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異世界だけど優しい世界だった

電車で轢かれて幼女の声に強制的に眠らされた昇次(主人公)

次に目が覚めると・・・

・・・

・・

目が覚めると目の前にドラゴンが横になってました

しかも、超巨大

日本の高層ビル顔負けの高さ、でかさは・・・もう言い表せない位、でかい

ドラゴンが俺を囲むように山並みにでかい図体を横たえていて、顔を俺の方に向けている

・・・うん、何これ・・・俺にもう一度死ねと?

死んでるからこそドラゴン?え、電車はどこ行ったの?

なにこれ、しかもさむ!寒いよ!真冬のゲレンデくらいに真っ裸で立たされるくらいの寒さだよ


思わず死後の世界なのに、こんなに寒くて良いの?と思ってしまいたくなる

あぁ、あれか八寒地獄っていうのがあるんだっけ?そこ?

因みに八寒地獄って某アニメで初めて知った、お香さんは可愛いと思う


え、でもドラゴンなんて知らないぞ?

なんだろ・・・死後の世界にしては、どこかファンタジーチックだな

ドラゴンなんて居るくらいだし、とにかく寒いし、足元どころか膝にまで雪積もってるし


「くちゅん!」


あぅう、さ、寒すぎる・・・体の震えが止まらない・・・ガチガチ鳴っちゃうよ

うわ、ド、ドラゴンが目を開けてチラッとこっち見たし!何だよ、ヤンのかこら寒いので手加減して下さい死んでしまう・・・いや、そう言えば俺もうすでに死んでたわ


「ほら、まだ外は早かったのよ」

「尻尾で遮っているから大丈夫だと思うのだがなぁ」

「風邪引いちゃうわ。ほら、おいで母さんが温かいスープ作ってあげる」

「母さんのスープは美味しいから、期待できるな?おいで、ミーチェ」


言いたいことはいくつかある

ドラゴン話せるの!?

母さん若いですね、可愛いってか、耳異常にとんがってません?!

後これ一番気になる・・・誰だ、ミーチェって


あ、ちょ、軽々とドラゴンさんが俺の体を摘まんだ

止めて、食わないで!

鋭い爪で、殺される?!痛い思いはもうゴメンだぜ?!

と 思っていたがどうやらお母様と自分でいってたエルフさん(仮)はクスクス笑いながら俺をドラゴンから取り返し、抱きかかえた


え、俺・・・身長179在るし、体重だって5、60そこらはあるんだけど・・・

み、見た目に寄らずにか、怪力なんだね、女性って・・・


ぽかんとしていたらいつのまにかあのくそでかドラゴンがいなくなっていて、赤い毛先のつややかな長髪の男性がそのドラゴンのいた場所にいた

だ、誰かこの状況教えて頂戴・・・


・・・

・・・・

・・・・・


はい

どうやら先程のドラゴンさんは


俺の父親だそうです

綺麗な水色の長髪を三つ編みにして後ろに一纏めにし、キラキラした緑色のエプロンドレスを着ているエルフさんは、お母様だそうです


・・・そして、一番大事

ここテスト出るよ?

・・・俺、女性になってる事が、判明しました


そう、女性

ウーマン

息子くんが亡くなってて、驚いてパニックを起こしかけて、お母様と、使用人さんに笑われてしまった


なにこれ?


否、女性が悪いなんていってない!いってないけどある日在る時急に逆の性別なんて驚くわ!状況処理能力だってオーバーヒート待ったなし!幾らアニメ、ラノベ小説、ゲームありとあらゆるフィクション読んでても戸惑う!

しかも父親ドラゴン!?ハーフなの?

母親エルフ!美女!・・・あ、そこはどうでも良い?関係ない?はい、ごめんなさい


・・・で、大事な項目2番目

どうやら先程の、ミーシャだかミーチェだかが、俺の名前で俺は貴族だそうです

しかもそこそこ良い家柄、ってやつらしいな

魔族の。


先祖は、魔王様直系の由緒ある貴族・・・・・・らしい

・・・大丈夫、OK・・・一端落ち着こう

うん、何なら深呼吸し解こう

吸って、入って、吸って、吐いて、息止めちゃったりして、また吸って・・・


はああああああああああ?!

