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22.まあまあ美味しいわね




ヴィクトリアが地図を見ながら食堂へ行くとそこはヴィクトリアと同じ服を着た侍女で賑わっていた。

侍女たちは厨房の前で列になり食事をもらっていた。


やっぱり平民って斬新ね。これが貴族だったら早い者勝ちではなく身分順なのに。


ヴィクトリアも周りの侍女の真似をして並ぶとしばらくしてから自分の順になった。

ヴィクトリアが厨房の料理をしている老人の作業員からお膳の上に乗った食事セットを受け取った時老人はため息をつきながら言った。


「あんた見ない顔ね、もしかして新しく来た壱の君の宮で働くことになってる侍女かい?可哀そうに。あそこに言ったら気を付けるんだよ。」


老人はヴィクトリアを心配しそうに言った。


「ありがとうございます。」


ヴィクトリアはお礼を言いながらお膳を持ち侍女用の食堂の端の床に座り机に膳を置いた。


この国って変わってるのね。だって周りを見たら椅子に座るのではなく床に座るのよ?

しかも食器がスプーンとホォークではなく棒2本で食べるのね。

確か箸っと言ったかしら?この国の者は器用ね。

しかもまあまあ美味しいわ。

100点中70点と言ったところね。


ヴィクトリアは黙々と食事を食べる。気づいたら全て食べつくしていた。


あら?早いわね...

もう少し食べたいわ。

でも寝坊したから早く壱の君の宮に行かなければ。


ヴィクトリアは厨房の老人にお膳を渡しに言った。


「美味しかったです。ありがとうございます。」


ヴィクトリアが言うと老人はニコっと笑った。


「どういたしまして、最近の子はちゃんとしているのね。大人顔負けだよ。」


ヴィクトリアはお辞儀をしてまた地図に向き合い侍女用の寄舎から出て壱の君の宮がある西の方向へ広い王宮を歩いて行った。

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