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戦う遺伝子 ――すり鉢の底の淑女――  作者: 弐逸 玖
クレストリーグイースター ピリオド22 ゲーム11
5/43

週間ミレディバトル1 ※ キャラ設定 その他

地方リーグの注目対戦 クレストリーグ東部


クレストリーグイースター ピリオド22

クレイシア・メルティ・コロシアム(25,000人)

天候予想:晴れ、時々曇り

コート:強化人工芝・柔め+人工クレイ・やや固め 



※この試合に注目!※ 第11試合


キリュウイン・ファーム(現ファームランク4位/前年7位)

 ネクスタ AGE:17

 (赤/黒 現9位タイ/前年9位)・スピード型(8.7点)

 (前3戦 △-◎-◎)

 ※負け× 分け△ 勝ち〇 KO◎ ■棄権/試合不成立 以下同


 赤に黒い縦ラインのビキニ風セパレートのアーマー。

 本来白のキリュウインのエンブレムは、クレスト所属五名の中でも

 二人だけに許される黒のバック。ステイブルを背負うエースの一角。

 アーマー面積は動きやすさ優先で、規定ギリギリまで狭くしてある。 


 若くして東部の名門、キリュウインファームを代表する戦女で

 スピードファイターだが、一発のパワーは劣勢の試合をひっくり返し

 延長線でも動きの鈍らないスタミナも併せ持つバランスの良い戦女。

 やや長めで片刃の両手持ちカタナソードを持ち、

 防御を捨てた戦闘的なスタイル。


 おおらかな性格にも見えるが、カタナ自体は公式に3種登録してあり

 相手によって使い分ける。

 シーズン途中であってもかなり頻繁に仕様変更をかける神経質な面も。

 優秀な戦女で東地区一番のスピードを誇る。


 まだ若く経験も浅いが、バトルの勝敗よりはその内容に拘りを持つ

 いかにもキリュウインな気質が特徴。


 その可憐な容姿からリーグ屈指の人気を誇るが

 本人はそこにはあまり関心がない様だ。

 クレスト2年目だが上位入賞を期待される逸材。


 

VS



ステイプル・オブ・バーンシュタイン(現ファームランク6位/前年10位)

 アリエル AGE:17

 (青/金 現17位/前年18位)・スピード型(7.2点)

 (前3戦 △-×-〇)


 空色に金の縁取りのビキニ風セパレートのアーマー。

 バーンシュタインのエンブレムの枠のみ赤。

 装甲面積よりは動きやすさ重視だが、超近接戦が多い傾向からか

 アーマーの面積としては標準よりやや広め。

 

 同色の籠手を左手に付けるが、これはかなり小さく

 打撃武器として使うことも。

 素手の打撃と多才な投げ技を得意にし、武器のナイフは使わない試合も

 多いためか、デビュー以来約四年、ほぼ仕様を変えていない。


 ジェノミレディ界隈では新興、バーンシュタインの所属で

 勝率は平均を超え、それだけなら優勝候補にも肩を並べる。

 若干特殊な出自で、ポテンシャルは高いが不安要素有り。 


 総合ポイントは伸びないものの、彼女の試合は事前の下馬評を

 あっさりひっくり返すことも多々ある為、彼女の絡む試合は

 結果が荒れる、と言われ投票率は高い。 

 今期も、勝率は上位だがポイントで劣勢を強いられている。

 

 実際には自身の能力の無さを理解した上で最大限勝率を上げ

 勝利に繋げようとしているが、あまりに勝敗のみに拘るため

 王道の戦いを好むファンには嫌われていると言う側面も。


 クレスト2年目で実績はないが、優勝候補として度々名前が

 あがる事に違和感を感じない実力。

 但し、スタミナに明らかな弱点を抱え、五分以上の長期戦になると

 俄然不利になるところに注意。




過去前年の戦績

 一試合時間平均:4分27秒

 前 ネクスタ1-3アリエル(分け無し)

 2 -

 3 -

 ※両選手とも去年昇格のため、それ以前の戦績は無し。


展開予想

 双方、ステイブルの将来をしょって立つ、期待の若手同士。

 同い年で登録戦からd2、d1と登録、昇格もずっと同期。

 次代を担うスピードファイター同士の対決。


 また、バーンシュタインはキリュウインから分派した

 ステイブルであり実践練習場も共通。

 双方、手の内を良く知るやりづらい相手だろう。

 今期の戦績は二人共伸び悩んでいるが、今後上位争いに

 食い込むためには、落とせない大事な試合と言える。


 アリエルは前節、辛くもクーパーズのペルミアに勝利したがここ3戦は

 (△-×-〇)と戦歴だけでなく内容も、持ち味が出せずに不調ぎみ。

 とは言えここ五試合大負けはぜず、不調なりにも地味に勝ち点を

 積み上げて上位を狙える位置ををキープしている。

 順位から見ると勝率の高さは特筆もの。

 大雑把なイメージのある彼女ではあるが、今期は我慢して丁寧に戦う

 と言う新たな境地を開いた。

 但し、五分以上の長期戦となると単純にスタミナの面で

 かなり苦しいのは否めない。



 一方のネクスタは連勝中、またこのところ内容自体も悪くない。

 ここ三試合は(△-◎-◎)とコンディションはまさに絶好調。

 前節、優勝候補筆頭、ホルシュ・イーストのマコティの連勝を止めた

 だけでなく、勝ち点も最大現奪い取り、好調は維持出来ていると見る。

 ソードの長さや装甲など、自身で試合ごと、相手ごとに細かく

 調整しているが、これは自身で出しているらしい。

 欠点と言われる神経質な面が奏功しているようだ。


 ここまでネクスタは上げ調子だが、低迷しているアリエルは先が見えない。

 単純な勝ち負けならばネクスタ優位。

 今節はデビュー以来、なぜかずっと相性の悪いアリエルをたたき伏せる

 千載一遇のチャンスと言えるだろう。

 (下位リーグでもd2では勝ち無し、優勝したd1でも一勝のみ)


 単純勝利はネクスタ優勢で間違い無いが、時間連動アリエル三分以内も

 買い目としては面白い。恐らくここが一番人気になるのではないか。

 ここ数試合、調子を落としながらもしぶとい試合を展開するアリエルだが

 スタミナのあるネクスタ相手に、長時間勝負に持ち込まれるとかなり辛い。


 この試合、ネクスタ五分以内に完全ノックアウトのオプションだけで勝負。

 と言うのはどうか。

 アリエル三分以内と引き分けも視野に入れると、だいぶ幅が広くなって

 何処を買って良いのかわからなくなるので、この試合、決断が必要と言える。


 いずれプレミアにあがるのも遠くない二人なので、東クレストの動向は要注目。


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