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【プロットタイプ】起きる様に、眠る様に、思い続ける

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

時間経過の話です。

学生時代ってずっと起きてるけれども、社会人になったら、眠り続けてる感じ。


だからずっと好きでいるには、社会人の方が良いのかな。

――私の両親、高校から付き合ってゴールインして。

――ウチは中学から。

――凄いね。滅多にある事じゃないよ。

そんな会話を聞きながら、ずっと考えていた。

最初に付き合った人と、そのまま結婚まで漕ぎ着けるものでは無いのだと。付き合って、離れて、そんなのを繰り返しながら、皆、結婚まで行くのだと。

其れを再実感したのは、少女漫画のキャラブックを購入した時の事だった。そこの質問コーナーに、初恋の相手と、初めて付き合った相手の名前が記載されていた。

私が好きなキャラも当然載せられていて確認してみると、初恋の相手は十歳、そのまま三年後にその子から告白されて付き合ったと書いてある。でも……数ヶ月で別れたと。

三年……三年か……。十代の三年なんて、私達の何年に換算されるんだろう。そんな長い時間、ずっと相手を好きで居続けるのは、やはり難しいだろう。


鏡花と一緒に夕飯を食べる。何時もは無邪気にじゃれ着いて話し掛けて来るが、今日は其れがない。ただぼんやりと米を口に詰め込んで行く。なんと言うか、眠そうだった。物を食べながら眠ってしまうのでは無いかと思われるぐらい。

其れは風呂に入って、リビングに寝そべっても変わらなかった。

「瑠衣たぁ〜ん、今日は気持ち悪いから乗っちゃ駄目〜」

何とも間延びした声でそう切り替えされたので、近くに座って様子を観察する。

「あのさぁ〜、もう近頃六月〜、湿度が高くて身体着いて行かなくて、もうめっちゃ眠い〜。昔はそんな事無かったのに〜」

そうだろうな。お前、飯食いながら寝そうだったもんな。

「……学生だった頃、一年が滅茶苦茶長かったじゃん? 今、全然そんな事なくて、もう何回も六月を繰り返してる。でも体感では一年も経ってない」

そりゃそうだ。学生と社会人が体験する一年間は全く違う。日々新しいものを学び続ける者と、昨日と同じ今日を過ごす物とでは時間経過が違う。

「だからさ〜、学生時代からずっと好きで、そのまま結婚するっていうのは、目覚めてから眠っても好きってことで、とっても凄い事なんだなって思った」

「言ってる事が分からない」

「社会人ってさー、まるで夢でも見てる様に、いつの間にか年月が経ってるじゃん? だから社会人になってから誰かと付き合った方が長続きするのかなって思ったの〜。

逆に学生時代は起きてるって事だから、意思決定が自由自在。だから分かれる事も多いのかなって思ったの〜。

鏡花はよく分からないけど〜」

そう言いながら、電池でも切れた様に眠り始めた。握り締めたままのスマホとタッチペンは、何かを書こうとしていた様だった。

布団でも掛けてやろう。

学生と社会人の一年間って違うんですよ。

価値があるのは学生の方。

社会人の一年間なんて、『あ、過ぎたわ』で終わり。

『今年も一年間終わったわー』で終わり。


社会人の十年間よりも、学生の一年間の方が密に詰まってると思うんです。

つまり時間がゆっくり流れているということ。

だから、誰かと一緒に過ごした時間も、社会人よりも長く感じると思います。


其れでも同じ人を思い続けるって凄いことだよ。大抵、時間が長く感じる分、心変わりも起きやすい。

だから学生から社会人になっても同じ人を好きになる、なり続けるって、難しいよね。

というのがこの話。


とある漫画の解釈なんですが、

初恋の相手が数年後に自分に告白して来て、その頃には熱が冷めてしまった。

ってコメント見て。


三年……そっか三年か……君達にとっては長すぎる時間だよね……。なんか熱とか冷めちゃうよね。

なんてしんみりしてしまいました。


それはそれとして、ガチで眠い。なんなんだ? 湿度か?

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