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31話「かつての敵と仲間! ついに全員集合だーっ!」

 魔法都市キュプリリンの危機を、悪魔騎士ガイアの復帰でぬぐい去れた。

 そして再会を喜んだヤリオとセレティーンに、誰かがやってきた。


「怪我が治って復帰したのはガイアだけじゃないんだぜーっ!」

「お、おまえはーっ!?」

「ゼロスじゃないのーっ!」


 なんと完璧な聖剣パーフェクトを使いこなす勇者ゼロスもまた馳せ参じていたのだ。

 すると空から飛び降りた人影に、ヤリオたちは驚く。


「フッフッフ! 吸血鬼(ドラキュラ)レンゾーマさまも忘れてもらっては困るなーっ!」


 その上、レンゾーマまでも魔轟六将戦での怪我が治ったので復帰してきたようだ。

 それだけじゃない。まだ誰か一人がザッザッザッと歩いてきていた。


「この柴胡(サイコ)路州輝(ステル)も忘れちゃいけないぜーっ」


 なんと聖剣リバイアー所有者である柴胡(サイコ)路州輝(ステル)も来ていた。

 魔轟六将の戦いから何日も経っているので、大怪我でも完治したのだろう。


柴胡(サイコ)路州輝(ステル)! おまえはオウガと心中したんじゃ……?」

「ああ、あの時か……」



 柴胡(サイコ)路州輝(ステル)が語る────。


 オウガと刺し違えた形で、トゲトゲの岩山から奈落へ落ちていった。

 それでどうなったのかも知らずにヤリオたちは上の階へ行ってしまった。


「くっ! 死んでたまるかーっ! 聖剣リバイアーよーっ!」


 聖剣を振るうと、奈落の底から噴水が吹き上げてきて柴胡(サイコ)路州輝(ステル)を押し上げていった。

 そう水を操る聖剣だから、自身の落下を防ぐなど造作もない。

 魔力を振り絞って一階の床へ戻れた。

 オウガの死骸は奈落の底でグチャッと潰れたトマトみたいになっている。


「ハァハァ……、きっとみんなには貫かれたと思われていたようだが……、脇を掠ってすんだが……傷が大きく、血の量がやばい……。今はヤリオたちに加勢できないのが悔やまれるぜーっ」


 ガクッと横たわって、ハァハァ虫の息で休息するしかなかったのだ。

 確かにヤリオたちから見れば、背中から貫かれて致命傷を負ったようにしか見えない。しかし咄嗟に胴体をずらして脇を通らせてオウガの馬体を貫かせた。

 しかも掠って大量出血しているせいで、貫かれたようにヤリオたちもオウガもそう錯覚した。




「──ってワケだぜ。応急処置したから死なずに済んだんだぜーっ」

「それはよかった……」


 柴胡(サイコ)路州輝(ステル)の事情を聞いて、ヤリオはホッとした。

 それだけでは終わらなかった……。

 空から赤い竜に乗っている二人の人影が見える。こちらへ降りてきた。


「ログログログーッ! 俺は聖剣ナガーケンの使い手である転生者のチョーホー! 忘れては困るぜーっ!」

「オノオノーッ! こちら聖斧マプタツンの使い手である転移者の小野(オノ)太助(タスケ)もなーっ!」

「グルオオオーッ! 我はアトミックドラゴンのガリレオだーっ!」

 

 なんと敵だったアトミックドラゴンが、チョーホーと小野(オノ)太助(タスケ)を乗せてキュプリリンまで馳せ参じてきたのだーっ!

 あの時の激戦による大怪我も充分に癒えているようだ。


「しかし驚いたぜーっ! 殺し合いしてたお前らがーっ!」

「グルオオオーッ! もはや昔の話よーっ! 怪我して休んでいる時に意気投合してなーっ」

「そ、そうだったのか……」

「ってか殺し合いする前から、そうして欲しかったわーっ!」


 そう、しかもチョーホーと小野(オノ)太助(タスケ)にとっては大怪我させられた相手なのだ。

 しかし「はっはっはーっ」と笑い合っているアトミックドラゴンと二人は本当に仲良しだ。


「殺し合いでお互い死ななくてすんだぜ……。死んでしまっては友も何もないからなーっ」

「ログログーッ! 本当に運が良かったーっ」

「それは言えているーっ」


 かつてアトミックドラゴンと死闘してたのが昔のようだ、とヤリオはしたり顔。


 悪魔騎士ガイア。

 無敵の聖剣パーフェクトの使い手である転生者ゼロス。

 吸血鬼(ドラキュラ)レンゾーマ。

 聖剣リバイアーの使い手である転移者柴胡(サイコ)路州輝(ステル)

 聖剣ナガーケンの使い手である転生者チョーホー。

 聖斧マプタツンの使い手である転移者小野(オノ)太助(タスケ)

 アトミックドラゴンのガリレオ。


「かつて敵だったヤツもいるが、今は頼もしい仲間だぜ。怪我も癒えて万全なようだ」


 ドヤ顔でヤリオはフェクルセとギャンザに彼らを紹介した。


「それはよかった。こちらはクアウブもリーザフも死んでしまったからなーっ」

「ええ。羨ましいわーっ」


 もう死んだ人は帰ってこない、とクアウブとリーザフの死を惜しんでいた。

 悲しんだところで二人は帰ってこないだろう……。

 するとザッと、その二人が降り立ってきた。


「ほーっほほほ! 私は移転者の勇者リーザフ! 聖弓デスボウの使い手! 大怪我治るまで遅れてすみませんでしたね」

「このスライム転生者の勇者クアウブ! 聖鞭ビビビーンの使い手としてまいったーっ!」


 なんとリーザフとクアウブまでも復帰してきたらしいのだ。

 フェクルセとギャンザは目を丸くする。


「なんと、アルラウネと戦って大怪我したのが治ったのかーっ?」

「ってかクアウブ! その体ーっ!?」

「オレ黄金化されただけだから平気だったーっ」


 なんとクアウブはゴールデンスライムとなってキラキラ輝いていたーっ!

 リーザフはアルラウネ戦で大怪我してたというのに、驚異の回復力だーっ!


 こうして大怪我してた連中は完全復帰して魔法都市キュプリリンで集合できたーっ!

 なかった事にされた事象が起きたような気がする……。


 骸骨富豪リッチの【富豪魔術(リッチマジック)】は本当に絶命する設定なんですよ…………。

 アルラウネの木のトゲでも確実に絶命してましたよ…………。

 あら不思議()

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