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14話「恐るべき四天王の執念! 最強ギルド殲滅!」

 五大王国が一国、ラゴンボでヤリオとセレティーンはギルドで加入メンバーを募っていた所、強襲してきた魔王四天王である猛襲魔獣レオンメラによってギルドマスター含めメンバーが皆殺しされた。

 荒れ果てたギルドだった建物の残骸。余波で周囲の住宅地が崩されている。


「グルグルグルーッ! 最強のギルドと聞いていたが、見かけ倒しだったようだなーっ!」


 レオンメラは嘲るように笑う。


「では仲良く一緒にあの世へ逝くがいいーっ!! 死ねーっ!!」

「グッ! 猛狼ビュンビュン剣!!」

「来た! 迎え撃つ!」

「気合いを解放しろーっ!」

「いくわよーっ! はぁーい! アターック!」


 リーダーである銀狼勇者チャムヤは銀に光る【聖剣ロガフーフケ】で狼がごとしの猛攻を!

 念力魔道士オズッチは杖型の【聖剣チョノーキ】を掲げると、自身が浮いていく!

 技巧戦士クンリは短剣のような【聖剣エンザー】を両手に、多種多様の技を!

 四神武道家ハンシンテンは三又の刃の【聖剣シシンケ】でバレーのような軽やかな動きで、鋭い攻撃を!


 なんとあの魔王四天王であるレオンメラと数十分も格闘を繰り広げていった。

 激戦は続き、互い傷つけ合って、なおも拮抗したままだ。


「グルグルグルーッ! なかなかやるようだが、所詮は人間かーっ!」

「な、なにをーっ!!」


 頭にきた【絶斗戰志(ゼットセンシ)】の四人は、各々聖剣を振るう。

 まずチャムヤは聖剣を振るって、狼を象ったオーラを無数飛ばす。

 オズッチは聖杖を振るうと、建物の大小あるガレキが浮き出して、超高速で撃ち出された。

 クンリは聖短剣を投げ放つと、丸ノコギリのようなオーラをまとって飛び、軌道上をスパスパ切り裂きながらレオンメラへ向かう。

 ハンシテンは聖剣をかざすと、自身を包む半透明の阿修羅が具現化されて、六本の腕から繰り出される巨大な剣の嵐が繰り出される。


「グルアアアアアアーッ!!」


 さすがのレオンメラもマッハの動きでかわしきれず、直撃を被った。

 天災かと思うほどの破壊規模が荒れ狂って、周辺の住宅地が吹き飛んでいった。巻き込まれた人々は「ギャアーッ!!」と風に流されて息絶えていく。しょうがない。


「ハーッハッハッハッ! これで四天王をしとめたぜーっ!」


 チャムヤは見下す感じで笑う。

 ヤリオは「ウムーッ」と唸る。ああいう性格ではあるが、それを裏付けるだけの実力があるのだ。

 自分で一対一でも勝てないかもしれないのに、その四人が四天王を追い詰めている。


「グルグルグル……。どうやら舐めていたようだなーっ。確かにトップクラスのギルドチームよ」

「とっとと消えろ。ぶっ飛ばされない内にな」

「死ぬまで蹴飛ばす」

「こ……これで……死なないなんて……さすが……魔王四天王だぜ……」

「天国か地獄、好きなほうに逝ってこい!」


 レオンメラを逃すまいと、チャムヤ、オズッチ、クンリ、ハンシテンは不敵の笑みで取り囲む。

 それを見たセレティーンは驚愕する。


「まさかもう出すの!? 陣形アルティメットクロスをっ!?」

「な、なんだーっ? それはーっ?」


 ヤリオは気になって聞く。恐る恐るとセレティーンは説明する。


「【絶斗戰志(ゼットセンシ)】が誇る、噂に名高い最強の陣形。数ある陣形の中でも厄介で強く、逃れられた者はいないわ」

「一体何が起こると言うんだーっ?」

「見た方が早いわね。きっと四天王は殺されるーっ」


 セレティーンは冗談を言う人ではない。ヤリオは息を飲んだ。


「行くぞーっ!! 我ら【絶斗戰志(ゼットセンシ)】の陣形アルティメットクロス!!」


 取り囲んだ四人が聖剣を振るうと、嵐のような攻撃が放たれた。

 こうなってはレオンメラは飛び上がるしかない。しかし、それが陣形の恐ろしさ。四方で放たれた攻撃はぶつかり合うと相乗効果で勢いを増して、竜巻のように天高く伸びていってレオンメラを呑み込んだ。


「グルオオオオオオーッ!!」


 破片を巻き込んだ竜巻なので、物量による連撃がレオンメラの全身を切り刻み、飛び上がった四人が逆さまのレオンメラの四本足を聖剣で刺す事でクラッチして、ギューンと急降下。


「くらうがいいーっ! 我ら最大最強の奥義をーっ!!」

「くっ! こんなもの……ほどいてやるーっ!」

「ムダだーっ!」


 なすすべもないレオンメラは苦悶にあがこうとも解けない。


「アルティメットクロス・メテオストライクーッ!!!!」

 スガガガァン!!


 四人分の重量と自身の体重で、レオンメラは脳天から大地に叩きつけられた。

 たまらず「ゴバッ!」と吐血。

 竜巻による大ダメージに加えて、落下技による大ダメージで、いかなる何者も生き延びるは不可能。

 そんな恐ろしい合体技にヤリオは背筋が震えた。


「こ……これほどとは……、これではオレたちを門前払いしても仕方ない……」

「ええ。この目で見て思い知らされたわ……」


「ハーッハッハッハッハッハッハッハッ!」


 勝負が決まって【絶斗戰志(ゼットセンシ)】は揃って高笑い。

 レオンメラは血まみれで震えながら起き上がろうとするが、起き上がれない。


「た……確かに……恐るべき陣形だ……ぐふっ!」


 チャムヤは勝ちを確信して笑む。


「おまえは俺が思ってるほど強くなかったようだな。魔王、残りの四天王も、この俺たちでかたづけてやるぜ……」

「やった! おまえ終わり!」

「こ……殺された……みんなの恨みだ……!」

「レドリボさんの仇だ! この手で殺してやるーっ!」


 クンリは「一緒にとどめを刺すぞーっ!」とハンシテン、チャムヤ、オズッチに呼びかけて、共に聖剣を逆手にレオンメラへ飛びかかる。


「グルグルグル! だが……それはそれで……都合が良い……」

「「「「死ねーっ!!」」」」


 四人は容赦なく聖剣でグッサリと急所を刺し貫いて、血飛沫が噴き上がる。

 すると見計らったようにレオンメラは自身のライオンの頭と両肩の竜と蛇の頭が四人を噛む。


「死に損ないがああああ!!」

「離れない! 困った!」

「は、離せよーっ!!」

「離れろみんなっ! なにか仕掛けてくるぞーっ!」


 レオンメラはニヤ……と笑むと、閃光を発して大爆発してしまった。

 ヤリオとセレティーンは絶句。

 煙が上がる巨大なクレーターに四人の死体が横たわっていた……。


「なんてヤツだ……! 自爆しやがった……!」

「……みんな……死んでるわ!」


 これで四天王である猛襲魔獣レオンメラは、最強のギルドを全滅させた事になる。

 ヤリオとセレティーンは壮絶な戦いを目にして、驚愕しかなかった。

 恐るべし魔王四天王……。

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