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200文字小説集

一人ぼっちのあいつ(200文字小説)

作者: 日下部良介

 GWが明けた。

 携帯のアラームはもう鳴らない。

 代わりに妻が優しい口付けで起こしてくれる。


 厚切りベーコンに新鮮なレタス。

 コーヒーを淹れながら妻がビートルズを口ずさんでいる。

「一人ぼっちのあいつ…」

 僕が呟くと妻が振り返った。

「あの頃はそうだったじゃない」

「そうだね。でも、今は君がいる」



 彼女と知り合う前、確かに僕は一人だった。

 いつも彼女が口ずさんでいたビートルズ。

 偶然はいつしか当たり前のようにそこに居た。





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― 新着の感想 ―
[一言] 良ちゃんの200字、凄くほっこりして、気分転換に使わせてもらってる☆! ありがとう!
2015/05/26 13:16 退会済み
管理
[一言] コーヒーを入れてもらったのに…。 ほっこりした、カフェオレのような味わいでしたよ~!
2015/05/26 09:38 退会済み
管理
[一言] 連休終わりに、一服の清涼飲料水を飲んだ気分になりました。 今回の連休は、まさに五月晴れでした。それに負けないくらいの、爽やかな作品でした。 とりあえず、日下部さんはバドワイザーが好きとい…
2015/05/07 22:35 退会済み
管理
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