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【ヤンデレになれ!】と命じられた悪役令息ですが、なぜか周囲のイケメンが溺愛ヤンデレ化しました  作者: 日月ゆの
プロローグ

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プロローグ

お読みいただきありがとうございます!

※この作品は全年齢向けBLです。そのことご理解いただき、お読み下さい。


「ラズの居ない世界って、そもそも必要ない」


「んん?レオ?!」


「確かにな。せっかくならば最後にラズとお風呂に一緒に入りたかったがな」


「あ、アッシュ?!」


「はっ!僕は何回も一緒に入って、柔肌を泡まみれにしていますよ」


「へぁ?!イヴも?!」


「「「はぁ?」」」




ど、どうしよう。神託を受けた聖女であるイヴから、神託を聞いた途端、妄言を吐きながら睨み合い出したよ。

謎に神聖である神殿内の応接室の空気が煩悩に塗れた気がする。

このおかしな神託のせいなのかな。

あの神様はなんでこんな神託降したんだよ。いつも変なことを僕にさせるのに。

いや、まさかとは思うが、本当にその神託ってあの神様からなのかな。


「あのさ。イヴ」

「はいっ!ラズお兄さまなんですか?最後に僕とやっと気持いいことしますか?」


 イヴが弾けんばかりの可憐な笑顔から、突然真っ赤な舌でぺろりと唇を舐めだすとスッと雰囲気が豹変した。

 なんか最近こうやって、別人みたいなえっちなお顔と仕草をするんだよね。男の色気たっっぷりのさ。

 お兄ちゃんは弟の成長が早すぎて、いつも驚かされるよ。


 あれ?でもあの時もこんな感じだったかも。



「ラズの初めては婚約者の私のモノなんだよね?」


「ひぃあん!レオ、みみダメッ」



 突然、レオが腰を抱いて、耳に唇を寄せて話すから変な声が出ちゃった。

 熱い吐息とレオの低くて艶のある甘い声が耳を擽るから。僕、耳弱いのにさ。

 レオも知っているはずなのに、いつもしてくるんだよ。


 少しむくれた僕はレオを引き離そうとグイグイ肩を一生懸命押すけど、レオはニコニコ笑うだけで全然効いてない!

 むしろご機嫌に腰に絡めた腕に力を入れながらも、僕のつむじにちゅっちゅっとキスを落としてくる。



 レオは寂しがりやさんで、すぐに不安になっちゃうからスキンシップが激しいんだよね。

 だから僕が神様からのアレをしても変な顔しないで喜んでくれる、優しい婚約者候補(・・)なんだ。



「おいっ!婚約者候補(・・)はラズから離れろよっ!」



 半ば諦めかけていたら、いつものようにアッシュがレオの腕の中から助けてくれる。

 アッシュは背も見上げるほど大きいし、筋肉もあるから凄いカッコイイ。

 男の子としてはモリッとした筋肉は憧れるよね。



「アッシュ。ありがとうー」


「ラ、ラズ?!や、柔らかブフォッ!」



 助け出されたままアッシュに抱きつくとふわりと爽やかな匂いがして、ついたくましい胸ににスリスリ頬を擦り寄せる。

 アッシュはテレ屋さんだから、ちょっとしたスキンシップですぐに鼻血がでちゃう。



「エロヘタレがまたかよ」


 

 慣れた侍従がやれやれと飛び散った鼻血を拭いている。


 ピコン!


 突如、僕にしか見えない青白いウインドウが出現し、文字が浮かびだす。


 『LvMax last step  「僕の命と世界の平和どっちが大事?」と婚約者候補に聞いてみよう!』



「面白かった」

「続きが読みたい!」

「今後どうなるの?!」


と思ったら


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