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1.無実の罪を吹っ掛けられて婚約者に首を切られました。




「ヴィクトリア・ゲレニカ・クラウス、貴様と婚約破棄する!!

貴様はミレナをいじめ、しかも毒を盛ったと聞いた!!これによってこの女を処刑する」


豪華で広いパーティー会場、そして煌びやかなドレスを着た貴族たちの中に青い髪の青年の罵声ことにより賑やかだったはずのパーティー会場が静まり返った。

青年の前にはヴィクトリアと呼ばれた月光のように輝く銀髪とまるで空の色を映したようなマリンブルーの瞳を持ったパーティー会場の中の貴族には比べ物にならないくらい美しい少女が床に崩れ落ちていた。

青年の横にはミレナと呼ばれた桃色のふんわりとした髪に茶色の瞳の少女がくっついていた。


「アレク殿下!!私のためにそこまでしてくれるなんて...でもいくら何でも処刑だなんて...」


と青年の横で泣くミレナ、そして心配そうにミレナを見つめるアレク。

いつまで続くだろう―

そうヴィクトリアは思った。

元々ミレナに毒を盛っていなかった。ミレナの自作自演だ、だか婚約者のアレクはミレナにうつつを抜かしている。そして証拠も調べずこのザマだ。


「ミレナ...ヴィクトリア感謝しろ!ミレナはお前を気ずかっていたんだぞ!あの世で反省しろ!!」


そう言いながらアレクはヴィクトリアの首を剣で切った。



ゴトリ


ヴィクトリアの首がパーティー会場の床に落ちた。



もう疲れた、これが悪夢だったらいいのに―

1からまた始められるのであったら今度こそ幸せになりたかった―






こうしてヴィクトリア・ゲレニカ・クラウスの()()の人生は終わった。


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