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37.ああ言えばこう言う
ヴィクトリアが言うと青巒は理解ができないと言う顔でヴィクトリアを見た。
「でもね、いい子の基準はどこなの?じゃあクレイアやノアはいい子なの?僕は悪い子なの?秘密すら共有できないの?」
青巒は涙目になりながら言った。
もうっ、何で子供はああ言えばこう言うのかしら?
しかも青巒は凄いわね、人間の弱点を知っているわ。
人間の弱点は『情』だもの、泣き落としって言うのかしら?
でも私はこういう人を社交界では数えきれない程見ているわ。
そう簡単に落ちないわいよ。
10歳の子に負けたら恥だものね。
でも言い訳が思いつかないわ...
ルーカス様だとすぐ引いてくれるんだけど...
はぁルーカス様助けてください。
ちょっと私はギブアップで。
ヴィクトリアはルーカスを見て必死に目で『助けて』と助けを求めた。
ルーカスはため息を吐いて青巒を見た。
「青巒、やめようよ。ヴィクトリアが困っているよ。」




