらすわ。運転手が悪いんだわ。下手くそで自己満足な走らせ方するから。アイツの運転最悪だったな。思い出すだけで酔いそう。
クラッチやブレーキは極力使わないように気をつけて安全運転で観光をお楽しみください。
ブレーキは、渋滞の元。でも、危ない時はブレーキ踏んでね。