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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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奴隷種族の毎日

作者: まろみ

″生命の実が実る木″があるといわれている鏡の森のもっと奥、″迷宮の森″と呼ばれるその場所は、一度足を踏み入れれば、最後二度と出て来る事が出来ないと言い伝えられる程広く複雑に入り組んだ森だった。


延々と続く木々はどれも同じような背丈と見た目で目印になるようなものは何一つ無い。

動物達や魔獣が多数生息するという情報はあるも、彼らが森に侵入してくる者を迎え入れる事は無く道を聞く事は不可能だった。

不思議な事にその森の中では場所を探るための魔法や道具が使用出来なくなるという。その様子はまるで森全体が意思を持ち、探求されるのを拒んでいるかのようだった。


不老不死になれる水が湧き出る泉がある

全てを焼きつくす炎を吐くドラゴンが眠っている

魔法研究を大きく進歩させる鉱物が大量に埋まっている


その森に関する噂は絶えなかったが、どんなに有能な冒険者が森の中に入っても、何一つ貴重なものを発見する事は出来なかった。

ーー時が経ち、その森には噂になるようなものは無い、ただ広いだけの野生の生き物の住処という認識になった。

もう、この辺鄙な場所を訪れる者は誰も居ない。

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