なぜ私は今の流行りに乗らないのかーなろうに来てなろうが苦手になった理由ー
日本最古の物語が何か知ってますか?
『竹取物語』
です。
平安時代初期に作られ、源氏物語の祖となった物語。
今も変わらず語り継がれ、色褪せない物語。
誰が作ったのかは分からないけれど、あんなに心惹かれる物語を作り出せるのが羨ましい。
小説って、現実ではありえない事を体験させてくれるものなんだと思う。
映画も、漫画もそう。
創作は、誰かの夢を誰かに与える創造のもの。
なのに、現代の小説は、手軽に稼げる。とか、AI使えば簡単。とか、今の流行りに合わせておけば読まれるとか。
先人たちの作った物語で、現代まで残っているものは、何もその当時書き手が少なかったから。とか、巨匠だから。とかそんなもんではありません。
彼らは、ただ、自分の中にある形を時代に流される事なく形にした。ただそれだけ。
ちなみに私が好きな作家は、『曲亭馬琴』。
南総里見八犬伝に、非常に心を打たれ、奪われました。
彼は失明してもなお、物語を20年以上かけて完成させました。
その昔、角川春樹が作った『新里見八犬伝』という映画がきっかけで、里見八犬伝の本を読むようになりました。
角川春樹はすごい人でした。
物語を愚直に思いのままに映像に立ち上げ、流行り廃りも関係なく作り出した結果、それが大ヒットするという偉業を成し遂げた方です。
今の小説は紙よりも、webが主体になってきています。
文字はサクサク読めるように1500字から2000字。
行間も読みやすく、内容も1話目で掴めて3話までに大体の流れが掴めるように。というのが今の出版社が求めるものです。
ですが、書籍や映像化、漫画化などは最低でも1話3000字前後からと要求されるので、webとは形式が違ってきます。
これもまた、難しいところです。
私の場合は、1話区切りでキリのいいように話を書きたいので、長かろうが短かろうが関係なく書いてしまうのですが。
web小説は長らく、題名の長ーい物が流行ってきました。
題名を読んだだけで、内容がわかるというもの。
なぜそんな事が起きてしまうのか。
最近の福袋も、昔みたいにお楽しみではなく、入っているものが分かるようになりました。
なぜそんなふうになってしまったのか……。
これは私の持論ですが、『失敗したくない』があるのではないでしょうか?
読んでみたけど、面白くない。時間の無駄だった。
色んなことに時間を割きたくない、忙しい。
だから、サクサク短時間で読めるものじゃないと。
福袋だって、もし買っても中身が必要ないもの、ガラクタだったら損。というのがあります。
そんな風に中身が分かるものじゃなければ、安心して手に取ることができない。そんな感じなのかな?と。
何かで見たのですが。(たしかネット。信憑性はないです)
現代人の1日の情報量=江戸時代の1年分=平安時代の一生分
なのだそうです。
現代人の情報量のなんと多いこと。そりゃ疲れる。
たとえ、この話が本当でなくとも、私はできれば江戸時代ぐらいまで戻したいと思っております。
最近の小説の題名は長いという話をしましたが、私は短くてもなんでも、気になればとりあえず読んでみます。
もし当たりがくれば、発掘感と嬉しさが半端ないからです。(この場合自分のツボにはいるかということ)
私も小説を書いていますが、やっぱり読まれたい欲はあります。
私の小説を好きだと言ってくれる人がほんの少しでもいてくれたら……と、そんな風に思います。
おそらく皆さんも、同じ心境で小説を書いているのではないかと思います。
でも、今の流行りに乗って使い捨てられるような物語は絶対に書きたくありません。
「昔、こんな小説あったよね?」といわれるような小説が書きたいと思っています。
だから、私は読まれなくても断固自分のスタイルを貫き通す所存です。
いつか誰かに読まれたら。そんな期待を込めて。
それに、短期間に何本も書けませんっ!これだけは宣言しときます。
この先、どう頑張っても3、4本ぐらいしか書けないと思います。のんびりじっくり書くほうが性に合っているようです。
そして、最近プラットフォームに小説を出してみてわかったことは……。
私は圧倒的に連載に向かない!
ということでした。
私はついつい推敲に走るクセがあります。
少なからず、1話を20回は推敲します。
これじゃぁ、連載はとても無理。
となったので、納得行くまで推敲しまくって、完成したら出すスタイルに切り替えました。
ちょいちょいだしたり引っ込めたりして、読んで切れた方には非常にご迷惑をおかけしたと思います。
この場を借りて謝ります。ごめんなさい。
でも、もしまた「完成したら読んでやってもいいよ」という心優しい方がいましたら、その時は改めてよろしくおねがいします。
1度きりの、使い捨てられるような小説は書きたくない。
今の流行りに乗らない、独自スタイルを貫く。名作とは言わず、誰かの心に長く残る小説を。
小説は周りにあわせて、焦って書くものではない。
自分は流行りに乗りたいのではなくて、長く書いていける小説家になりたいのだから。
という話でした。




