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200字小説

【200文字】俺の知らない誰か

作者: ひのた

意味がわかると怖い、200字のホラー小説です。解説は後書きにて。

 俺は無人島にいる。

 映画研究部の映画の撮影のためで、内容は無人島でキャンプをする学生たちが一人ずつ誰かに殺されていくホラー映画だ。

 六人いる部員の中でカメラマンは俺一人。

 重いカメラを担ぐのに苦労したが、しっかりと両手で押さえればブレずに撮影できる。

 今は記録係として皆を撮影中だ。

「この映画成功させるぞ!」

 部長の掛け声で皆が片手を出し、重ねられた六本の手を俺はカメラで撮影する。


 よし、ブレずに撮影できたぞ。

【解説】

 主人公たちは無人島にいるため、島にいる人間は自然と映画研究部だけになります。また、映画研究部の部員は六名です。


 ここで問題となるのが皆が片手を出してるシーン。


 部員が六名なので皆が片手を出すと六本の手が出ます。しかし、主人公はそのシーンをカメラで撮影しています。

 しかも、ブレずに撮影できているため、そのシーンはカメラを両手でしっかりと押さえているハズです。


 ということは、部員の手(五本)+知らない誰かの手を映していた事になります。

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