インターローグ:博麗神社1
「ただいまーっと」
「あー霊夢やっと帰ってきたー!!」
「やっと帰ってきたか…遅かったじゃない」
「ん? 萃香に…アリス?」
すでに夕食を済ませた時間。
神社にだれかいるとしても、萃香しかいないと思っていた霊夢は、アリスがいたことに驚いた。
「ええ、私よ。
魔理沙が、「霊夢が連れ去られた!これは異変に違いないZE☆」って言いながら、外出しちゃってね。
私は、博麗神社に残って霊夢が帰ってきたら連絡するように言われてたのよ。
萃香がいたから退屈はしなかったけどね」
「そう…で、魔理沙は?」
「さぁ?
霊夢を探してどこかに言ってるわ。
探しに行くか、帰ってくるのを…」
「あーりすー!!!!」
「…とりあえず探しに行く手間は省けたみたいね」
「…そのようね」
「あーりすー!! 永遠亭で新しい情報が!!」
目の前の霊夢に目もくれない魔理沙に、霊夢はいたずらっぽく声をかけた。
「そう、どんな情報?」
「それがさ、霊夢は昨日の夜永遠亭でお泊りしたらしいZE!!
そのあと妖怪の山に…って、霊夢!?
お前何してんだよ!!!」
「なにって…今帰ってきたところよ?
ここは私の神社だもの」
しれっとそう話す霊夢に、魔理沙はわなわなふるえながら大声を出す。
「二日間も音沙汰なしで!?
お前、私が…私がどれだけ心配したか!!」
「…確かに悪かったわ。
ごめんなさい」
素直に霊夢は頭を下げた。
「…わ、わかればいいんだZE…」
そう言って魔理沙は嬉しそうにはにかんだ。
そんな魔理沙を見て、霊夢はこう思った。
レミリアとの約束は、守れそうもないわね…。
しかし、それから数日後…
「ん~んっ!! いい天気ねぇ…」
博麗神社の巫女・博麗霊夢は、いつものように境内を掃除していた。
先日の「神霊異変」を無事解決し、生活に懸念のなくなった霊夢はいつものようにまったりと日々をすごしていた。
「…そういえばこないだいろんなとこ回ったなあ。
紫んとこでしょ、永遠亭に、早苗んとこ、あと、どこだっけ…あ、お嬢のところか」
紅霧異変とかあったなー、とか暢気に構えている。
「…そういえば、異変の首謀者の連中ってまだいるわよね」
そう、まだご飯をたかりに…もとい、異変を起こさないか監視に行かなければ行けない場所はほかにもある。
「特にやることもないし、行ってみますか」
どうやら、再び、霊夢の幻想郷ぶらり旅が始まるようである。
~To Be Continued~
インターローグでいったん切ります。
次回から第2章になります。




