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32話

勇者でしょ?いえ農夫です。のその後の魔王ミラ・レティスの物語です。


物語を楽しむために


勇者でしょ?いえ農夫です。https://ncode.syosetu.com/n3769hp/


を先に読んで頂けると幸いです。

ライド「ミラばあ!支配下契約の理で脅すのはずるいだろ?」


ミラ「私の補佐として行動している間は魔王様と呼びな!あと敬語も忘れるな」


ライド「くっ、魔王様と故マリア・エバーレッド女王で作られた職業選択の自由はどこにいったんですかね?」


ミラ「成りたい職業があるのに下らないしがらみによってなれない者を救済する為につくった法律なだけよ。私もマリアも自身で選んで魔王と女王になったわけじゃない、仕方なくなったのよ?」


ライド「でも俺が真面目に働くのはもうちょい先でよくない?俺まで20歳だよ?」


ミラ「ダメだ、それにお前にとって私の補佐として働くメリットはある」


ライド「どんなメリット?」


ミラ「土日祝日は完全に休みだ、有休もある。休日は釣りが出来るぞ?」


ライド「魔王補佐って公務員だろ?それ当然じゃないの?」


ミラ「なんかめんどくさいから支配下契約の理で」


ライド「仰せのままに魔王様」


ライド(ミラばあ理不尽!)


ミラ「ソロモンはいる?」


瞬時に現れるソロモン二世


ソロモン二世「お呼びでしょうか魔王様」


ミラ「今日の人族との定例会議からライドも参加させるから段取りお願い」


ソロモン二世「承知致しました」


ミラ「ライド、わからない事はソロモン二世に聞きなさい。先代からソロモン家は魔王の右腕として人族との関係に尽力してくれているの」


ライド「ソロモン二世様、どうぞよろしくお願いします。」


ソロモン二世「こちらこそよろしくお願いします。」


ミラ「会議室に行くわよ」


それから50年以上の月日が流れました。


ミラ「もう魔王としての業務は全てこなせそうね」


ライド「まさか俺に魔王様の業務を全部押しつけるつもりじゃないですよね?」


ミラ「そのまさかよ?」


ライド「勘弁してくださいよ!せめて半分にしてください!」


ミラ「ライド、魔王の力を譲渡した後は塵になるの。だから渡すなら全部なの」


ライド「へ?どういう事です?」


ミラ「あなたが次の魔王よ、あなたの魔王としての器は完成した。それに人族と魔族の有力者にはすでに了承済みよ」


ライド「ちょっと待ってください!俺はやるなんて」


ミラ「私も魔王になるときやるなんて言ってないわよ?」


ライド「本気なんですね?」


ミラ「もちろん、あなたが魔族と人族の未来を支え作りなさい。」


ライド「覇者になるかもとは思ってたけどまさか魔王になるとは思って無かった」


ソロモン二世「魔王様、皆様がお揃いです」


ライド「魔王様何が始まるんですか?」


ミラ「塵になる前に私とカイトの子孫達全員を集めて写真を撮るのよ」


ライド「おお!それは素晴らしいですね!」


魔王の玉座に向かうミラ


ミラ「こんなにたくさんの子孫がいたのね!ちょこちょこ全員会っていたけど一堂に会すると結構な数ね!」


ミーシャ「ママ!パパの写真持ってきたから」


ミラ「気が利くじゃない、にしてもライドは本当にカイトそっくり」


ライド「自分でもそっくりだと思います」


ミラ「みんな!カイトの教えを忘れないでね!家族は仲良くするのよ!喧嘩してもちゃんと仲直りすれば良いの!定期的に顔を合わせなさい。疎遠でいる長い時間は心の距離が離れるからダメよ!いいわね!」


子孫全員「わかってるよ!みんなで助け合っていくよ!」


写真屋「そろそろ良いですか〜?みなさん笑顔で〜、ハイ、チーズ!」


そして撮影後ミラは家族一人一人とお別れをすませました。


ミラ「ライド、最後の時はカイトと過ごした自宅で迎えたいの。日付が変わる0時少し前に自宅に来てちょうだい」


ライド「承知致しました」


物語も終盤を迎えました。

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