21.初めての寝坊
ちなみにヴィクトリアの出身国はレイニル帝国です。
ヴィクトリアは平民としての侍女生活にドキドキしていた。
ふと部屋の窓を見るともう日が落ちていた。
今日は疲れたわ...少し寝ようかしら?10分くらい良いわよね?
ヴィクトリアは部屋のベットに転がって目を閉じた。
「ディアレイド、起きなさい!もう朝の8時よ!侍女は6時には起きないといけないのよ!」
そう言いながらヴィクトリアをペシンと叩いた侍女の声でヴィクトリアは目覚めた。
ううん...うるさいわね...ってもう朝の8時!!ああ...10分くらい良いいと考えた昨日の自分を殴りたいわ...
ヴィクトリアはむくりと起き上がり起こしてくれた侍女に礼を言った。
「ありがとうございます。起こしてくれて。」
ヴィクトリアが言うと侍女はセカセカと言った。
「お礼を言ってる場合ではないわ、ほら着替えなさい。早くしないと朝ごはん抜きよ。」
ヴィクトリアは侍女が言った『朝ごはん抜き』の言葉に反応して見知らぬ民族衣装でも侍女の手を借りながら素早く着替えた。
朝ごはん抜きとはいけないわ。だって腹が減っては戦は出来ぬっていうものね。急がなくちゃ...
ヴィクトリアは着替えを終わらせ新人侍女用の王宮の道案内書を見ていた。
よかったわ...ここは親切だから部屋の化粧台の上に説明書を置いてくれるのね。
ヴィクトリアは侍女にお礼を言いつつ安心して侍女用の食事場に向かった。
「お姉さん、ありがとう。」




