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君が為  作者: ムメイ
女子会
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24/29

日常5

皆様方々、ごきげんよう。


今回は主くんと鳳仙くんが

一触即発状態のようだ。


何があったのか.....


喧嘩する程仲が良いとはよく言ったものなのだが。はたして、それは本当なんだろうか?


おや?


時間だね。「日常5」はじまりはじまり。




今日は久しぶりの休暇だ。

といっても私はやる事がある。


ずっと座り作業をしていたから腰が痛い。


ふぅ。

少しばかり休むとしようか。


そういえば、鳳仙と待雪。

彼女達はお互い初めましてで

依頼を受けた言ってたな。


よくよく考えたらそうか。

うちに(灯)よく来客するのは

槐だけか。


鳳仙........。

何故か不機嫌なんだよ。


もしかして?!

私の煙管か香水が臭いとか?!


だったら申し訳ない......な。


配慮してるつもりになってたか。


____コンコン


おや?誰かな?


主

「はいー」


鳳仙

「ボス....今よろしいでしょうか?」


主

「勿論。入っておいで」


鳳仙

「........」ずかずかずかずか


______ぼふん!


おー!ソファにダイブした。


主

「いらっしゃい。」


鳳仙

「主......来ました!!」


主

「うん、いらっしゃい。お茶飲むかい?」


鳳仙

「いや。有り難いけど。いや飲みます!」


はいよ。


とりあえず。

急須に茶葉入れてて正解だったな


女の子はお腹冷やしたら駄目って以前

鳳仙に教わったからね。


______とぽとぽ


出来た。

癒しの匂いだよね

お茶って。


主

「どーぞ。机にせんべいとかあるから

食べな?好きでしょ?」


鳳仙

「ありがとうござぃ..す」


???


声が小さくなってるな。

まさか、苦手だったか。


主

「今日は何かお話かな?

雑談でもいいよ。時間は1時間なら喋れるよ?」


鳳仙

「あ...いや。その〜。....えっとですね」


主

「ゆっくりでいいよ。別にここで

くつろいでてもいいし、寝ててもいいよ。」


鳳仙黙っちゃった。

私なんかやらかしたかな?


そういえば、待雪にも

「おにいちゃん鈍いから気をつけて」

って言われたな。


何がだろう?


依頼?清掃?ペット探し?

護衛?戦闘?異名者?給料?


給料はファミリーの昇給してるし。


ん〜〜


分からないな。


何だか申し訳なくなってきた。


3分、5分と時間が流れてしまった。

眠たいのかな?


鳳仙

「あの!!!!」


?!


主

「どうしたの?」


ちょっとびっくりした。


鳳仙

「その。えっと、」


主

「うん。」


鳳仙

「羨ましいです!!」


主

「???」


鳳仙

「本来なら私がボスの護衛ですよ?!」


泣きそう?

護衛......か。


鳳仙

「なのに!最近!!全く傍に置いてくれない!!!酷い!!!理由あるんですか?!

私はなんなんですか!!!!!」


主

「分かった。1度深呼吸しy」


鳳仙

「してます!!不思議なんですよ!!

鴉さんが出た日も待雪ちゃんを頼り!!

槐さんは単独任務を遂行してるし!!!

竜胆さんはボスの身の回りの世話や単独行動

鴉さんも偵察ができる!!」


.....なるほど。


鳳仙

「私の存在意義ないじゃないですか!!」


主

「ん?バリバリ存在意義あるぞ?」


鳳仙

「へ?」


なんか素っ頓狂みたいな顔になった。

よく分からないけど。

思ってる事を伝えよう。


主

「うん。鳳仙に仕事を振ってない。

そういう認識であってるかな?」


鳳仙

「はい。まぁそれだけじゃないですけど」


主

「先ずはそう思わせたならごめん。」


鳳仙

「いいえ、私も大きな声ですいません。」


主

「まず、今回の槐や鴉の行動について

私は共感出来なかった。だから2人には

きつく指導した。」


鳳仙

「....知ってます。」


主

「槐の単独行動そこは許す。彼は大ベテランの紳士だからね。だけど報連相が無かった」


鳳仙

「......」


主

「鴉も同じ、命を投げ出す行為そのものだ。

だから、そこは怒ったよ。行くであろう現場

近くに待雪が居たから派遣した。」


鳳仙

「なら、私でも良かったじゃないですか!!」


主

「少し厳しく言うね。死ぬぞ...鳳仙」


鳳仙

「__っう」


主

「鳳仙は確かに強い。頼りにしてる。

だけど現場にはガムートという実力者。

いや、異名者とタメを張れるくらいの猛者がいた。」


鳳仙

「でも、待雪ちゃんが余裕で制圧したって。

なら、私でも.....ダメなんですか?!」


主

「忖度無しで伝えるね。

確かに、もしかしたら鳳仙はガムートに勝てた。そこはあるよ?」


鳳仙

「なら何が足りないんですか!!」


少し、ヒートアップしたか。

現実を教えるか.....

