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23.全てが理解したわ




ヴィクトリアは地図を見ながら侍女専用の裏道を歩きながら考えた。


どうして壱の君の宮は王宮の西の隅なのかしら?

しかもあの厨房の老人や侍女が心配していた理由は何でしょう?


ヴィクトリアの頭には疑問が尽きずヴィクトリアは唸りながら西へと進んでいった。


もう何分立ったかしら?

10分は立っているような...

もうすぐ見えるはず―あら?あれは何でしょう。もしかしてあのボロ屋敷が壱の君の宮!?


ヴィクトリアが驚視した宮はツタや雑草が自由自在と伸び庭は森になりかけて屋敷は木が腐って倒れかけている何とも言えぬボロボロの屋敷だった。

ヴィクトリアは慌てて屋敷の入口へ走ると声がした。


「おはよう、ディアレイド。今日も可愛いよ。遅かったね...ちょっと今手伝ってほしい事があって...」


声の主は黄金の髪を高いところに紐で結って民族衣装の執事服を着たルーカスだった。いつも通り優しい顔で笑いかけてくる。


ルーカス様を見るとなんだか安心するわ。

民族衣装を着たルーカス様も綺麗ね―まあ?私って何考えているのかしら

お手伝いしてほしい事があるって言ってたわよね。

何かしら?


ヴィクトリアも笑みを返して言った。


「何でしょう?ルー...ではなくてクレイア。私が手伝えることがあれば。」


「じゃあ()()を宮に入れてくれ。」


ヴィクトリアはルーカスの言葉に固まってしまった。


え?何て言ったのかしら?

入れてくれって事は入れないのかしら?


ヴィクトリアは言った。


「何で入れてくれないんです?」


ヴィクトリアが言うとルーカスは困った顔をしていった。


「ずっとここに側妃や正妃に諫められ父王も傍観した事は君も噂で聞いているだろう?だからやっぱり本人も野生の動物みたいに警戒心が強くて外部の者を入れてくれないんだよ...」


ヴィクトリアは驚いた。


まあ聞いたことはあるわ。前世でも東の王の事は耳に入っていたもの。

壱の君の母の側妃が昔東の王を振ったと言ったけどくだらない理由で傍観するなんて...しかも東の王は女好きで側妃が何人もいたと聞いたけどそれでは結構大変だったのね。

でも野生の動物なんて...

ルーカス様も言い過ぎだわ。

でもこれで全てが理解したわ。




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