魔王って斃される奴じゃん!

人間殺す側じゃん!英雄的な人間に殺されるまでワンセット噛ませ犬な!


なにこれ、おわた


ラノベ、にゃろう小説、ゲーム。

色んな数々のファンタジー物に大概でてくる、魔物の王様

統率して魔物を率いて人外待ったなしの・・・


い、いいや、いや!うん!

俺は、その血を引いてるって言われても?

俺的には?何も関係ない、し?

勇者や英雄?うん、合わなきゃ良いしね?うん関係ないよ。ね?ね?

一貴族の、上の方だって、だけ。うん。


・・・うん


オレはまだ3歳の子供で(道理で視界が低いはずだよ!めっちゃ子供視線だったって訳だ)、どうやら今日が初庭デビューだって

随分遅いんだなと思ったけど、家自体が貴族だからか広く端から端まで3歳の体力でいくのは辛いものがある

その為今までは庭どころか生活に使ってた二階の一部しか行ってなかったんだって

きいたときは、はえーとか凄ぇな金持ちだとか思ったけど


何々、さっきっから訳の分からない物ばかりだよ・・・

寒くて目が覚めて、ドラゴンが目の前にいて、エルフがお母さんで、魔王の血を引いてて、俺が少女だと?ゲームかラノベじゃ無いんだからさぁ・・・

しかもご両親はめっちゃ顔が良いしさぁ・・・

あ、後ね、おれね。


ドラゴンの血を引いているからか、尻尾と羽根があったよ、しかもそこそこ格好いい


青い尻尾の先に丸いキラキラした変なの2つついてて、羽根はコウモリみたいな皮と骨っぽいやつで洗って貰ったら凄ぇ気持ちよかった

鏡を通してみた俺の姿はお母様そっくりで、耳だけが短く、髪色は紫色で肩くらいの長さ、目が金色に近いオレンジ、瞳孔は爬虫類見たく細長い

そして女の子で、3歳児・・・


俺が生きてる中で領地内で反乱とかされませんように!

はっきりいいまして魔族の貴族って没落するの確定じゃん?


「みーしぇしゃま、しちゅれいしましゅ!」


あ、まって今状況整理してるのに次から次に新たな情報加えないで!

といいたいのに舌っ足らずな声でよちよち歩きをしながら可愛らしい黒髪の幼女が俺でも苦労する扉を片手で開け中に入ってきた

・・・重くないのかな?単純に俺が開ければ良かったかな

小さくうんしょ、うんしょと呟きながらよたよたと俺の前までやって来た幼女は、たどり着くとニパアアアっと満開の笑みを浮かべた


あぁ、可愛い!目は栗色でくりくりと大きく、やや垂れ目気味

髪の毛は後ろで一纏めにしててリボンがつややかな光沢をしてる、赤い色が目立つ

幼女なのに可愛いふりふりのメイド服みたいなドレスを着ていて、何か似合ってる

そしてやっぱりというか何というか・・・後ろには、羽根がついてる


「みーしぇしゃま、おにいしゃまのりゅーりゅうどしゃまがごきかん、しゃれましちゃ」


どうやら俺には兄がいるらしいと、新情報がもたらされた


一人娘と言うことでは無いようだ、そこはちょびっと安心した

家督争いとかあるかも知れないだろって?否俺が娘の時点でそれは無かろうよ

貴族の娘は嫁にやることで政略結婚、パイプ代わりになると相場は決まっておるのだ

女子供は黙って貴族なんだからパーティなりなんなりの添え物になり、無理矢理結婚させられたりその相手を受け入れたりするのが、定積


兄がいるなら尚更だろ

淑女として何を身につけるべきとかそん何はまだ知らん

魔族と人間とで何が違うとか、知らん


唯言えることは一つ


兄には逆らわない

家を継ぐであろう兄に逆らうなんてとんでもない



幼女メイドさんの台詞が読み辛いと思いますがしばらくは読み辛いままです

申し訳なくは思うのですが変更する予定もする気も暫くはありません

ご了承下さい

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