贔屓はしたくない。


主

「ガムートは長年暗殺組織を束ねる幹部だ

タメで斬り合いなら鳳仙が有利かも知れない」


鳳仙

「だから!理由は?」


主

「彼は巨人族で体も大きい、力も強い

何故長年、幹部ができるのか。それはね

戦場把握能力。単騎の実力。圧倒的な瞬発力があるから」


彼はね、悪評名高い。

とまでは行かないけど


部下や側近を邪魔だと思ったらすぐ殺す。

理想は強さが正義、我天下也。


だから何も躊躇しないんだ。


長年の経験

土地や道具の使い方


頭の切れ方、適応力や精神性


全てが上位だ。


言わば軍神だ。


鳳仙

「なんで。だからって

私、最近、皆に置いて行かれるって....」


主

「....うん。」


鳳仙

「だから、焦ってしまって、

みんなに当たるだけじゃなく、待雪ちゃんにも八つ当たりして。」


主

「そっか」


鳳仙

「.....?!」


私は気づいた時、鳳仙の頭を撫でていた。


主

「懐かしいな。この感じ。」


鳳仙

「なんで、なんで優しくするんですか!!」


主

「なんで..か。鳳仙だから....かな。」


鳳仙はわんわんと泣き始めた。

出会った時も泣いて笑って、怒って悲しんで


....鳳仙。

君は気づいてないだろう。

実力や護衛が全てじゃないんだよ。


溜め込む癖も誰にでも真っ直ぐなとこも

明るく照らすその笑顔も....さ。


鳳仙だから。

鳳仙だからみんな心開くんだよ。


主

「なぁ、鳳仙。また護衛頼んでいいかい?」


鳳仙

「......ふぇ?!」


泣いたり驚いたり大変だな。


鳳仙

「な、な、な、なんで?!」


主

「え?いや、だって自己否定してるの鳳仙よ」


鳳仙

「あ〜、まぁ確かに?いや〜、あは、あはは」


主

「よし、今から外出するから出かけよ?

帰りにカフェでもいかないか?」


鳳仙

「......はい!!!」


_______________


鳳仙は張り切って私の部屋を後にした。

相変わらず喜怒哀楽がはっきりしてるよね


私は少しだけ着替えたりしようか


鳳仙

「ふんふ〜ん。」


鴉

「お?はりきってんね!」


竜胆

「イチャイチャはお終いか?」


鴉

「彼氏と喧嘩してたん?」


鳳仙

「か、か、か、彼氏?!

いや!恐れ多いですって?!ボスは

まだ彼氏じゃないです!!!!」


鴉

「あ〜、はいはい。まだね。まだ。」


竜胆

「で。誰もボス。なんて言ってないが.....」


鳳仙

「あーーーーはい、意地悪!!

ボスにチクリますからね!」


鴉

「主を彼氏って弄られました?ってか?!」


竜胆

「......ふ。ふふ」


/////


なあーーーーーーー!!!!


鳳仙

「はい!嫌い。絶交です!絶交!!」


鴉

「はいはい。で、

今からデートでしょ?」


竜胆

「わかりやすい。」


はあーー!!!!


鳳仙

「もぅ。タノシンデキマス」


鴉

「いってら〜」


竜胆

「それでいい。晩飯先に食う置いとくから

しっかり楽しんでこい。」


鳳仙

「はい!!」



さて、

本日は締めさせていただく。


どうだっただろうか?

鳳仙くんが自分の気持ちをはっきりと

伝える。

なかなか珍しい事なんだと私は思った。


喧嘩する程仲が良い。

これは確かに仲が良いとは思う。


だが、

本当に仲が良いだけなのか

どちらかが気持ちに蓋をする


そういう場合は仲良しといえるのだろうか?

それを相方が尊重しお互い気持ちを汲める

理想的な関係だと思う。


喧嘩あと、意地を張るのもいいと思う。

諸君達も喧嘩後、相手をちょっぴりだけでいい

思いやりを持ってみて欲しい。



おや?時間だね。

次回「待雪の狂騒」。諸君達に幸あれ

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