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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

助けて、この下手な文の続きを教えて

作者: アイトラー

 これは、私が小学4年のいじめられた日のことです。いじめの内容はよくある、「〇〇菌いじめ」とかいうやつです。この時の自分は馬鹿で、馬鹿で、馬鹿で、誰かに相談すればよかったのに、誰にも相談せず。多分、友達がいなかったもので「一人ぼっち」になるのが怖かったんでしょう。

 小学4年の初め、私は小学3年まで隠キャというか陽キャというか、どちらとも言えないようなやつでした。友達と普通に遊び、普通に学び、まぁ先生に怒られて、という感じの生活で、「何も変わりなく過ぎていくんだろうなー」と思ってました。ただ私には「間欠性外斜視」と言うものを持っていました。簡単に言うと片目だけが無意識に外側を向いてしまうと言う、目に関するものです。それが小学4年の男子はからかって、私には気持ちはわかるませんが、楽しかったんでしょう。そうして最初は、

「よぉ〜wお前向いてる方向おかしくねw」

「お前、目どうなってんのw気持ち悪ww」

 なんて言う、やたら目に対して色々言われました。私は色々言われるたび

「生まれつき持っててw」

「治したいんだけどねーww」

 なんて、苦笑いでかいしてましたよ。それが気に入らないのか、いつ頃か

「〇〇菌だーww」

 なんて言われるようになり。それは段々と本格的にいじめられて行くようになり、自分も段々といじめられていると思うようになりました。

 小学4年の中旬、私は

 人の前に立ちたくない。

 誰とも関わりたくない。

 死にたい。

 なんて今こうやって思うと、明らかに鬱になっていました。

 次第に親とも話さなくなり、完全に隠キャを全うしてました。鬱になろうが、一方的ないじめ、いじめ、いじめ、いじめ、止まってくれませんでした。いじめられるたび、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、なんで思う無限ループで鬱は酷くなる。本当に辞めて、そういいたかった、言えなかった、一人になりたくないから、まだいじめだろうが一人になるのはいじめより嫌だ。

 小学4年の終盤になった特に変わりはない。

 ある日、ずっと窓を見て独り言を言ってた、

「ねぇ、なんで私がいじめられるの?なんで?ねぇ、なんで何もしてない私がいじめられるの?何?目に病気があるから?なんで?なんで?なんで?」

 ずっとずっと独り言を言ってる、なんかもう日常的にやり過ぎて無意識にやってた

「人生は不平等だ、生まれた時に全てが決まる」

 そう言っていじめられない日を待った。

 小学4年春休み、全てが切れた、なんか頭の中で何かが切れた。一本の糸というより、綱引きで使うみたいな綱が確かに切れた。

「どうせ死ぬんだったら全てを壊してから死にたい」

 ただ「死にたい」と言う思いより「全てを壊したい」と思った。死ぬくらいだったら殺してやる。そう思うたび、生きるのが楽しくなった。本当だ、本当に楽しく思った。毎日毎日飽きもせず

「どうやって復讐しよう」

 だなんて思った。もう生きるのはどうでもいい。



 小学5年の初め、4年よりいじめてきた奴らとクラスが離れ、ましになった。けどまだ、ましとだけでいじめはある。

 初めて人をムカついて殴った。

 この時以上に爽快なことはない。だって自分の人生全てをたった1発で変えるほどのものだったから。

「痛‼︎」

 そんな、ことをいじめてきた奴らが言ってきた。もう本気で生きる気はない、死にたくなったらゲームみたいに死ねばいいからw

 いじめてきたやつが、キレた。ただ自分は力が強かったもんで、全くもう怖くはなかった。「もう俺は無敵だ」そう思った。気に入らないものは暴力で解決する。話し合いなんで綺麗事が嫌いだ。

 小学5年春、あだ名がとうとう「暴君」になった、別にあだ名が変わっても関係ない。だって、辛かったら死ねばいいから。

 ある日道徳の授業で「話し合い」だとか「仲良く」だとか「命は重いとか」綺麗事をずらずら言ってきた。吐き気がした。そんなに無意味な、むしろ生きるのを辛くすることを言ってくる「大人」に

 気づけば、いじめる側になってた。そうして急に

「死にたい」

 と思った。ただ死ねなかった。勇気が出ない。もう死ぬ理由がわかんなかった。

「助けて」

 自分がわからない。いじめる側かいじめられる側かも、死ぬ意味も、生きる意味も「自分より辛いやつはいるのになんで、自分はこんななの?」ヤバい小学4年の頃に戻ってる。死ねばいいのに死ねない。

 ねぇ助けて、助けて、助けて、僕がなんなのか教えて、助けてよ。


 小学6年、死にたい。

 中学1年、死にたい

 中学2年、死にたい

 誰も助けてはくれやしない、歌にして、絵にして、文にして、けど相談はせずに。段々と壊れてく、今度は小さな糸が切れた。

将来どうしよう。もう中学3年。やりたい事がない、昔やりたかったことも思い出せない、誰にも理解されない、


 助けてはもう言わなかった。どうせ誰も助けないから


 誰か、この下手な、短い、不細工な、未完成の、死にたがりの文の終わりを教えて、書いて、知らせて。

お願い助けて。


 ではさようなら。死ぬ意味がないけど、生きる意味の方が見つけられないと思うから。


 

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